オッペンハイマーのみーのネタバレレビュー・内容・結末

最初の方は時系列バラバラだし、カラーと白黒の違いも謎だし、何故聴取されてるのかも分からず退屈だったけれど、トリニティ実験以降が良かった。あのドキドキ感と成功した時の光と無音はまるで自分も実験に参加しているようだった。その後のアメリカ人たちの高揚とした歓声には日本人としてはモヤモヤしてしまったけれど。

映画全体で印象に残ったのは音。最初からずっと流れていたドンドンという音が、原爆投下の成功を祝う足音だとわかった時はゾワリとした。あと全体的に音圧が凄かった。

正直上映時間が長すぎるので、2時間でまとめてくれたらもっと良作なのにな…と思う。ノーラン映画特有の時系列ズラしもわかりづらいし、この人誰だっけ？なことも多く、伝記映画として前提知識なしでもわかりやすく作って欲しかった。