御朱印帳

ゴッドファーザーPART IIIの御朱印帳のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
3.6
一気にゴッドファーザーシリーズを久しぶり見て最終回。
いくつかのシーンは覚えていたが、9割5分初めて見る映画。

ニューヨークでマイケルがローマ法王の叙勲を受ける場面、ネバダの住居は廃墟となつている場面から始まる。1978年なので、世界貿易センターのツインタワーがある。

バチカンでの事件、ローマ法皇の死など実際にあつた事件を散りばめて、再びリトルイタリーや美しいシチリアの風景を交えた描く。

マイケルはカジノ事業からも身を引いて、裏社会とは一線を画そうとするが、周りがそれを許さない。マイケルが兄を殺したことは息子には知られてしまうが、姉は知らずにいる。ある意味気の毒な運命。

これまでの悪行を懺悔し、ドンの座を甥のビンセントに譲り、息子は自分とは違う歌手の道を歩みシチリアでオペラの凱旋公演、元妻とも和解し、人生の絶頂を一見迎えたかに見えたが、その直後、マイケルは最愛の人を亡くし、絶叫して悲しみ、そしてシチリア島で孤独にこの世を去る。因果応報というひとことで片付けてしまうか。

前に見た時は人生の機微が分からず眠かったが、書き留めておきたい様々な名言もあり、老いて死にゆくマフィアのボスの運命を描くPARTⅢも名作と感じる。

「おまえの身を守るためなら、地獄で焼かれてもかまわない」
「敵を憎むな。判断が鈍る」
「金融は銃だ。政治とは引き金を引くタイミングを知ることだ」
「高みに登れば澄んだ世界があると思ったが、高みにのぼればのぼるほど、陰謀家たちがそこにいる」
「わかって欲しい。考えていたのとはまったく違う運命を送って来たんだ」

アサシンに出演する前のブリジットフォンダもいるのは新発見、ロバートデユバルが出演しなかったのは残念。wiki情報によれば、アメリカの俳優は結構ギャラでもめて出演しないということが多いみたい。確かに出演料や年俸はその人の価値だから。

(名言集)
https://www.eiga-square.jp/title/the_godfather_part3/quotes
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