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デューン 砂の惑星PART2のひでGのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.4
どう書けば良いのだろう。
映画館が完全にD une(砂の惑星)になっていた。宇宙旅行に行ってきたような、観たもの聴いたものに圧倒され続けたあの時間をどう言葉にすればよいのか分からない。

自分もパート1を自宅配信で観たので、説得力はないが、これは絶対ぜったいに大きなスクリーンで観ないと意味がないです。これが話題にならないでひっそりと終わってしまったとしたら、、、、、悲し過ぎます。
キングダム」や「ゴジラ-0.1」に感動した人たちにぜひ体感して欲しい。
このあまりにも壮大であまりにも美しい映像を!

僕は正直、今までSF映画に入り込めないことがあった。「2001年〜」は別格として、「ET」や「未知との遭遇」は好きだけど、ファンタジーとして観てたし、
そう「スターウォーズ」シリーズにもあまり心底持っていかれたことはなかった。(今日初めてそのことを自覚した。)
もちろん、「スターウォーズ」の世界観と本作のそれとは全く違う物だから比べること自体意味ないんだと思う。(「スターウォーズ」はファンタジー要素が強いんだな。人間以外のキャラは楽しいけれど、なんかファンタジーとして観ちゃってたな、、)

この作品、確かになが〜い固有名詞が飛び交い、一見難解に思われがちだ。
僕もそのことで敬遠していたんだけど、意外に話の大きな流れは比較的入りやすい。僕が一番分かり易いなと思ったところは、科学的な説明が分かりやすい?と言うか、説明のための説明がないところ。
そう、とりあえず行ってみて体験してごらんなさい、っていうスペースツアーみたいな感覚がとても相性が良い!

前作のラスト、アトレイデス当主である父を亡くしたポールとポールの母ジェシカが砂漠に取り残されているから始まる今作は、冒頭からもう砂、砂、砂、カメラが遠景になる度に、その大きさと人の小ささが嫌と言うほど目に刻まれる。カメラはさらに上下に動く人物の動きも捉え、美しさこの上ない。

この序盤からもう十分惹きつけられるのだが、ポールがフレメンたちから信頼を勝ち取る砂嵐の場面も、まあ〰️みごと〜!
若きプリンスが信頼されていく過程って、意外と描き切るの難しくて、画面上の人たちと観客にタイムラグが生まれがちだが、スティルガーやチャニたちと同時に僕もあの後、ポールに平伏したよ!

お話的にも母親とポールの目論見が違っていてのも面白いかったし、ラストはチャニと、、嗚呼!

最終盤が怒涛の展開で、こんなに一気に物事が進んじゃもったいない、もっと引っ張って、、もっと観ていたいよ、って(ちょっとマゾヒズム的になってる自分が怖かった😅)

いつにも増してとっ散らかったレビューですが、興奮してる〜気持ちは伝わりましたか?

とにかく、劇場に行こう!僕も今度はIMAXでもう一度観ます!
もっと話題にして欲しい!凄いものが評価される社会に!
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