おはぎのえいが

デューン 砂の惑星PART2のおはぎのえいがのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.9
先行上映にて『DUNE PART TWO』IMAXで鑑賞してきました。

感想としては結論から言うと、映像・音楽・構成・内容と全てが完璧と。どこをとっても美しい。
SF映画でここまでの胸熱さはSW以来。

物語序盤にハルコンネン家の兵がフレメン狩りに出ているとき、サンドワームが近づいてくるのに対して、崖へ浮遊しながら回避するあのカッコ良さにもう釘付け。
サーダカーもそうだが、船や崖から降りてくる時のあの浮遊感が堪らない。

前作に続き、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督率いる。彼の作品全体のコンセプト、生と死が今回も徐に描かれている。生の要素は次作でも特にフォーカスされることになりそう。。

映像美も前作に続き、とんでもないクオリティ。陰影の強調、モンタージュ的要素、エスタブリッシュショットなど手厚くテクニカルな技術が美しさを引き出していた。

キャストも豪華で特に新キャラクターのオースティンバトラー演じるフェイドラウサは脳裏に焼き付けられる。
エルヴィス演じた彼とは全く別の人物で、ハルコンネン家のエッセンスが詰まりまくった演技は容易ではないはずなのに、しっかりと恐怖を感じることができた。
ちなみにあのビジュアルに仕上げるにはメイクに3時間くらいかかるらしい。残忍な環境化で育った彼ならではのキャラクターが凄い特徴的で良かった。

後は新加入のレアセドゥやフローレンスピューなど個人的に好きな女優の参入で嬉しい。
どちらも3作目があれば、重要キャラですな。

強いて言えば、ダンカン役のジェイソンモモアがDUNE内でもう観れない?のが残念すぎる…

今作は展開がかなり熱く次作へ拍車をかける内容となった。

本来であれば満点の評価を付けたいが次作に期待を込めて。