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イニシェリン島の精霊のmeiのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
5.0
めちゃめちゃ良かった!小さな島で起きる重厚なストーリー、展開が全然読めず一つずつ進んでいくって感じなのに目が離せなかったのは、やっぱりそれだけ脚本が良いんだと思う、あと風景が綺麗なのと、演技。やっぱりバリーコーガンはいい味出す脇役なのに、いるだけで映画全体が全然違う良いなあ、、主演2人も良かった。
ストーリーは本当にいい意味でなんとも言えないし、すぐにこうでああでって消化できないからこそ深い後味が残る。。なんていうんだろう、難しい。しばらく考える
あとドンキーかわいい飼いたい🥹🥹🥹
追記
ガーディアンのレビューを読んだら、一つ理解したこと:対岸のメインランドで起きている紛争が度々取り上げられていたのは、ドミニクも呟いていたように争いや揉め事が人を"成長"させるということを示唆するから。政治や経済の中心から離れた小さな島には、市民的な反発や大きな争いが起こりにくくて、そういう"成長"の機会がなかったパドリックはただの"心のいい人"になった。もちろんいい人であることに何の問題も無いんだけど、コルムのように違う価値観を持つ人もいた。いい人であるだけでなくて、何者かになりたい。だから紛争のスケールからはかけ離れているけど、長年の友人との対峙によって、パドリックはただのいい人からのある"成長"を遂げたけど、その成長は果たしていい成長なのか、その疑問を代表するようなドミニクの眼差しが印象的だった
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