ム

ボーはおそれているのムのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.9
2024-12(8)
とにかく多種多様な不気味と、常に何かが起こりそうな緊張感に加え、オデッセイスリラーと銘打ってるだけあって起承転結の転が多く、セットの作り込みも相当なので舞台一つ一つの世界観が楽しめる。びっくり音はないしグロも少ないので、驚かすのではなく怖がらせることに軸をおいたアドベンチャー要素の強いホラー映画だった。

一応母と子の認識と関係の歪みの話、なはずだが別に気にしなくてもいい。それくらいにはストーリーが滅茶苦茶で、意味がわからなくても怖い話のそのまた断片を3時間ぶっ通しで観ている気分だった。
ただそれでも終わってみると2時間じゃ物足りなかっただろうなと思えるくらいには好みの作品。面白かった。
ム