8bitさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.4

観終わったあと、ユニコーンの「ヒゲとボイン」という歌を思い出しました。
男には二つの道があってそれぞれにヒゲ(地位と名誉)とボイン(女)が手招きしてるんですね。

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.8

これはジョルジュ・メリエスに宛てた、マーティン・スコセッシからのラブレターです。
「メリエス、あなたが開発した映画技術は時を超え、ここまで進歩しましたよ」という最大限の愛情と賛辞が込められたあえての3
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サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.5

なんだかこの映画は観た後では、工事現場のノイズなどの騒音や、普段は何気なく聞き流している街の雑踏なども音楽に脳内変換してしまいそう。

カイト/KITE(2014年製作の映画)

3.6

元のアニメは観たことないので比較はできないんですが、日本の18禁アニメの実写リメイクということで、やっぱエログロとか期待するじゃないですか。
メインビジュアルの赤髪ウィッグの少女が、人を殺しまくって、
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レポゼッション・メン(2010年製作の映画)

3.5

ジュードロウは重労働

業務中の事故でしかも自社製品の人工心臓なのに労災下りないなんてつらいなー。

額が後退&短髪のジュード・ロウは渡辺謙に似てきた。

タクシデルミア ある剥製師の遺言(2006年製作の映画)

3.7

芸術の名を借りた正真正銘の怪作。
食前食後に最も観てはいけない映画のひとつでしょう。
オナニーやら嘔吐やら内臓やらが満載。
バカ親子3代の物語を3部構成で描くオムニバス方式でどのエピソードも一癖あって
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レッド・ステイト(2011年製作の映画)

4.0

出会い系サイトに釣られたバカ学生3人組がカルト教団化した過激なキリスト教原理主義者たちに監禁されて怖い目に合うサスペンスホラーかと思いきや、いきなり特殊部隊との激しい銃撃戦がはじまったり、
主人公だと
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アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.7

なんといってもエイリアンの造形が最高でした。
あの柔らかそうな毛並みがモフモフとした風貌とワンポイントでネオン風に輝く牙の絶妙なバランスが生んだ愛らしさ。
手懐けてペットにしたいくらいです。
あの憎っ
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ダスク・オブ・ザ・デッド(2008年製作の映画)

3.3

低予算のにおいプンプンながらガソリンスタンドに立て篭り得体の知れないトゲトゲと戦う緊張感はなかなかのもの。
登場人物のド定番なキャラ設定や千切れたトゲトゲハンドが襲ってくるなど80年代的な懐かしさもと
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人肉ラーメン(2009年製作の映画)

4.2

あまりの直球タイトルに「八仙飯店之人肉饅頭」みたいなゲテモノホラーを予想していましたが、良い意味で裏切られました。
驚くほどまともに且つしっかりと作られた作品です。
幼き日のトラウマと最愛の娘失ったシ
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女子高生ゾンビ(2010年製作の映画)

2.9

タイトルに惹かれてついつい鑑賞。
こんなタイトルですしジャケでもわかるようにまあ・・・そういう感じの出来です。
最初から思いっきりハードルを下げて観たので特に文句はありません・・・。

見所はというと
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青髭(2009年製作の映画)

3.2

「本当は怖い童話」でしょうか。
DVDのジャケから連想されるほどアートな要素はなく極めて地味。
物語の世界とそれを幼い姉妹が読む現実世界がリンクし導かれる結末はなかなかにブラックでインパクトがあります
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チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

3.7

美少女が闘う格闘アクションというだけでもう大満足なんですが、予想以上の面白さでした。

とにかくジージャー!!
カワイイ顔して身体のキレが半端ねえ!
ブルース・リーやジャッキーが憑依したと思われる瞬間
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イースターナイトメア 死のイースターバニー(2016年製作の映画)

2.0

乱発される日本スカイウェイ/コピーライツファクトリー制作のフリーホラーゲーム映画化シリーズはいつまで続くのか。
低予算のユルいノリと可愛いヒロイン。いつもの感じ。
ただ今回は意味不明すぎました。
元の
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BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリック(2005年製作の映画)

4.0

さまざまなキーワードが浮かんでは消え、謎が謎を呼ぶ導入部は引き込まれます。ファム・ファタールめいた女性も登場しハードボイルドな雰囲気を持っていますが、いちおう学園ものなんですよね。
作風はデヴィッド・
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.6

もはや韓国映画の様式美とも言えそうな、いたたまれなくなるストーリー展開とやり過ぎ感のあるバイオレンス描写の連続に心拍数上がりっぱなし。
こういう悲哀と凄惨さに満ちたサスペンスをやらせたら、いまや韓国の
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PVC-1 余命85分(2007年製作の映画)

3.7

コロンビアで実際にあった事件を脅威の85分ワンカット撮影で映画化。
若干単調に感じられる部分はあるものの、計算されたカメラワークは凄いの一言。
「トゥモローワールド」のようにCGを使わず、ステディカム
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.1

基本的には前作と印象変わらず。美味しそうな料理の数々とゆったりと流れる時間が心地よい映画です。
四季のエピソード全て観賞した中では、内容、料理ともに”冬”編が一番好きでした。
「寒さも大切な調味料のひ
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.1

スローライフとスローフードを心地よく堪能。
ストーリーらしいストーリーはなくエッセイっぽい構成にも最初は戸惑いましたが、
作って、獲って、食べての繰り返しの中にも様々な要素を垣間見ることができ、とても
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.8

とにかく見守ることしかできないという状況が嫌味なまでに突き付けられてキツイ。
一見の価値はあるけど、もう二度と観たくない。
ロールキャベツとチャーハンを食べるたびにこの映画を思い出してしまうと思う。

絶叫学級(2013年製作の映画)

3.5

タイトルからイメージされるほどホラー要素はなくて、いわゆる「人間がいちばん怖い」という、とっても嫌な気持ちになる映画でした。
この規模の映画にしてはなかなか良い若手女優さんが揃っていました。
川口春奈
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サムライフ(2014年製作の映画)

3.2

実話としては興味深いと思いましたが、映画としてはどうなんだろう。
脚本がとても雑に感じました。いろんな人たちが唐突に登場したかと思えば、
次のシーンにはもう仲間になってたり、よくわからない理由でバラバ
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バレンタインナイトメア(2015年製作の映画)

3.0

日本スカイウェイ/コピーライツファクトリー制作のフリーホラーゲーム映画化シリーズはついつい観てしまう。
これも「ナイトメアシリーズ」を無名の役者とスタッフを使って低予算で仕上げた映画なんだけど、その独
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ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.6

カソリックとプロテスタント、英国軍とIRA、穏健派と過激派。
誰が敵で誰が味方なのか、誰と誰が繋がっているのか、みな同じような顔立ちで髪型も似ていて区別もつかない。
やや混乱してしまい、観るのが疲れま
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レスラー(2008年製作の映画)

4.0

映画というよりランディ・ザ・ラムというレスラーの生活を追ったドキュメンタリー作品を観ているようでした。
「ベテランレスラーのランディさん。リングで活躍する傍らスーパーのお惣菜売り場で~」なんてナレーシ
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X -エックス-(2010年製作の映画)

3.7

17歳の駆け出しの娼婦シェイの目を通して描かれる暴力と犯罪とセックスにまみれた大都会の闇世界。
ジャンプカットや分割画面を多用した凝った演出と夜がふけてゆくシドニーの街並の雰囲気が抜群。
たった一晩の
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バタフライエフェクト・イン・クライモリ(2008年製作の映画)

3.7

なんとも適当な邦題(確かに蝶も森も出てくるけど)。
しかしながら内容は非常にクセのある変な映画でした。
とにかく後半の超展開が半端なく、唐突にストーリーが二転三転し、間違ってチャプター飛ばしたんじゃな
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スペース・トラッカー(1996年製作の映画)

3.9

大好き!まさにテレ東テイスト。
ポップな色使いやキッチュなメカ、セットの数々は愛嬌があって観ていて本当に和みます。
何よりデニス・ホッパーの宇宙トラック野郎が抜群のハマり具合だし、スティーブン・ドーフ
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.6

人間の良い部分が自然に描かれていて、笑いの中にもホッとさせるような救われる気持ちになる映画です。
僕もこの映画のセス・ローゲンみたいな親友が欲しかったな。
「50/50?思ったより悪くないじゃん!カ
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ハンター(2011年製作の映画)

3.9

21世紀タスマニア物語か!
雄大なタスマニアの大自然がこれでもかと味わえるネイチャーな逸品。
日本じゃまずお目にかかれないような絶景や地形のオンパレードで、アウトドアに憧れるインドア派の私としては素晴
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スウィンガーズ(1996年製作の映画)

3.8

こういう"悪友"どうしがキャッキャじゃれあいながらつるんでる映画が大好きなんです。
どうってことないストーリーだけどワンシーンごとにキチンとオチがあったりして観てて全く飽きることがありませんでした。
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ヤクザガール 二代目は10歳(2010年製作の映画)

3.3

いろんな意味で衝撃的な作品でした。
日本文化を誤解・曲解したというよりは、パロディとして描いた確信犯的なスラップスティック・コメディだと思います。
それにしてもロシアのコメディってこんなに能天気なノリ
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

4.3

霧社事件はこの映画で初めて知りました。
日本人としては複雑な気持ちですが、異文化同士の軋轢を描いた映画としてはとても観応えがありました。
事件に関して調べているサイトや他のレビューを読む限り、日本軍の
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

4.0

映画『ムカデ人間』の世界に心酔した駐車場警備員の男が
自分でもつ・な・げ・て・み・た・い、と実際に凶行に走るというメタフィクション的な続編。
前作は前フリに過ぎなかったとしか思えない狂気の世界が展開さ
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オーガストウォーズ(2012年製作の映画)

3.7

てっきりロシア版ロボットバトル映画というキワモノ珍品なのかと思いきや・・・。
これは良い意味で意表を突かれました。
ロボットはおろかSF映画ですらない。
超本格的な戦争アクション映画であり、親子の絆を
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