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オッペンハイマーのtatsunaoのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

Amazon prime で鑑賞。

正直難しい😓映画でした。

第二次世界大戦中ナチスドイツに負けないようにと、アメリカ🇺🇸政府は原子力爆弾を開発。オッペンハイマーがその第一人者に。

爆弾💣は中性子が核分裂する際に出る強力なエネルギーが元となる。(表現は正確では無いかもしれません)

中性子の核分裂は、また次の分裂を引き起こし連鎖することによって巨大なエネルギーに変わる。

この核分裂の連鎖が、終わることなく連鎖し尽くすことによって地球🌏が破滅するのではないかと言う疑念が実験前に脳裏を霞む。

ロスアラモスという広大な敷地に、核実験場を建設し、そこで核実験を行う。

幸い核実験は成功を収めるが、一瞬で全てを焼き尽くす爆弾を作った事が、科学者として本当に正しかったか否か、オッペンハイマーは苦しむ事になる。原子爆弾の開発は水素爆弾への開発と激化を生み、それがソ連への核開発とこれまた連鎖的な兵器の強化を生み出す。

作られた兵器が使われないという保証はない。しかしそれに屈して戦わないという事も違う。

広島や長崎の住民は原子爆弾の投下によって、多数の死者や火傷を負った人が生み出された。縞模様の服を着ていた人は縞模様に火傷した。ラジウムと言う放射線の影響で多くの人が原爆投下後、数日以内に死亡した。

世界🌎の誰がどんな技術を掴むのか。昔はアインシュタインを始めとした天才科学者🧑‍🔬や数学者が計算をして、数々の発明や理論を組み立てて来た。

しかし、これからはAIの時代。人間の何倍もの早さで、躊躇や葛藤なく正確に計算し答えを導き出す。恐ろしい時代がやってくる。

戦争とは何なのか、戦後80年の節目に、今一度振り返る時期に来ている。唯一の被爆国である日本の役割も重要だ。
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