銀行強盗が負傷させた警官と救急隊員を人質にしたまま、救急車で逃げ切ろうとする話。
マイケル・ベイがこれが本番アメリカのクライムアクションさ！と言わんばかりに道路を貸し切り車をぶつけヘリを飛ばし水路を走る、その乗り物アクションとそれぞれの事情と人間模様、非常に面白い名ドラマだったと思います。救急車ならではアクシデントもぶっ飛んでて良かった。豪勢に作った現実に非現実感を入れるセンスに脱帽。最後の最後まで、誰がこの物語の正義なのか、賽がどちらに転ぶのかわからない感じが持続するのが良かったな。ベタっちゃあベタなのかもしれないけど。結構現場に血が流れるので、苦手な人はキツいかも。
変化球だらけになって来た映画界に、お前らだるいことやってんじゃねえ！てスパーン！て158kmの直球を決めるかっこよさは、今の時代に不足しているかもね。ちょっとこういうタイプの映画で見逃してたものを、見返したくなりましたね。自分で選んで見る作品では決してなかったので（親父チョイス）。
