私の大きな期待を裏切った分だけ、点数は辛い。
私は観る前、こんなレビューを考えていたのだから。
「どんな素晴らしい言葉を発する饒舌な男より、無口な男がスクリーンには映えるのだ。」と。
序盤の緊張感はす>>続きを読む
冬の日の夕方に、暗くなった部屋で灯りもつけずこの作品を観ていた時、小さかったけれども温かかった勤め先という共同体を定年でなくし、両親もなく、家族を持たず、自業自得だが、友人もいないというよりはつくろう>>続きを読む
ミシェル・ウィリアムズで、探しただけなのに、一級のサスペンス映画で、恋愛映画でもあった。彼女の表情はみな、何度も何度もみたくなるような、突き抜けた愛おしさと切なさを持っている。「笑っているときでも、泣>>続きを読む
「観ましたよ」と伝えることだけが、安全地帯にいる傍観者の礼儀のように思える。
横浜の野毛坂の交差点で、中年のやせた男性とすれ違った。茶色のローファー、同色のポロのマークの付いたハイソックス、タータンチェックのスカート、白のパーカーに茶色のダッフルコート、薄い茶色のサングラス、明>>続きを読む
小説で感動し、TVドラマのDVDを探し出し、映画という順番。映画館を含め、今度で鑑賞は4回目。映画は井上真央と小池栄子に圧倒された。原作にもTVドラマにもない、「写真館の暗室で、現像液の中の印画紙から>>続きを読む
一組の男女の出逢いと別れの断片を、交互に描く手法が新鮮だ。この作品は男には辛い映画だ。自分の子ではないとわかっていて、妊娠している女と結婚し、女も生まれた娘も愛しているのに、捨てられてしまうのだから。>>続きを読む
横浜の日の出町と黄金町の間の大岡川に沿った道を家路に向かって歩いていると、西陽に照らされたビルの影が川面に映って美しく、なぜか映画の主人公になったような気がした。
この作品が非凡なのは、男と女の別れの理由を、病気や好きとか嫌いとかなどではなく、「生き方の違い」に求めたことだった。だから、大人の恋愛映画と呼べるのだ。バーブラ・ストライサンドが、余りにも魅力的だ。
話は面白いが、感動に乏しい。繰り返してみたい映画ではない。
フランシス・マクドーマンドの存在感も期待した程ではなく...
退屈、退屈、退屈
美しい街並みや風景を映像を見せるのであれば、ストーリーなんかなくていい。
追悼映画?背景がわからない。
70年代にタイムスリップしたような映画だった。主人公の女性の演技が稚拙に思えた。演技だったかもしれないが。だけど、それが私には心地良かった。
「これは僕らの映画だ」。20代だった40年前なら、こう叫んでいただろう。
オリジナルの脚本と言うことで期待していました。中途までは期待させたのですが、平凡でした。何かが足りないような気がします。
話は大げさなのに、なんの緊迫感もないし、守るべきものの必然性が感じられない。財閥なのに3000万しか遺産を義理の娘に分けていないのも不自然だし。だから、最後の告白に何の感動もわかないのだ。