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ゴヤの名画と優しい泥棒のひでGのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
3.2
実は先月、「埼玉映画ネットワーク」で鑑賞していたのですが、前半部で寝落ち💤
肝心の「なぜ、普通(最後まで観ると普通とは思えないけど😅)の初老のおじさんがゴアの名画を盗んだのか?」と「どのように名画を盗んだか?」という前半の山場を見落としていた。

なので、もう一度観て確認するために、GEOでレンタルして再視聴。(真面目な僕🧐)

もう一度観て、寝落ちだけの問題でもないことに気付く。あえて、「なぜ?」「どのように?」をあっさり通過させているんだね。

実話をモチーフにしているお話だそうだが、
初見時にはいろいろ納得できなかったんだけど、、再見しても、それはスッキリしなかった。

主人公であるケンプトンの主張は、イギリスの話だが、NHKの受信料をすぐに想起でき、理解も共感もできる。

それから、職を失っても、アルバイト先で人種差別に抗議する勇気にも尊敬の念を持った。
ユニークで社会に対してきちんと自分の意見を持っている人物だとも思った。

でも、それと、名画を盗むことは、違うと思う。

ちょいネタバレも含んでいるかも、なので、
大きく改行






実話なので、文句は言えないけど、
ケンプトンの裁判での態度も、その後の
判決もしっくりこないなあ、、
納得いかないなあ、、、無罪は、、、

映画自体が、コミカルに軽くこの顛末を描いているけど、名画盗難はかつて頻繁に起きていた犯罪。
お金目当ての他に、自身やその団体の主張を通すため、美術品を「人質」に取ることも少なくなかったようだ。

語り口は巧みで、観やすい作品なんだけど、真面目ちゃんの僕は😅、ちょっと楽しめなかったなあ、笑れなかったなあ、

むしろ、常人のヘレンテンミレン演じる奥さんの方に共感してしまいました。
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