まつり

茶飲友達のまつりのレビュー・感想・評価

茶飲友達(2022年製作の映画)
4.0
万引き家族を彷彿とさせる、誰が悪いとかどうしていたら良かった、とか一概に言えない作品
後半の展開は少し似ていた

ラストシーンは好きだった

「居場所」はどんな形であれ、必要とする人がいるし、いた以上「悪」と一方的に言えないな、の気持ちになった
作中で「ルール」とそれに置いていかれる人、の話が出てきたけど、高齢者施設の個室で起こるハラスメントと、同意の上の性行為について考えてしまった
幾つになっても性欲がある人はいるし、他者を求める感情もあっていい、のに、福祉におさめられた高齢者は、性愛の自由を剥奪されて良いのだろうか??
個人的には答えはNoだけど、運用面の難しさへの答えが出しきれない

ティーガールズの明るさ、待機場所のあたたかい雰囲気がよかった
風俗の仕事はともかく、あんな居場所で明るく過ごせる老後がイメージできたら、と思う人は少なくないんじゃないか

妊娠した子を出したのは、望まれる新しい命と孤独な高齢者の退避のため?それとも生活保護の受けにくさとか制度の弱さを視聴者に見せるため?ちょっと読み取りきれなかった 不倫男はクソ
毒親とかも含め、ちょっと詰め込みすぎにも見えてしまって…うーーん でも悪くなかった

個人的には一番、パン屋さんになれてるといいな の気持ちが強い
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