8bitさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.0

大きな事件が起きるわけでもないし、主人公の成長を声高に語るものでもない。
でもひとつひとつのシーンが物語としての饒舌さや人物の息遣いを確かに感じられるし、それによって何らかの感情を引き起こされる感覚は
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女子ーズ(2014年製作の映画)

4.0

同じ福田監督の「薔薇色のブー子」という爆弾みたいな映画を先に観ていたせいか、随分とまともな映画に感じました。
ストーリー自体も意外とまともで、本筋に絡まない隙間に監督ならではのギャグを入れ込んでいる印
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薔薇色のブー子(2014年製作の映画)

4.0

初週の興収が690万円以下、2週間で打ち切りなどなど、大コケぶりが話題になったり、
某有名翻訳家が「日本の知的退廃だ!」とお怒りになるなど、本当にどうしようもない映画なんです。
確かにまともな映画好き
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血まみれスケバンチェーンソー(2016年製作の映画)

5.0

上映後に舞台挨拶がありました。
キャストの皆さんが映画と同じ格好で出てきて感動!
ギーコ血まみれ!目が大きい!足長!めっちゃ可愛かったです。

映画の方はというと、予想はしてたけど、かなりグダグダな感
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プレミアム・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

凄いスピード感!疾走感!カスタマイズされたピストでNYを所狭しと駆け抜けるメッセンジャーたちに興奮!
でも実際目の前であんな無茶な走り方されたら迷惑だろうなあ笑。
イエローキャブや雑踏の間を縫うように
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

5.0

み~んな良い人ばっかりだし、あまりにも出来過ぎているので「こんなに上手くいっていいの?」なんて思いつつもラストはほっこり暖かい気持ちにさせられました。
普段ホラーやバイオレンス映画ばっかりみてると、こ
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

脚本を書いたゾーイ・カザン(エリア・カザンのお孫さんだとか)が自らヒロインを演じ、主人公を演じたポール・ダノが実生活でも恋人だと知った時は「なんちゅうリア充だよ!」と思ったりもしましたが、名作「リトル>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

西部劇は「トゥルーグリット」や三池監督の「ジャンゴ」くらいしか観たことなくて個人的に馴染みの薄いジャンルなんですが、さすがはタランティーノ。
ジャンルに愛情を込めつつ、わかりやすいストーリー&演出で魅
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たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

3.8

テレビアニメの延長線上としての劇場版ではなく、あくまで新たな映画というスタンスを感じました。
出てくるのは「たまこまーけっと」の登場人物ですが、この映画では「キャラクター」というよりも「キャスト」とし
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.5

電脳、仮想現実、デストピア、ロボットアクション、そして美少女。
SFアニメファンにはたまらない要素が詰まった究極の俺得映画でした。
開始早々、様々な固有名詞や訳のわからない専門用語が矢継ぎ早に飛び出す
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.0

ストーリー的にはTV版で完結してしまっている以上、どのようにその後の物語を発展させてゆくのかとても興味がありました。

何事もなかったように日常が始まり、観客を困惑させる序盤こそ「ヱヴァQ」の二番煎じ
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

4.0

クライマックスに向けて物語が走り出す後半の濃いいエピソードだけで構成されているだけに、もう山場の連続。
何度かTVで観ているにもかかわらず、劇場の大スクリーンで観るとやはり迫力が違い新鮮に感じられます
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

4.0

可愛らしい絵柄とは裏腹にダークで重々しい物語、そして独創的な映像感覚にハマりTV版は一気に観てしまいました。

人間の業や自己の存在意義、死生観といったシリアスなテーマを日本のアニメ文化にしっかりと根
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

やっと観れた!

事前準備としてTVシリーズ全12話プラス「アンツィオ戦」を観賞し、好きなキャラもできた(西住姉と生徒会長、あとアンチョビかな)。
TVシリーズとはケタ違いの砲撃音や衝撃音、爆撃音の凄
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

5.0

いまさら「キルビルかよ・・・」と言うなかれ。かくいう私も観る前はそんな印象を持っていましたが、これがなかなかどうして。めっちゃエンタメしてて面白かったです!
何というか自分が求めている、映画で感じたい
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10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

4.0

個人的にこういうチームものが大好き。
観る前はタイトルの印象で「10人もいてキャラの見分けとか人物関係とかややこしそうだな~」なんて思っていましたが、良く整理されているしキャラ付けの色合いもメリハリが
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Another アナザー(2011年製作の映画)

2.7

兎にも角にも、橋本愛ちゃんが完璧すぎる。
ちょっと浮世離れしてて、ミステリアスで、無愛想で、人形のような美少女。
まさに見崎鳴そのものでしょ。

制作側もピッタリのキャストが見つかった!ってだけで満足
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隣人 ネクストドア(2005年製作の映画)

3.3

R18版世にも奇妙な物語といった感じで進む中盤までは不条理な雰囲気たっぷりで好みでしたが、
結局この手のストーリーにありがちな妄想オチ・猟奇オチだったのは少々残念。
75分というコンパクトさと全体に漂
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

4.0

久々にクールでカッコいいブラッド・ピットが観れて良かったです。
終始経済問題に関するニュースや演説が聞こえてくるし、タランティーノみたいな会話シーンがやたら多くて変だなと思っていたらアメリカの金融危機
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アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.5

まさにあの父親にしてこの息子あり。といった感じのグロ面白いイメージが満載。
セレブが感染した病原菌を本人から抽出し、培養して販売ってスゴイ発想。
さらにセレブの細胞から作った食品とか悪趣味でブラックで
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カレ・ブラン(2011年製作の映画)

3.7

死ぬとミンチにされてパックに入れられ、スーパーで食材として売られてしまうという凄い未来。
一見奇抜に思える世界観もよく見れば格差社会や管理社会に汚染された現代を寓話化したものにも思えてきます。
個人的
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白魔女学園 オワリトハジマリ(2015年製作の映画)

3.8

「白魔女」がいるなら当然「黒魔女」もいるよねえ。という続編。
たしか撮影中に事故があってメンバーやスタッフが病院に搬送されたとかニュースなってましたが、完成して良かった。
前作よりスケールアップした世
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白魔女学園(2013年製作の映画)

3.7

でんぱ組.incは「渇き。」に使われていた曲くらいしか知らなくて、この映画に出てくる女の子全員がメンバーだと勘違いしながら観ていたというくらいの門外漢です。
監督と脚本の組み合わせに惹かれた以外は、ほ
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太秦ライムライト(2013年製作の映画)

3.6

福本さんの佇まいがとても良い。なんというか職人のような、人生がにじみ出てくるような、良い顔をしていますよね。
「縁の下の力持ち」的な役割だった人にスポットライトあてるというだけでなく、「時代劇」そのも
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エンダーのゲーム(2013年製作の映画)

3.0

「エンダー」っていうと、どうしてもホイットニー・ヒューストンのあの歌を思い出してしまいます。
「エヴァ」と「トップをねらえ!」と「ヤマト」と「ガンダム」と「スターシップトゥルーパーズ」をごちゃ混ぜにし
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.9

映画化に際し何処まで脚色されているのかはわからないけれど、冒頭の実際に撮影されていた映像が物語っているように、白人警官が無抵抗のオスカー・グラントを押さえつけうえ、彼の背中を撃ったのは紛れもない事実で>>続きを読む

ドン・ジョン(2013年製作の映画)

3.5

JGLの初監督作が自身の主演作「(500)日のサマー」を思わせる変化球的な恋愛映画とは意外でした。
劇中でも言及されているような、恋愛映画の王道的なストーリーに捻りを加えつつ
ポルノを触媒として、男女
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犬どろぼう完全計画(2014年製作の映画)

3.6

他人の家の犬を盗む。
子供の浅知恵とはいえ、やってることはいけないこと。
それをドタバタでうやむやにせず、最後にちゃんと全てを話し謝らせるのはキチンとしてて良いなあと思いました。
その後のフォローもあ
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悪の教典(2012年製作の映画)

2.5

命がどうのとか高尚なテーマや主張など一切ない、過激さだけが売りの商業バイオレンス作品。
たしかに一般の観客には刺激が強いかもしれませんが、好事家には物足りないんじゃないでしょうか。

クライマックス3
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テケテケ(2009年製作の映画)

2.5

「片腕マシンガール」をきっかけに量産された女子高生エクスプロイテーション映画に一時期ハマッていて沢山観ていたのですが、次第に飽きてきちゃって・・・。
「制服サバイガール」というどうしようもない作品でと
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提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)

3.7

「真実か国益か」という問いと「真実こそが国益となる」という答え。このやり取りこそがこの映画を象徴していたと思います。
韓国で実際にあった事件ということですが、日本のあの件とかなり似ているので重ね合わせ
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.8

うわーエグい!てか気の滅入る映画ですね。さすが「ファニーゲーム」を生んだ国だけあるわ。
前半は顔中を包帯で覆った母親の不気味さ際立つホラーテイストで、もうここからミスリードが始まっているわけです。
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キャノンレース(2014年製作の映画)

3.3

純粋に車が走っている姿を楽しむという意味では「ワイルドスピード」シリーズよりもいいかもしれない。
朝焼けのスカンジナビア半島の海岸を走り抜けるシーンなんてCMみたいにかっこいい。
競争だけではなく、親
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.0

「ムカデ人間」に刺激されて作られたのかと思ったら違ったんですね。
エンドクレジットでもわかるように、監督自身のポッドキャストで盛り上がった話を映画化。
しかもリスナーからのツイートが元ネタになってるの
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.3

ゾンビとビーバーでゾンビーバー。
小学生並みのギャグセンスのタイトルが全てを物語っています。
ゾンビーバーのユルさ、エロもグロもちゃんとあって期待しているものに120%応えてくれました。
序盤からおっ
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.6

「親子(母子)」という普遍的なテーマで、ここまで濃密かつ斬新な作品を作りあげてしまう、グザヴィエ・ドランの才気には感嘆しかない!
母と子と隣人の教師。それぞれの境遇が絡み合いながら紡がれるのは、決して
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