このレビューはネタバレを含みます
連続児童誘拐犯に捕まってしまう男の子の話。妹には予知夢のようなものを見る能力があり、母親が上位互換の能力を持っていたらしく、他人に色んな相談事などをされた結果、心を病んで自殺してしまったらしい。父親はそれを気にかけ、妹が予知夢を見たと言うとめちゃくちゃシバいて怒る。最初はただの酒カスヒステリック暴力親父だと思ってけど、中盤で母親のようにさせたくないという本心がわかり、ちょっと共感。本当は優しいやつだったんだな。にしてもやりすぎだからもうちょいお酒控えて落ち着いてくれ。良いパパなんだから兎にも角にも自称マジシャンの犯人に拐われてしまったいじめられっ子の主人公は部屋の中にある黒電話で、今までに拐われて殺された男の子達の霊との会話を通してどうにか部屋から脱出しようとする。今まで拐われた男の子達がチャレンジした方法や隠したヒント、部屋にあるものなどの使い方を電話で教わりながら何度も脱出を試みる主人公に思わずハラハラドキドキしてしまう。少しずつ試行錯誤して少しずつヒントを貰って話が繋がっていく感じは脱出ゲームに似ていて私はとても楽しめた。会話の内容が最後に繋がって言葉でもカウンターを喰らわせる所はスカッとしたしそういう手法もあるのか！と感激した。私はこの映画がとても好きだ。
