Kota

オッペンハイマーのKotaのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

“そして今、私は死となった。”

第90回アカデミー作品賞ノミネート7/10。そして受賞。日本ではもちろん公開は簡単ではなく、何度も配給会社が変わり、なんとか本国から一年近く遅れての公開。でもこれってクリストファー・ノーラン監督ではなくて、アカデミー賞にも絡むような作品でなかったとしたら、日本公開されていたのかな?

トルーマン大統領の「あの泣き虫小僧を二度と私に会わせるな」ってセリフも、京都に新婚旅行で行ったからターゲットを外されたことも、キティがテラーを生涯拒んだことも、核爆弾が完成直後に使用された事も、全て事実に基づいていて、当時のことも自分は何も知らないけれど、確かに何も知らない人が手放しに作品を評価していいものではないかなと。別にこの映画がニュートラルに史実を語っているのはわかるけども、内容について是非を言うのはやめます。

映画としてはさすがノーラン節が効いていて、一見会話劇の退屈なシーンも音楽や役者の演技力と、時系列の操作で至極の映画体験に。ただ、彼の他作品と比べると長尺があっという間、というほどではなかったかな、ジャンルのせいもあるだろうけど。脇役キャラがいちいち主役級の人達だったのは、みんな監督の映画に出たいんだろうなーって(笑)
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