このレビューはネタバレを含みます
非常に考えさせられる作品。
パードリックとコルムだと、僕はどちらかといえばパードリック側に共感。
いい人であろうとすることが、ひょっとしたら相手を退屈させているかもしれない。
ただ、コルムの心情もめちゃくちゃわかる。
自分の周りには、自分が一緒にいて学びになる人ばかりがいてくれるし、それは偶然ではなく、なんとなく、自分で関わる人間を選んできたとも言える。(指は切らないですけどね笑笑)
自分の指を切ってまでパードリックとの関係を断ち切ろうとするコルムは、作曲に没頭したいという気持ちと、作曲に向き合わなければならない無意識的に自分にかけてしまった呪縛から解き放たれたいという二面性を持ち合わせているという理解で腹落ちしてます。
ドミニクのことも、なんかこんな感じの人いるなーと思いつつ、一緒に遊んだりする人ではないなーみたいなこと考えながらみていくと、パードリックとも一緒に居ないような気もするし、コルムみたいな人に気に入られてちょっとした優越感に浸りたかったりもするし、自分のずる賢さやしたたかさ、人間の黒い部分が露呈してきて、ちょっとこれ以上レビュー書くとなんかめっちゃ性格悪い人みたいになってしまいそうで怖いのでこの辺にしておきます。(み、みんなもそうだよね。。。?笑笑)