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デューン 砂の惑星PART2のブタブタのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.5
ホドロフスキー版『DUNE』はメビウスの絵コンテによるとスパイス輸送船を宇宙海賊が襲撃するといういきなり宇宙でのアクションシーンから始まるってSWエピソード4と同じく説明とか全部端折って思い切り「途中」から始まる。
リンチ版もナレーションや皇帝とギルド・ナビゲーターの謁見、陰謀の画策で世界観の説明とかも大分端折ってる。
今回のヴィルヌーヴ版は本当に丁寧に原作小説を出来うる限り映像化しててだから六時間近く掛かったのかと。
そのせいで前編は全く面白くなくてよくこの構成で映画化したもんだと感心仕切り。
そしてキャラクターの描き方もちゃんと現代的アップデートしてる。
特にゼンデイヤさんのチャニはポールの事は好きだけどフレメンとしての自分のスタンスは完全に別。
予言とか別に信じてないけど帝国、ハルコネンに対抗する為にはポールを利用しようってしたたかな女性であり完全にポールと同じ視点で隣に立つ戦士になってる。
あとは⚠︎ネタバレ注意⚠︎で。
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ギルド・ナビゲーター出て来ず‼️‼️‼️‼️
一番の楽しみだったんですけど。
リンチ版のイレイザーヘッドの赤ん坊がそのまま育ったみたいなグロテスクさと強烈なあのデザインを超える物は矢張り不可能かも知れない。
其れから吹き替え版なのでIMAXじゃなかった。
超面白かったら次はIMAXで見ればいいやと思ってたけど1回でいいかな…
それと吹き替え、アニャテイラージョイさん演じる隠し玉?アリアの吹き替えが出番あれだけなのに花澤香菜さんとは豪華✨️
皇帝親衛隊サルダウカーに関しては幻のホドロフスキー版ではメビウスのデザインによる複数のバージョンがあって可也力入ってたのにリンチ版の潜水服みたいなのとか今回も単なる宇宙服みたいなデザインで特別感がないのが残念。
其れから《さーだかー》じゃなくて《サルダウカー》だから😡‼️
フランク・ハーバートによる歴史的大傑作SF小説『DUNE』は全6部作。
しかし完結編の前にフランク・ハーバートは死去し息子で既に小説家デビューしてたブライアン・ハーバートがフランクが残したプロットを元に完結編を書いた。
何か『ベルセルク』も今そんな感じになってますが。
ハヤカワから小説『DUNE』六部作とブライアンの『DUNE前史』は翻訳で出てるのですが肝心の完結編は未訳。
今回の映画化もあり『DUNE』新訳版の刊行が始まって続編『砂漠の救世主』『砂丘の子供たち』が出た。
このペースなら残る3作と完結編・初訳も期待出来る。
それから『DUNEパート2』ですが思い切り続くで終わってるのであのラストをもうちょっと何とかして欲しかったな~と。
で、見たかったナビゲーターも登場する僕の考えた『DUNEパート2』のラスト🪐
チャニがポールの浮気?に怒って去り、諸侯連合艦隊との戦い、ジェシカ云う処の《聖戦》が始まるわけですが、其れを超空間で見ているスペースギルドのナビゲーター達。
例によって悪巧みしてて原作の続編ではポールの親友にして剣師(メンター)である殺されたダンカン・アイダホがゴーラ(クローン人間、レプリカントみたいな物)で再生されてポールの元に送られるんですよね。
なのでラストで蘇ったダンカンがババー('ω')ーン!!と登場して『DUNE part three』に続くとかやって欲しかった。
其れから個人的好み何ですけどダンカン・アイダホはジェイソン・モモアじゃないよな~。
ブランドン・リーの伝説的傑作『クロウ飛翔伝説』のリメイクでジェイソン・モモア主演てニュース聞きた時も『クロウ』はジェイソン・モモアじゃないよな~と思った。
結局ジェイソン・モモアは降板しビル・スカルスガルドで完成✨️で予告編も来ましたが正にクロウはビル・スカルスガルドがイメージピッタリ🐦‍⬛∗*゚
で、DUNEのダンカン・アイダホもそう思うとビル・スカルスガルドがイメージピッタリなのにと思ったのでした🪐
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