このレビューはネタバレを含みます
かっこいーーーーーかった。
一般的に漫画原作って、音声つくと「思ってたんと違った」みたいな、感想が生まれると思うんですが、これについては音楽という情報が新たに加わっているので、なんかめちゃくちゃいいものになってるんじゃないかなと思いました。私は原作を知らないですが。
しかしジャズ、上手い下手や良い悪いがわからない人も見るわけで、
そんな中でも、作画によって「ここはめちゃくちゃ荒削りな強気の音が出てるんだろうな」「めちゃくちゃ成長して技術が伴っているんだろうな」という展開がわかりやすい内容。すごい。しかも場が持っていかれる雰囲気までも絵で再現してしまうとは。かっこよかったなあ。
技術面的な話が続きますが、あのぬるっとした動きはきっとモーションキャプチャですよね。あれ、もっとうまいことなじめるようになったら、アニメってもっと幅が広がっていくんだろうな、の過程を見た気がします。しかしこの難しい音楽の題材を、技術取り入れ再現しようとする感じ、めちゃくちゃよかったなぁ。もうちょい頑張ってほしい今後。
ゆきちゃんの事故は、あれなんか危ないなーとは思ってましたよ。指が大切な音楽家なのに、道路整備のバイトやってるところとか、途中途中結構でかい車が隣通ってて危なかったし。ジャズ題材の映画、怪我して困難がち。あれは辛い。
映画『セッション』では怪我も何のそのみたいな狂気がまた面白かったですね笑笑 また見たいな 今回は狂気ってよりは、なんか脚本のこじつけ感が少しありましたかね…
漫画ではどんな感じなんだろう？映画用に脚本が練られているはずで、実際まああっさりではあった（仕方ないことはわかる）し、ミュンヘン編もあるならぜひ見てみたいな。
