ヤベヒロシさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ヤベヒロシ

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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

2.0

内容は多岐にわたり、ファンタジー、ミステリー、サスペンス、ラブストーリーのごった煮、闇鍋に近く、まとまりがないし、起伏もない。

怪物などもでてきて変に哲学的なセリフを吐くので、鑑賞中は、一体私は何を
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.2

予告を見て、スリリングで上質なミステリーを期待していたのだが。。

私的な期待値100点から始まった本編は見るにしたがい、90 80 70 60点と時間とともに下がり、そのまま上昇することなく、40点
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

ゼロダークサーティがたまらなく好きだったので、こちらも鑑賞。

いつもながら素晴らしく、内容はあまりに濃いのですが、はっきりいって、体調がいい時とかに観たほうが良いかもしれません。とにかく観る側の心が
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

2.5

この映画は、各レビューサイトなど見る限りでは本国のほうで絶賛のようですが・・・。

とらえ方も感じ方も人それぞれだとは思うが、私が思うに、決して面白い映画ではない。
よりはっきり言うと、極めて地味で単
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

久々に良い邦画を見たなという感じで、とても重厚なサスペンス&ヒューマンドラマです。

無駄な描写もなく、まさに1分1秒が濃密な2時間。松嶋菜々子も阿部寛も美しく、脚本もとてもよくできていると思います。
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スリープレス・ナイト(2017年製作の映画)

4.1

上映館の少なさもあって、そこまでは期待してなかったのだが、ところがどっこい、今年鑑賞した10本くらいの映画の中では間違いなく一番面白かった!

ジャンルはクライムアクションなのだろうが、汚職警官が主人
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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

3.7

トルコ人によるアルメニア人虐殺の歴史の真実を我々に語りかける本作。

鑑賞前は、勇敢な青年が非合理な現実に対して立ち上がるみたいなことを予想していたのだが、決してそうではなく、主人公はあくまでアルメニ
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.2

ドラゴンタトゥーの女で衝撃を受けて以来、私にとって顔があまりにタイプすぎる、ルー二ーマーラ。出てる映画はこれまで全て鑑賞してきました。

こちらの作品は、精神病院に50年入ってる老女の回想録がテーマで
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.9

綾瀬はるか、本田翼のラブコメ、極め付けのテーマ曲はシェネルと、学生向け大衆感ばりばりに溢れる本作、当初鑑賞するつもりはなかったのだが、空き時間ができたので鑑賞。

内容は八割近くが映画の予告どおりで、
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コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)(2017年製作の映画)

3.6

劇場三部作の二作目。

一作目は駆け足ながらエンタメ色が強くて、興奮する非常に良い作品だったが、今作は学園祭演出などアニメ色がより強くなってて、前作より人を選ぶ感じになっていると思う。

10年前に初
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羊の木(2018年製作の映画)

2.7

劣化版「怒り」。

映画予告のとおり、市が受け入れた犯罪者6人をテーマにした不気味で不穏な映画。

「犯罪者も同じ人間だ」というのはもちろん主人公の発言のとおりだが、彼らの逐一の行動をとにかく怪しい活
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エターナル(2016年製作の映画)

2.5

映画史上衝撃のラストだなどという宣伝を見て、訝しみながらも引っかかってやるか的なノリで鑑賞。

韓国映画はノワール系、恋愛系が好きでよく鑑賞するのですが、たまにある(というかよくある)ハズレとして、オ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

ララランド製作陣のミュージカルムービーということで、期待大の中鑑賞。

確かに面白いし、歌は素晴らしいし、ダンスのキレもすごい。十分見応えはあるのだが。

ただ期待値は超えず、なにか物足りなささえ少し
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

1.4

これは想像をはるかに超えてつまらんです。

まず役者が全員おじんおばんだから、登場人物が通う学校がなんなんかわからない。まさか高校?ありえない。完全にコスプレ店。

それでいて、主人公含め自己主張が激
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

5.0

あの花、ここさけの脚本家監督デビュー作。

正直、予告を観る限り、よくあるボーイミーツガールの不老不死パターンかなんかなと、ひねりはそんなにないんだろうなという浅はかな考えは冒頭10分くらいで消えた。
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.7

「シークレットマン」が邦題だが、史上最大規模の内部密告者とされる「マーク・フェルト」が主人公かつ映画の原題。

国家元首である大統領と国家警察のFBIが対決した前代未聞の実話、ウォーターゲート事件がテ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.2

安定のmarvel、ブラックパンサーに限らず、シナリオの中身は相変わらず薄くて、美麗なCGバトルを楽しむだけなのはいつも通り。

途上国に見せかけた超先進国がテーマということで、いつものバトルにアフリ
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

「古い一足の靴下のようね」

重度リウマチを抱える女と、不器用で口の悪い男のラブストーリー。

映像が何より美しく、人物よりも片田舎の自然を大きく映していくシーン一つ一つが絵画のようで、モードルイスの
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

昨日オープンのtoho日比谷でimax鑑賞。

スパイものときけば、007、キングスマン、それが女性とくればアトミックブロンドみたいな、要するにスパイなのに全然忍ばずにドカーンバキューンと派手に敵をや
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

2.5

邦題のダサさ、内容も現実感がなくて、終始ツッコミどころ満載と、まさに大衆B級感が極まりない。

内容はまさに劇場予告どおりで、あの予告で九割以上内容はおさえられてるし、展開もベタベタ。鑑賞の必要性は極
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

言葉は武器。

表題から想像できるような、チャーチルの生涯を描いたものではなく、就任からわずか一ヶ月程度について日毎に描くような形。

やはりストーリーの要になってくるのは、ダンケルク湾の撤退の話。映
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娼年(2018年製作の映画)

2.9

思った以上に性交シーンばかりというか、それがほとんど。画面が肌色。

合間にあるシナリオ部分は要するにAVのインタビューシーンみたいなもので冗長で、早く次の性交シーンにいけよと早送りで飛ばしたくなるよ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.2

京アニの山田尚子監督作品というから、公開前からずっとずっと楽しみにしてきたのだが。。

意外すぎるほどの凡作。本当にこれは京アニ?山田尚子監督??と疑惑が尽きない。期待値を大きく下回る。

テーマはよ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

テロで愛する家族を失った母親の壮絶な記録、実話ベース。

鑑賞後のやりきれない気持ち、感じる重苦しい気持ちは随一で、深く記憶に刻まれる。

ある意味、いつ誰にふりかかってもおかしくない話なだけに、その
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.4

ここまでタクシー運転手が作品全面に出ている作品も珍しいのではないだろうか。邦題がひどいのかと思ったが、実際タクシー運転手の話なので、邦題の淡白さをむげに攻めることはできない。

あえてわかりやすくいう
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.4

ボストンマラソンの無差別テロの被害者が、犯人を目撃していたために英雄に祭り上げられたという話。

事件自体は何ら主題ではないので、犯人追求を追った映画「パトリオットデイ」を観ているとより味わい深いとは
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ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

2.9

さすがパルコ様というべきか、映像自体がちゃらい。おじさん1人で観るのはこっぱずかしくなる感じです。

青春まっしぐら、所構わずこれでもかとキスを繰り返し、みんなリア充まっしぐら。

上映時間の割には、
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

冒頭から、懐かしき「東映」の波の映像で心奪われ、昭和風の暗いやや薄ぼけた画面が更に哀愁を感じさせます。

思い返せば、バディ映画としては、ストーリー展開は本当に王道なはずなんですが、終始凄みを効かせた
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

冒頭の、桜舞う中で喪服で1人佇む姿とモノローグがあまりに美しく心奪われる最高のツカミ。

映像は明るく優しい。しかし、人生で最も華やかであるはずの時期に、三年の季節が移り変わりながらも、彼を亡くした時
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.5

要するに、潜入捜査した警官がミイラ取りになるかならんのかという、ある意味よくあるパターンで、映画をよく観る人からすれば、ああまたこのパターンかみたいな感じで、新鮮味がないかな。

同じようなテーマなら
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

主演女優の大ファンで、特に前回の「女神の見えざる手」は、私が昨年観た映画で間違いなく一番良かった会心の作品だったので、今回も期待しまくりでの鑑賞。

冒頭から引きこまれ、知的好奇心くすぐる洗練された映
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

2.9

とにかく流れる音楽がきれいなことと、美しいファッションの世界が描かれ、耽美な時間を味わえる本作ですが、内容は割と淡々と描かれ、ひっそりと終わっていくイメージ。

主人公の爺さんがなんであんなにモテるん
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

普通の誘拐劇とはだいぶ違い、内容が最後まで割とぶっ飛んでて、期待以上に面白かったです。(今日観たファントムスレッド、友罪の三本の中では一番良かった)

世界一の金持ちの爺さんというより、偏屈さも世界一
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友罪(2017年製作の映画)

2.4

大変面白かった64の監督作品ということで、楽しみにしていたのですが、はっきりいって予想を大きく下回る御粗末な作品に感じました。

テーマ的には、生田斗真と瑛太それぞれの心の影をしっかりと追ったものかと
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コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)(2017年製作の映画)

5.0

郷愁で泣ける第1部、ややとっちらかった第2部といったところで迎えた第3部最終作は、あのゼロレクイエムを見事に描ききり、もう文句の付け所がどこにも見当たらない大名作といって良いと思います。

胸を熱くす
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レディ・バード(2017年製作の映画)

2.9

観終わってみれば、とにかく最初から最後まで、女子高生の日常をただ撮影しているといった形で、特に事件があるわけでもなく、友人とワイワイ騒いで、そのまま映画が終わってしまったという感じ。

あまりに同じよ
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