Natsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.0

ニューシネマと呼ばれる作品は好みではないものが多いのだが、英国人監督が撮った今作は一味違う。NYという街に生きるアウトサイダーふたりの孤独、その徹底したリアリティが当時のアメリカ社会の病理を浮き彫りに>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

アメコミがこんなふうに動くようになるなんてという極彩色の感動…小ネタがわかっていればもっと楽しめるのだろうなぁ

オールド(2021年製作の映画)

4.0

設定勝ちなのに脚本の粗さと宣伝のネタバレが悔やまれるが、まずはシチュエーションとオチ!あとは老いの恐怖と美、みたいなテーマをなんとなく匂わせてみましたという感じが潔くて良い。初めてシャラマン作品をリア>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

ハリウッドデビュー作として文句のつけようのない面白さ!キリスト教や神話がベースにありながら、そこに触れずとも十分楽しめるエンタメで大満足なのだが、画と演出のクオリティに対して脚本の破綻がいくつか見受け>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今観ると女たちの扱いが酷すぎてなかなか集中できなかった…前半の山でのイチャイチャあたりまでは幸せだった。役者の繊細な芝居で成立している脚本。イニスが幼少期の体験に基づく強迫観念にとらわれているのがつら>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読だがいまいち乗り切れず、エンタメにも振り切れず中途半端な印象。冒頭の美しいシーンがじわじわ効いてくるのは良かった。登場人物全員が不快で、特に阿部サダヲの粘着質な気持ち悪さは(『彼女がその名を知>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.5

オードリーの美しさの源に触れられるドキュメンタリー。劇場公開は日本のみとのことで、貴重なリマスター映像をスクリーンで観られたのは嬉しい。バレエシーンのインサートの多用と再現映像がノイズに感じてしまった>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いろいろ繋がってきて面白いけど、シリーズのファンじゃなかったら楽しめるのかは疑問。舞台がイギリスに移った時にお馴染みの劇伴が流れるのはアガる。フランス魔法省のデザインは素晴らしいのに、英語話せるのに話>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

降谷零と江戸川コナンの"信頼"によって渋谷は守られたのだ…ラストの萩原との邂逅の話は「君はいったい何者なんだい?」への回答とも取れるなぁ

キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012年製作の映画)

4.0

マリオン・ドハティの偉業たるや。オスカーが認めなくとも、彼女と仕事をしてきた数多の監督、俳優たちの証言がその功績を物語る。名作のキャスティング秘話から、映画システムの変遷や業界の問題提起まで実に興味深>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

未来で「これが2021年のパルム・ドールだ」って見せられたら、ヤベェ時代だったんだなって伝わるだろうカオスの連続。前半は予想以上にキツかったが、諦めずに観続ける価値はあった。どの瞬間も画がフェティッシ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

90年代回顧的サイコサスペンス、名探偵バットマン。ゴッサム・シティの造形は過去一リアリティがあり、3時間の物語に強度を与えている。
ひたすら暗く陰鬱で瞳に哀しみを宿し、Something in the
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.5

ティム・バートン版2作目。ペンギンへの愛、サーカス、動物園などのデザインが素晴らしい。キーは水槽の中。

バットマン(1989年製作の映画)

3.5

ティム・バートン版第1作。愛すべきジョーカー(ジャック・ニコルソン)に全振りしすぎている。Partymanのシーンが最高。

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.0

日本版を先に鑑賞。オリジナルはアクション多めエンタメ満載で流石のスピード感。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

10年ぶりに観ても満島ひかりとゆらゆら帝国良すぎるな。