このレビューはネタバレを含みます
前作未鑑賞です。
イメージより難解なストーリーではなく、3時間弱の長尺でもだれることなかったです。「次どうなるんだああ」って単純に気になっちゃったので、降参です。適度な緊張感あって期待以上に面白かった。
良かった点
・音
グラシネIMAXで鑑賞したのも関係あると思いますが、IMAXでこれまで鑑賞した作品の中で過去最大級に音響について迫力を感じました。特に砂虫の登場シーンの重低音は席が浮くんじゃないかぐらいの迫力。これだけでも鑑賞の価値あると思います。
・ゼンデイヤ
今作特にゼンデイヤの演技がピカイチ良かったです。今作結構王道スペース・オペラではっきり言ってストーリーも焼き直し感否めないですが、ポールへの感情の変化の移り変わり、戦いへ臨む覚悟を決めた表情とかほんととても魅力的で。。彼女の演技が物語に厚みを増してると思います。スパイダーマンのときもそうですが、唯一無二のヒロイン像を作り上げますね、ゼンデイヤは。
・スケール感
IMAX画面映えするスケール感でした。圧倒的物量、人の数。久々アメリカ映画でスケール感あると感じました。多分アベンジャーズ エンドゲーム以来かも。
良くなかった点
・敵わりとしょぼい
見た目とかザ悪役っぽいし、仕事できない部下はちゃんと切り捨てます。ただ外部勢力との合戦は非常に弱い。めちゃめちゃ戦略練ってるよ感醸し出すわりには簡単に自分とこの陣地のシールド破られてあっさり降伏したり、中将的な人も秒殺されてました。ここ結構がっかりポイントでした。決闘シーンが要所で挟まれてましたが、もしかして合戦ではなく決闘がこのシリーズの売り？
・場面同士のつながり
急に場面が飛んだり、これどんな場面？と混乱することが数度ありました。
例えば主人公ポールが砂漠の戦闘民として認められるため修行するシーン。砂漠の歩き方を練習していて「ちゃんと修行してるじゃん」と感心した直後、敵からの攻撃の防衛戦に早速参加してるポール、、これは修行なの？戦闘民としての活動なの？と混乱させられました。
・核使いすぎ問題
まさか本作でも核爆弾が出てくると思いませんでした。核爆弾以外に脅しのアイデアないのか？洋画は。と心配になります。あと一日本人として手軽に核を使わないでほしいなあと思います。核ではなく砂を使ってもっと脅し、兵器を次作以降では作ってほしいです。
PS: 劇場で見た本作のポスターティモシー・シャラメの横顔が美しすぎた、同性から見ても。ハリウッドも若手スター不足ですが、華あるし存在感あるしイケメンだし頑張れ、シャラメ!
