お風呂の底から浮かんでくる、10年前の記憶の気泡。もう、痛みも苦しさも感じなくなった。誰かがまた「こっちにおいで」と呼んでいる。だから、行かなきゃ…。
白線の上だけを歩いてきた男は前に進めなくなった。スマホに目を向けると『神々来々』というタイトルの動画が。物語が始まり、彼は振り返り再び歩き出す。
最初はネット。そのうちテレビや広告にも出るようになった。それは終わらない映画みたいだった。 ありとあらゆる日常が「こんな時」に支配されていく。
「スイソウ」「神々来々」を制作した武田椿監督の初めてのアニメーション作品。現代社会のくらがりを、ささやかに描いた作品。
どストレート ストーリーはなくてワンシーン 学生時代に授業で見た映像思い出した