舐めてた映画が
思ったよりグッときて
結局、泣いた！
とりあえず、正月だし
何でもいいから
映画観るぞ！
…って適当なテンションで
選んだ1本でした。
予告編観たところでは
全く興味なかったんよね。
もう、これ
予告だけで全部
やってもうてるやんかと
思っておりました。
そんなに面白くないんだろうが
まあ、俳優陣も豪華だし、
それだけでもいいかな。
…なんて、
ちょっと舐めて観てたら
前半は本当にその通り
面白くなかった。
でも
終盤から一気に僕のツボを
押しまくってきたもんで
結局泣きました………
そんでエンドロールで知ったけど
監督が瀬々敬久だった。
結構好きな監督なんです。
この人…
こんなヒューマンドラマも
撮るんやったな…
しかも、原作は
実話ベースの小説なんですよね。
…いや、観て良かった！
あの時の気まぐれがなかったら
絶対観てなかったもん！これ！
自分の気まぐれと
チョイスを褒めてあげたいです！
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして、ここからはネタバレです。
個人的な偏愛によるこの映画の
最高ポイントを叫びます。
この映画を未見の方はご注意を
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
クローーーーーーーーーーーッッッッ！
！！！！！！！！！！！！！！！！！！
！！！！！！！！！！！！！！！！！！
まさかのワンコ映画でした。
犬のクロが出てきて
かわいいなあ、と思っていたら
ラストのあの展開ですよ。
最高です。
そりゃ泣きますよね。
抑留者達との絆を育むクロ。
幡男の最後を看取るクロ。
氷海の… 氷海の…
「僕も連れて行って！」なクロ！
犬が頑張ったり、
かわいかったり
ピンチを乗り越えたり
人間と絆ったりする映画には
オートで泣く設定に
なってるんです。僕は。
だから泣く！
泣くって！
泣いたもん！
…しかもこのクロ！
実在したんですって！
創作ではないらしいんですよ！
しかも！
あの氷海の
「僕も連れて行って！」の
エピソードが！
まさかの！！！！
実話！！！！！！！！！！！
クロ、氷海から
船に引き上げられて
皆と一緒に
日本に帰ったらしいよ！！！
まじか！！！！
そんなこと、まじか！！！
やっぱりワンコ最高！！！
クロ最高！！！
うわああああああああんんん！！！
…………
……………
………………
…………………
……………………
…少し取り乱しましたが
他に良かったところは
遺書映画だったところです。
4分割した幡男の遺書を
奪われないように
必死に記憶して
口伝えで遺族に伝えるシーン。
それぞれの言葉が
それぞれを伝える仲間達の
それぞれ境遇と重なって
まるで生き残った者達も
今はもういない、
大切な誰かに
幡男の言葉を通して
想いを伝えるかのような形に…
あのシーンも
とても好きでしたね。
ジーンとくるよね。
クロ以外でも
そこはグッときたので
やっぱり予告編であきらめずに
観て良かったなあ。
なかなかに好きな1本になりました。
けど、最高ポイントは
どこまでいっても
クロですね。
そこは譲らん。
クロ良いよクロ。
ああ、クロ。
動物好きな方
特に犬好きな方には
絶対お薦めの映画です！
2023-1
