エージェント竹

BLUE GIANTのエージェント竹のネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観ればよかったァ!!自宅で観てもこんだけ震えて感動したんやから、映画館で観てたらたまらんかったやろな。

世界一のサックスジャズプレイヤーになることを目指す主人公と、その主人公の実力と本気度に惚れてバンドを組むことにした同い年ピアニストと地元の友達。
10代の頃にこんなに夢中で本気になれるものや仲間と出会えたことって奇跡やと思うし、それを続けられる努力に感動した。冒頭の雪降る仙台の河川敷で唇が切れながらもサックスを吹き続ける、まさに文字通り「血の滲む努力」がすごく伝わってきた。玉田の留年理由を親に電話で伝えるシーンも、絶対それでよかったよなと自信持って言える、そんなものに出会いたかったなあ。なんか友達とダラダラ遊んで過ごして、それはそれで楽しかったけどこういう人生も送ってみたかったかもしれん。

憧れのソーブルー出演が決まったことをアキコさんに伝えるシーンと、2人でユキノリの分も全身全霊で演奏するシーン、んでラストの片手ユキノリ含めた最後のJASSのライブ感動した。

もし自分に子供ができてこのくらい夢中になれるものに出会えたとしたら全力で応援したい。