さいらー

地球外少年少女 前編「地球外からの使者」のさいらーのレビュー・感想・評価

4.5
「電脳コイル」の磯光雄監督15年ぶりの新作!
子供でも宇宙に行けるようになった時代、宇宙ステーションで起きた事故により遭難した少年少女のサバイバルを通して、AIと人類による未来への歩みが描かれる。
前編と後編の雰囲気が違って楽しい。


前編では宇宙ステーションでの遭難から始まり、この世界の理屈における科学的知識を持って奮闘する子供たち。
わりと絶望的な状況だが、宇宙で生まれ宇宙で育った兄妹、SNS時代のライブ配信者の女の子やその弟でありギークな少年、ワケあり風な美少年、そして個性的なAIたちと個々のキャラクターが強く、画面の雰囲気は基本的に明るい。

最近のアニメではあまり見なくなった軽快なSFで、後編への引きもばっちり。