8bitさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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木屋町DARUMA(2015年製作の映画)

3.0

「ウシジマくん」同様、平穏で善良な庶民である私には縁遠いアウトローの世界。
どこか遠い国のお話として興味深く観れました。

とにかくエンケン氏の顔力・眼力が圧倒的。
手足がない代わりに顔ですべてを語り
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セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

5.0

今現在、日本における”美少女”というカテゴリにおいて、橋本環奈に勝てるものはいないと思う。
なんだかんだでクラスメイトにいそうな”素人っぽさ”や”親しみやすさ”が売りとなり、
思わず応援してあげたくな
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

この映画にはサビしかない!ヌ○どころしかない!!
このドラッギーなまでの全編クライマックス感は、映画館で体験しなくては意味がない。
スクリーンが大きければ大きいほど、音がでかければでかいほど良い。
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ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女(2014年製作の映画)

3.4

アメリカ映画なのにイランの街が舞台、言語もペルシャ語。全編モノクロ。しかもヴァンパイア映画というアングラ系アート作品。
モノクロの特性を生かしまくった陰影に富んだ映像。独特な雰囲気のあるロケーションと
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.5

ベルセバの音楽やジャケットの雰囲気がそのまま映像化したような、最高にシャレオツでキュートな小品。
主人公3人のそれぞれにマードック自身が投影されているんでしょうね。
グラスゴーの街並みを自由に駆け抜け
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HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

5.0

北アイルランド紛争で投獄されたIRAの姿を淡々と描き、己の信念を貫き通し、闘うことの意味を問うている深い作品でした。
映像がとにかく独特で、壁に塗りたくられ廊下にぶちまけられた糞尿や嘔吐物といった汚物
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クロニクル(2012年製作の映画)

4.0

YouTubeの面白動画となんら変わらない素人のビデオ撮影みたいな前半からクライマックスの大カタストロフィーが予想できた人は一体どれだけいるのだろうか。
とにかく全編にアイデアと工夫がちりばめられた、
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ティコ・ムーン(1997年製作の映画)

5.0

フランス映画が好きになったきっかけの作品。
次の日には忘れちゃうようなストーリーなんですが、それ以外すべてが好み。
埃っぽい月面都市をはじめとする完璧な世界観を構築した美術。個性的なキャストが演じる個
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.0

まさに叙事詩。輪廻転生を描き切った、観応えのある映画でした。
時代や設定の異なる6つのストーリーが同時進行し複雑に絡み合い、ひとつのテーマに集約されてゆく構成はまさに映像の交響曲。
SF、サスペンス、
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フッテージ(2012年製作の映画)

3.4

もうオープニングのザラザラした首つり映像から、ちびりそうになりました。
ストーリーのキーとなる8ミリで撮られた殺人フィルムの数々がとにかく秀逸。
ごくごく普通の家族の休日を撮影したフィルム・・・ん、ち
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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.7

オリジナル版も観たことのない不届きな私ですが、いやだからこそ楽しめたのかもしれない。
まさに「宇宙刑事ギャバン」をはじめとする東宝メタルヒーローのハリウッド版じゃないですか。スマートで黒いボディがクー
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

5.0

観に行った劇場の音響設備の問題かもしれませんが、他の映画に比べて明らかに音がでかい。
特に音楽の音量はもう爆音に近かった気がします。
おかげで音楽に被ったセリフが聞き取れないこと多数。竹内力のセリフな
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泣く男(2014年製作の映画)

4.5

「イコライザー」にいまいち燃え切れなかった不満をこの映画が解消してくれました。
孤独な暗殺者、ハードなバイオレンス、贖罪、そして哀愁。
私がこの手の映画に求めているもの全てが揃っていました。
冒頭の"
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.7

硬派で渋めの隠れた良作だったオリジナルに比べ、派手な銃撃戦やカーチェイスなどなど、韓国らしいサービス要素てんこ盛りのアレンジで格段にエンタメ性が増した良リメイクとなっています。
ヒロイン”子豚”の成長
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祝宴!シェフ(2013年製作の映画)

4.0

料理を食べた時のリアクションがまんま「ミスター味っ子」みたいで最高でした。
正直いろいろ詰め込み過ぎでまとめきれていなかったり、145分はさすがに長すぎと思ったり、料理がいまいち美味しそうに見えなかっ
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バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.8

とにかくマイロが可愛くて可愛くて。「グレムリン」のギズモ以来の愛らしいホラーキャラクターですよ。
ただのキワモノ映画かと思いきや、80sチックなオープニングタイトルからセンスがあり、モンスター映画とし
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その怪物(2014年製作の映画)

3.3

シリアスな映画だと思って見始めたら、冒頭から妙なシーンばっかりなので、間違えて違う映画を借りてしまったのかと本気で思いました。
予想を完全に裏切るぶっ飛んだ展開にとにかく唖然。こんな映画だったとは…。
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.5

歌もダンスもないインド映画ですが、予想をはるかに超えた良質のミステリー・サスペンスでした。
二転三転する先の読めない展開、劇中不自然に感じられた点(妊婦にしては・・など)や張り巡らされた伏線を回収する
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君がいなくちゃだめなんだ(2015年製作の映画)

3.7

花澤香菜さんのPVの延長で作ったような雰囲気優先のショートフィルムかな~くらいの感じで観ていたんです。
冒頭からNYロケだし実際前半はそういう感じで、花澤さんもアニメ演技なんで想像どおりのものかと。
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コープスパーティー(2015年製作の映画)

3.0

最近流行りのホラーゲーム実写ものと同様、ユルホラー路線かなあと思ったら、意外とエグい描写多し。
大きな音で驚かすようなショック系ホラーではなく、ジメジメとした陰惨な雰囲気を出そうとしているのが良かった
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

最初は主人公のキャラにイラッとさせられたけど、最後の方はホント可哀想でね・・・。
むしろ主人公よりも周りの男どもに腹がたったな。あのバーテンしかり、アクセサリー屋しかり。

「可愛いは正義」を地で行く
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ハロウィンナイトメア2(2015年製作の映画)

3.0

前作のインチキオカルト雑誌編集長の娘が主人公という予想の斜め上を行く続編。
世界観や設定、登場人物は共通しているものの、ミステリー仕立ての前作とは違い、ありきたりな美少女ホラーになっていて期待外れ。
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ハロウィンナイトメア(2015年製作の映画)

3.6

元のゲームをプレイしたことがないので、てっきり「青鬼」や「デスフォレスト」みたいな一連の低予算ホラーかと思いきや、謎の不審死事件をめぐるミステリーテイストの作品でした。
主人公が事件の謎に迫る過程で自
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.0

前篇でひろげた風呂敷を、一応たたんではいるのだけれど、そのたたみ方が雑な気がしました。
いろいろ突っ込みたいところが多かったです。
映画はなんとなくさわやかな感じで終わりましたが、一番の被害者であるマ
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.5

これは後篇を期待せずにはいられない。
なにしろ文字通りの「私たちの戦いはこれからだ!」で終わってるわけですから。

主演の藤野涼子さんは素晴らしいですね。美貌もさることながら言葉や眼光に力がある。
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エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

3.8

ハードコアならぬハード硬派な映画。
汚職や麻薬が巣食う腐敗した社会に立ち向かうブラジル特殊部隊BOPEの姿を、
子供が生まれたことで危険な任務に挑むという使命感が揺らぐ隊長ナシメントと
幼馴染の新米警
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フランス特殊部隊 GIGN(ジェイジェン) 〜エールフランス8969便ハイジャック事件〜(2010年製作の映画)

4.0

1994年に起きたエールフランス8969便ハイジャック事件。
事件の発生から解決までの一部始終を、
フランス政府と内務省の女性官僚、特殊部隊GIGNとその家族、乗客とテロリストという様々な視点を通して
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

ひとりの女性の波乱に満ちた人生を通して歴史が生んだ、そしてこれからも生み出されるであろう悲劇を描いています。
重苦しいドラマの中にも、ハッとさせるような映像や絡み合った糸を少しずつほどいて行くようなミ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

5.0

作品としての完成度は「ダークナイト」が圧倒的に上ですが純粋なヒーロー活劇としての高揚感やダイナミズムに関しては本作に軍配があがります。
シリアス一辺倒で重いテーマを描ききった「ダークナイト」に少々肩が
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

傑作「ダークナイト」の陰に隠れてしまい、長らく凡作といわれていましたが、
ノーランはそれに我慢がならなかったのか完結編「ダークナイトライジング」において、
本作との密接なリンクを構築し、(後付けながら
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.3

地味なスペイン映画なので、期待せずに観ましたが、これは面白い!!
キャスト良し、雰囲気良し、脚本良し。
エロやグロに頼らない、ストーリーで魅せる上質のサスペンスでした。
正直ツッコミどころがないわけじ
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ロスト・リバー(2014年製作の映画)

3.3

ライアン・ゴズリングの初監督作は、彼のキャリアがそのまま反映されたようなアーティスティックな小品。
ストーリーよりも雰囲気重視で語り口はひたすらダークでダウナー。
明らかに好き嫌いのわかれる作風で、ニ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

「暗号を解く」というひたすら地味なストーリーながら、まったく退屈することがなく、二時間弱の上映時間があっという間でした。
とにかくカンバーバッチ演じる、A・チューリングのキャラクターに引き込まれ、彼を
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海街diary(2015年製作の映画)

4.3

この監督の作品は役者が役者であることを忘れさせてくれるのが凄い。
日常の光景をそのまま切り取ったかのようなナチュラルさや、映画の中の人物が確かに息づいてる感覚を味わわせてくれます。
本当に本当にこんな
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

4.0

2015.10.5 映画館にて鑑賞。
コミック原作ものやテレビドラマの特番みたいな作品ばかりがシネコンを牛耳る昨今の邦画シーンにおいて、
久々に大々的に銃弾と血飛沫が飛び散る大バイオレンス映画がつくら
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MOOSIC PRODUCTS!/アイドル・イズ・デッド(2012年製作の映画)

4.0

BiSといえば、全裸PVとかスク水で客席ダイブとか24時間ストアイベントとか。
果てはアングラ界のレジェンド「非常階段」との共演などなど、
とてもアイドルとは思えない活動をしている異端な存在であること
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