とか26

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのとか26のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

🟨【良かったところ】
世界観の説明と
移動を同時にやってるの見事だった。
そのなかに横スクロールアクションとか
ドンキーレース(?)だったり、
マリオカート要素まで隙間なく入れてて、
マリオぜんぜん詳しくないけど
映像化の理想形だなーって感心が止まらなかった。

コメディシーンの緩急は
コテコテだから先読みできちゃうんだけど、
ぜんぶ成功してたと思う。作りが上手い。
「ピーチ ピーチ ピーチピチピーチ♪」みたいな
洋画のコメディみたいなノリを持ってくる
懐のデカさまであるの、素晴らしい。

映像化するために
作品の形を削って行くんじゃなくて、
いろんな形をした
原作というジグソーパズルだけを使って
隙間なくひとつの作品を組み立てるっていう
今作の映像化に対しての素晴らしい考え方は
世界中でお手本にしてほしいと思った。
原作のネタが分からなくても
そのネタの存在に違和感を感じないように、
ちゃんと必要性か面白みを作ってたのもすごい。

いろいろと意識した結果.生まれたであろう
ピーチのイケメン化が大成功してたのも
拍手喝采歓喜の舞。時代を意識しただけで
面白みに繋げれてないディズニー上層部の
実家という実家にDVDとBlu-ray送りつけたい。
キノピオとバイク乗って帰ってくるところ、
バイクで帰ってくる姿キノコ王国代表になれる。

現実世界に戻ってきちゃう終盤の展開は、
かなり予想外で面白かった。
制作がミニオンチームだけあって
街中でバトルして終わる作りが抜群に上手かった。

自作の【ミニオンズ】シリーズなんかよりも
よっぽど細かいとこまで作り込んで
面白く仕上げてきてるあたり、
イルミネーション、素晴らしい仕事ぶりだった。
こんな極上のクオリティで
日本原作のアニメーション作品が観れたの、
かなり楽しい体験だった。


🟥【気になったところ】
ファンに向けた小ネタだったり
世界観を見せるパートを用意してることで、
はやくルイージ助けに行かな問題には
確実に引っかかってた。
ピーチが男前化してるんだから
マリオなんか置いて先に行ったほうが
今回のピーチの性格には合ってるし、
早くピーチを追わなきゃいけないから
急いで努力しなきゃ!ってマリオが考えて
急いで特訓するって構成の方が理想的。
特訓の結果だけはあえて見せずに、
ひとりで行ってしまったピーチの危機を
特訓で強くなったマリオが助けに来る
みたいな見せ方の方がテンポは良かったかも。
変なヤツだと思ってたマリオと
めっちゃ仲良くなるっていう関係性も描けるし。
とはいえずっと映像が可愛いから
何もかも許せる〜。

ありがとうございました。
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