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ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.3
銀河戦士、ボージャックとその一味。

舞台は本編がセル戦を終えた数ヶ月後ぐらいの設定らしい。

つまり、悟空は死んでる。頭に輪っかをつけて界王様のところにいる。
ベジータは悟空が死に、セル戦が終わり、戦意喪失、生きる希望もなく途方に暮れてる。

となると、そう、この物語の主人公は、悟飯。
あのセルとの壮絶な戦いで、悟空をも上回る力を発揮したあの悟飯が地球を守る。

その相手、ボージャック。銀河戦士。
界王様が突如危険を察知し、地球がアイツに狙われてる!みたいになり、ワナワナ。

なんだけど、このボージャック、出所がいまだにいまいちよくわからない。かつて、銀河を荒らし回った宇宙海賊みたいな一味?かな。

地球で久し振りに開催された天下一武道会。
そこにこぞって参戦するお馴染みメンバー。
「悟空もベジータもいないから、俺が優勝できるんじゃない?」と浮かれるクリリン。

ヤムチャや天津飯もこぞって参戦し、青年トランクスもいる。
地球のお馴染みメンバーでほのぼのと天下一を争うのかと思いきや!

最後に残った4人は、散り散りになり、それぞれが待ち構える「ミスターサタンの弟子達に勝って一番早く戻ってきたら天下一」のはずが、その弟子がなぜかボージャック一味の連中にすり替わってる。

それまでのほのぼの天下一武道会が一気に暗澹として絶望的な強さの一味にめちゃくちゃにされる。

当然最後まで残れたクリリンでは歯が立たない、、、クリリンのいつものお約束が炸裂。

そこから地球のフロント最強コンビの悟飯と青年トランクスが一味を相手するものの多勢に無勢。

そこからがこの作品の見どころ。
そう、ベジータ。
あれだけ戦意を失い、生きる目的を失い、もう戦うことを諦めたベジータが立ち上がる。

案の定、ベジータもメチャクチャにされるが、ベジータもこの地球のために外敵と戦うために一肌脱ぐ。

セル戦を終えて一皮剥けた悟飯の強さも魅力的だが、このプライドの塊、孤高のベジータの気迫がカッコいい。

悟空がいなくても成り立たせられることを証明した作品。

でも、ボージャックが結局誰なのか、それはよくわからない。
今までの劇場版の敵からすると珍しく本編にほとんど関与しない独立キャラとのエピソード。
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