このレビューはネタバレを含みます
1作目から気になる存在だったDUNE 砂の惑星、スターウォーズみを感じるとの情報をキャッチし、慌ててPart1見てからPart2見に行きました。
残念ながらパンフ売り切れ(もしやかなり人気？)
時期的にもう公開されてから日にちが経っていたのでIMAXでも見れず…
ですが砂虫が近づいてくる地響き、見ているだけで喉が渇いてくる壮観なアラキスの地、貴重な水の表現(水再利用システムとか)、画面の世界に思いっきり引き込まれるのは映画館ならでは。公開終了前に観に行けてよかった！
Part1は物語の導入部分で終わってましたが、今回このPart2で大きく物語が動きました。
元々世界観、文化、政治、宗教などが色濃く書かれていましたが、よりディープに、より物語に説得力が出てきました。舞台の土台がしっかり作られてるのでがっつりSFですがまるで本当に存在する未来の惑星の話のように感じられる映像のリアルさ、凄いです👏
人によってはフレメンを救い、導く英雄譚として評価するでしょうし、そのままのポールでいて欲しかった・力に支配されて欲しくなかったと嘆く方もいるでしょう、私は後者です。
チャニに感情移入していたので、後半すごくしんどかったです…最後のチャニの表情が正に自分の感情とシンクロしてなんとも言えない気持ちでエンドロールへ…
ポールが命の水を飲んで以降変化した心(精神)に、見ている側としては気持ちがついて行けず、これまたしんどいと思った所かも。
ポールは今もフレメンの民を救いたいが為に前に進んでいるのだと信じてます。某ジェダイのように力に溺れてダークサイドに堕ちませんように…
（最後ポール闇堕ち展開ぽくも感じましたが）
Part3もある前提での終わりでしょうが、このまま支配者として君臨し続けるのか、はたまた違う未来を描いていくのか、ドキドキしながら待つことにします。もちろんまた大きく歴史が動いていくのでしょうが…
そしてベネ・ゲセリットのきな臭さは異常。笑
しっかり壮大なSF世界を堪能させてもらいました。人々の多様性、価値観、考え方の違い、争いと平和、支配と自由、このあたりがDUNE全体で表したいことなのかなあ、ぼんやり考えてました。
