ひろこさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ひろこ

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カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.6

いかにもアメリカらしい解雇劇。ベタな展開だけど、豪華すぎるキャストがちゃんと活かされてて面白かった。結局のところ、男は夢を見て女は現実を見ちゃう生き物なんだなぁと実感。奥さんの芯の強さの勝利だと思った>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.8

何もわかってない身勝手な両親と、すべてを解っている健気なメイジー。これほど最低な親から何でこんな子が生まれてきたんだろう。決して泣かないけど、心からの笑顔も少ないメイジー。常に周りの大人たちの顔色をう>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.2

内田けんじ作品にしてはちょっと物足りない。でも残念すぎるほど頭の悪い堺雅人と、ダサい服装がハマり過ぎる香川照之は良かった。広末涼子は……うん、まぁいつも通り。

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.1

「今まで私、わからなかったの、ごめんなさい。あなたおっしゃったわね、インティメイト(親密)でプリミティブ(素朴)な、遠慮や体裁のいらないもっと楽な気安さ。わかったのやっと今、 馬鹿ね、私」 「いいん>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.2

カウリスマキの「敗者三部作」最終章。孤独な男のお話。ひたすら無表情で根暗な主人公の哀愁ただよう立ち居振る舞いがツボに入ってしまった。

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(2013年製作の映画)

2.9

西島さんはすごく素敵。カッコ悪く逃げ回る姿が何ともカッコいいし、引き込まれた。でも、映画としては残念すぎた。最後にすべてが繋がるのかと思いきや、曖昧に誤魔化された感が否めないし、不自然な事が多すぎる。>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.5

妹殺しの引きこもり女の逃亡劇。逃亡劇とは言いつつも、実際に描かれてるのは引きこもり女の成長で、主演の藤山直美が良すぎた。でも個人的には捕まるところまで描いてほしかったな。

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

4.2

映画館はなく、女性の地位が著しく低いサウジアラビアで、初の女性監督が国内で撮った映画。そこには日本に生きる自分には到底理解できない規律や風習がありました。素敵なシーンはたくさんあったけど、なかでも男の>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.6

内容的には決して軽くはないけど、観終わった後不思議と爽やかな気分になった。周りに縋ったり依存したりすることなく、冷静で毅然と生きてる主人公の強さが羨ましかった。

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

2.5

いかにもソフィア・コッポラらしいキレイでゆったりした作品。でもセンスいいでしょアピールがどうしても鼻についてしまう。父親のカッコつけ具合が面白かった。

わたしたちの宣戦布告(2011年製作の映画)

3.4

本物の元パートナーの2人の実体験だと知って驚いた。重いテーマを泣きを誘うわけではなく、終始ポジティブに描いてるところが良い。完全なるハッピーエンドじゃないのも好き。でも、実の息子まで出演させちゃったの>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.6

父親の哀しすぎる犯罪。貧困は心まで貧しくしてしまう、の意味を痛感した。ラストで息子が半べそかいて父親の顔をじっと見つめる姿が切なすぎて泣けました。

サヨナラ COLOR(2004年製作の映画)

3.8

今まで何度も観てるけど、何度観ても泣ける。年を取れば取るほどいっぱい泣いてしまう作品。ストーリー的にはベタでちょっとクドイけど、原田知世&竹中直人っていう絶妙な組み合わせのおかげで、何とも爽やかで切な>>続きを読む

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.0

救いようのないくらい辛い人生を歩んでいる主人公。でも自分を不幸にしていたのは、紛れもなく自分自身だった、というお話。タイトルとジャケットを見て、可愛い子供のファンタジー系映画だと思ってたら、全然違った>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

4.2

日本人特有の良き国民性が穏やかに描かれていて、とにかく気持ちが温かくなる作品。一見無駄に思えることにもちゃんと意味はあって、便利になり過ぎた現代はやっぱり味気ないなと思ってしまう。それにしても、子役の>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.1

池脇千鶴が天才っぷりを存分に発揮してる作品だと思う。妻夫木くんは、まだ下手っぴの頃ですね。切ないラストだけど、私はこれこそハッピーエンドだと思う。

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

2.8

深津絵里がとにかく可愛い!でも、三谷作品は役者陣が無駄に豪華すぎて、そっちに気を取られちゃうからどうも苦手。客を笑わせたり泣かせたりしたいのがわざとらし過ぎて、毎回興醒めしてしまうのです。

キャタピラー(2010年製作の映画)

1.0

寺島しのぶの熱演は素晴らしいとは思うけど、私にとっては不快極まりない作品だった。作品の奥に秘められているんだろう深い意味が理解できず残念でした。

17歳のエンディングノート(2012年製作の映画)

2.8

う〜ん、この手の映画が多すぎて、新鮮味が無いかな。レビューでやたら人気のアダムも、私はどうも最後まで好きになれなかった。でも、ラストでの生意気な弟くんの「僕に取り憑いていいよ」発言には泣けました。

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.9

すべての登場人物たちの姿が、過不足なくとても丁寧に描かれている。分析的にならずにひとつひとつの会話や行動で描き分けられている点に、この作品の深みを感じます。ラストの階段でのシーン、ホントに好きだわ。

ぼくたちのムッシュ・ラザール(2011年製作の映画)

3.7

ラザール先生のとんでもない心の強さに、ただ素直に感動。人間の不安定さや脆さがひしひしと伝わってきて、何とも言えない複雑な気持ちになった。ラストシーンの続きが気になります。

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.3

映画にする必要があったか否かはおいといて、ここまで華やかにテンポ良い作品なら、これはこれでアリなんじゃないかと思う。観た後にテンションが一段あがってしまう感じが良い。

はじまりのみち(2013年製作の映画)

3.4

木下監督の作品って実はほとんど知らないけど、古いものから順に全作品観てみたくなった。加瀬亮の鼻水演技に涙腺壊されました。

スクールデイズ(2005年製作の映画)

3.1

シュールでなかなか面白い。森山未來はこの頃とてもカワイイけど、この頃から既に天才。

俺俺(2013年製作の映画)

1.0

某レビューサイトで絶賛されてたけど、私にはまったく良さが解らない。亀梨くん、撮影たいへんだっただろうな〜…くらいの感情しか湧かなかった。

すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2012年製作の映画)

3.7

すーちゃんの言葉に共感しまくって何度も涙が。彼女くらいの芯の強さが自分にもあれば…と思った。「さびしさは自分で何とかしなくては」が特に印象的でした。

砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.1

何とも爽やかなカップルだけど、予定調和すぎてつまらない。って言うか、2人とも身勝手過ぎるっ!命懸けで戻ってきた彼氏さんと、仕事も家事も頑張ってる奥さんの立場が無い。ただ、ユアン・マクレガーのウジウジし>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

2.9

確かに受ける衝撃は大きいし、観始めると没頭してしまうけど、凡人の私にはこの作品の良さも描きたかった事も理解はできない。解らない=芸術なんだろうね、きっと。

白い馬(1952年製作の映画)

3.0

CGの無かった頃に作られた作品だってことを忘れそうになるほど迫力あるシーンが印象深い。それにしても主人公の少年、美しいにもほどがある。

赤い風船(1956年製作の映画)

4.4

私には自分を助けてくれた男の子に恋をした女の子(=赤い風船)の話に思えた。男の子が、自分は濡れてるのに風船だけを人の傘に入れてあげて歩くシーンがいちばん好き。赤い風船は喜んだり拗ねたりと、なかなかの演>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.6

とりあえずアラン・ドロンの素敵さにやられっぱなしの2時間。捕まるシーンを敢えて出してないところが、個人的には好きだった。でもあのラストシーンの後、どんな展開になったのかも非常に気になります。

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.3

観終わった後、しばらくぼんやりしたまま動けなかった。心に残るシーンはいくつかあったけど、最後まで完璧な女性、良き妻、良き母でいようとする凛々しい妻の姿が特に印象的だった。