AONIさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

小説の物語に入り込むほどに没頭する、ってのはこういう事を言うんだろう。これぞ児童文学映画のお手本。 主人公の少年が適えたい夢ってのが微笑ましい。

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.5

所詮は白人の視点で見つめた黒人差別問題。
だが、黒人と白人との温度差が表現されてるいるところが新しいと思った。

フラッド(1998年製作の映画)

3.0

町も人間関係も、とにかくメチャクチャ。

町は洪水でメチャクチャ。人間関係も、敵同志が突然仲間になり協力し合う。お互い殺し合いをしていたのに、突然友情が芽生えんのかい?話を面白くするためかもしれんが、
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暗殺(1964年製作の映画)

3.5

ヌーヴェルバーグ時代劇。時代劇版『市民ケーン』に挑戦した篠田監督。ただし、凝りすぎのカメラテクと微妙な編集テクに疲れる。丹波先生って、こんなに演技が上手かったの!?

幕末の怪人・清河八郎=丹波哲郎、
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忠次旅日記 甲州殺陣篇(1927年製作の映画)

4.0

現存するフィルム部分しか観れていないが、「時代劇」の創始者の一人、伊藤大輔の鬼才ぶりが十分に味わえる。

忠次旅日記 御用篇(1927年製作の映画)

4.0

現存するフィルム部分しか観れていないが、「時代劇」の創始者の一人、伊藤大輔の鬼才ぶりが十分に味わえる。

御誂次郎吉格子(1931年製作の映画)

4.5

運命的な満月夜の大捕物。現代美人な伏見姉妹が忘れさせない魅力を放てば、絶体絶命の窮地からのアッと驚く展開はまさに伊藤大輔の本領発揮。

現代でも十分通じる伏見姉妹の美貌に心を奪われる。いかにも<運命の
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山を飛ぶ花笠(1949年製作の映画)

3.0

女形に惚れる女の気持ちがわからん。月形龍之介サマの方が男らしくて格好イイのにな。

旅回り道中の荷車シーン挿入が効果的。互いに荷車を載せて押し合い、助け合い。夫婦の“愛のカタチ”ですな。

明治一代女(1955年製作の映画)

3.0

貢ぐ者と貢がれる者の泥沼三角関係
女の意地か知らんが、優柔不断な自己中ヒロインに共感できん。杉村春子の意地悪演技は国宝級。台所の出刃包丁が度々挿入されるのも効果的。

ジャン・有馬の襲撃(1959年製作の映画)

3.0

この時代に、外国相手に報復するという歴史的事実があったことに驚き、日本人としてちょっと誇らしくなった。そう思うなんて、私が外国に対して卑屈になっている証拠なんだろうか。しかし、この有馬晴信という大名、>>続きを読む

秘剣破り(1969年製作の映画)

3.0

オリジナル『薄桜記』に比べ、血糊の量は倍増した殺陣演出は迫力あり。池広一夫のハッタリの利いた演出は、東映時代劇の方が水が合っていたかも。それにしても、この改題は意味不明。

この時期松方弘樹は東映から
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あなた買います(1956年製作の映画)

4.0

1人の“宝くじ”に群がる蟻達。ヒモとスカウトの共犯心理に近い友情(?)関係が面白い。
「ンフッ」と冷笑を浮かべる説教女・岸恵子には、札束で頬をはたいてやりたくなるぜ!

女奴隷船(1960年製作の映画)

3.0

丹波哲郎の海賊コスプレがイカす。アニメ『ONE PIECE』に登場しても遜色ないハマり具合。 本作においても、エログロ路線の新東宝に咲いた清純派、三ツ矢歌子にはお色気を期待してはいけない。三ツ矢の分ま>>続きを読む

怪談かさねが渕(1957年製作の映画)

2.0

低予算丸出し。若々しい悪役のタンバリンも、あの独特の喋り口調がまだ見られない。

怪異宇都宮釣天井(1956年製作の映画)

3.0

このタイトルで中川監督ならば、怪談モノかと勘違いしそうだが、けっしてホラー映画ではない。いつも、女に助けてもらってばっかの主人公が情けなっ!

叛乱(1954年製作の映画)

3.5

昨日の皇軍は今日の逆賊。後半に延々と続く銃殺処刑シーンは、観ていて気が滅いってくる。 山形勲や安部徹、丹波哲郎といった後の“大物ボスキャラ”達が血気盛んな青年将校を演じているのも必見。

歴史は夜作られる(1937年製作の映画)

4.0

良質のメロドラマは夜生まれる。 ストーリーが二転三転して飽きさせない。それにしても大金持ちでストーカー夫とは性質が悪すぎ!

何が驚いたって、戦前のシャルル・ボワイエの男前ぶり!!最近の俳優ではジュー
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.5

結末は、目の前で目撃する坊やと同様、観客にとんでもないトラウマを植え付ける。