滝井椎野

シークレット・マツシタ/怨霊屋敷の滝井椎野のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

評判が散々なので身構えて鑑賞したが、そのおかげか予想よりは良かった。
基本的に広告通り、お手本のようなB級ホラー映画。ビビリの私からすれば、でかい音ドーン! 急な幽霊バーン! をされるとどんなモノでもビビり散らすので、本作もしっかりと怖かった。
この作品で面白いのが、日本文化の記号化。内容をみていると分かるのだが、実は作品タイトルにまでなってる松下さん一家、何も悪くない。むしろ魔女パルバネに虐げられている被害者であるのだが、にも関わらず主人公たちは額に『死』の字を刻まれ、同じく『死』の字があしらわれた日本等で腹を切り、意味ありげな民謡? が流れる。松下さん一家、とんだ濡衣である。まぁ、この辺りは日本人だからこそ感じる違和感なのだろうが……。
確かに漢字って格好いいものな……なんてことを考えながら、最後までビクビク鑑賞した。
滝井椎野

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