このレビューはネタバレを含みます
「今だけ・自分だけ」のために利権と経済を優先した保守政党の自然破壊によって起こる、避けることの出来ない人類絶滅を描いた作品で、クリスマスの幸福感と泣き叫んでも逃げられない「死」とのコントラストで、感情がぐちゃぐちゃにされて最高だった。
ただ大人たちのバカバカしい暴露合戦のシーンとか(これは後半の絶望のフリになってるからいいとして)、クライマックスにちょくちょく入れてくる笑いが鬱陶しいのとか、ラストシーンでピルを飲んでないローマン・グリフィン・デイビスが目覚めるのは自然破壊に警鐘を鳴らすメッセージ性が薄れるから嫌だった。
2024-30/字幕