このレビューはネタバレを含みます
いやいや。すごく良かった。
ミザリー、エスターに継ぐ。恐ろしい女。
この映画は、私の中にかなり強い印象を残していきました。
優しさと愚かさは紙一重なんだと。
性善説だけで、綺麗事だけで世界は回らないのだと。
こういう映画で、「エスターのもうひとつのエンディング」みたいに、一番彼女らしい(リアルな)終わり方を想像するのが好きです。
きっとミナはとっくに殺されていて、彼もあそこで殺されて終わりなんだろうな、と思った。その後彼の自宅が映る。ミナの死体が丁寧に届けてある。留守電から聞こえるあの女の声。「あんたも結局一緒なのよ」とかなんとか。
とか。思ってたけどそうじゃなかった。
でもその先のシーンにまた伝えたいメッセージが見えたし、全体で見ても私は嫌いじゃなかった。(ミナを生かしておいた理由は謎だけど)彼女との取っ組み合いも、ある意味リアルだった。彼女の死に方も。ある意味、すごく彼女らしい。嫌だと言ってる彼にわざと。……
とても見応えがあったし、演出もリアルで良かった。
求めていた、じめじめした良質なホラーに出会えて本当に良かった。
追記:最後の取っ組み合いが蛇足だと言ってる人がいますが、それでは彼の鬱陶しいまでの正義感の理由がハッキリしないし、彼女が彼にああ言って詰め寄るシーンを入れることで、彼のような生ぬるい人間へのアンチテーゼになっていると思うのです。
ミザリーのような怖さを受け入れられない人は、「リアル<演出的怖さ」しか知らない人達なのかなと思いました。視野を広げて欲しい。あれは単なるスプラッターではありません。。
追記:待ってwwwwwwwwwwwチョンチョンだったのwwwwwwwwwww待ってwwwwwwwwwwwチョンチョンwwwwwwwwwww彼は天才だ