ム

デューン 砂の惑星PART2のムのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.6
2024-14(10)
想像を絶する凄まじい完成度だった。
Part1がDUNEという惑星の世界観を作り上げるための作品だとすれば、Part2である今作はその惑星の激動を描いたものだった。
前作に引き続き圧倒的なスペクタクルが生み出す視覚効果は惑星DUNEにおける歴史が変わる瞬間を空から見下ろしている感覚にさせ、ポールの成長や各勢力の思惑や動向、圧巻の戦闘シーンも含めて今作は「観賞」ではなく「目撃」に近いかもしれない。これこそが映画体験なんだと思わずにはいられなかった。
今作最大の山場である革命戦争のシーンは間違いなく映画史に残るものだと思う。しかもストーリー上の人物相関や状況説明は丁寧かつ明快なため、置いてけぼりにされるどころか続編の更なる超大作化を予感させてくれる。
今作は何がなんでも絶対に映画館で観てほしい。

あとフローレンスピューの表情の演技がうますぎる。一つ一つのシーンが印象深くて、間違いなくこのDUNE Part2を傑作たらしめる要素の一つになっていると思う。大好き。
ム