おはぎのえいが

キング・オブ・コメディのおはぎのえいがのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.3
スコセッシ監督と名優デニーロの共演。
もう10作弱、共演してるんですね…

とにかく面白かった。
誰もが良い方向に妄想を抱いたことがあると思うが、パプキンは極度の妄想癖と言ってもいいくらいに想いが強い。
作中、現実なのか妄想なのか混在する場面も多くあったが、基本妄想だろうなと自己解決出来るのだが、圧巻なのはラストだ。
その両面性を持したまま、幕が閉じる。
こちらの解釈によってこの映画の締めくくりが変わる。スコセッシ監督もそこには触れていないのだとか…

"どん底で終わるより一夜の王でありたい"
は、何かと自分の中で心に残る言葉だった。

構成も良くて、見飽きせず、ただただ画面に没頭した100分そこらだった。

この作品にインスピレーションを受けたというホアキンフェニックス演じるジョーカーも納得。