RuiAuden

オッペンハイマーのRuiAudenのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5
アカデミー賞においてクリストファー・ノーランがジェームズ・ウッズ (イスラエルのガザにおける殺戮行為を擁護するような発言etc.言動で度々物議を醸している俳優であり本作のプロデューサーの1人)に賛辞を送ったこと、そして同じくアカデミー賞におけるロバート・ダウニー・Jr.の例のレイシズムしぐさなど、場外での諸々のノイズにモヤモヤしながらも劇場へ足を運んだ。作品にミソをつける形になってしまった(人によっては気にも留めないだろうが、個人的にはそういったことが問題の矮小化に繋がっていると思う)のは単純に残念だ。さて、映画だが、相変わらず「やかましい(劇伴が鳴りっぱなし)」ノーラン作品。途中、その情報量と音響の「やかましさ」に逆に眠気を誘われてしまった。本作はある映画評論家から「何度も観ないと理解できない」映画であるということを言われているが、果たしてそれって「良い映画」なのだろうか?「時間と体力には逆らえない」というあたりまえのことを忘れてはならない。
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