宙を飛ぶ鬼女(左幸子)や、巨大土蜘蛛との対決など中盤までは見応え十分。しかしまあ、「悪役」を演じるはずがない長谷川先生が大ボスという時点で、締めの悪さが予想できるというものです。
悪に徹しきらない酒>>続きを読む
困ったときの若尾文子ちゃん頼み! ツッコミ所満載の間抜けな展開も、スター達の歌と踊りをここまで見せられたら笑って許すしかない!特に、勝新と中田康子の情熱的なラテン・ダンスは抱腹絶倒。
狸ミュージカル>>続きを読む
本作で一番カッコ良いのは、雷蔵でも天知でもなく、“音無しの構え”の高柳先生(浜村純)だったりする。
天知茂が現れるや、「できる!」と先生。確かに強そうな顔してるんだ、このニヒル俳優は。
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意外な程手強い刺客・北城寿太郎との一騎討ち!!を邪魔する弱虫二代目&その恋人&彼女の義父&ワル親分の安部徹・他大勢の雑魚。市も物語も少し壊れ気味の不思議な一篇。
一度目の決闘では座頭市にケガを負わせ>>続きを読む
手裏剣、ブーメランといった飛び道具がメインの時代劇。『用心棒』よりも一組多い三つ巴の争いにも関わらず、このスケール&迫力の無さは一体!?大映が誇る一流スタッフ陣の手抜き作品。
内藤昭が率いる大映美術スタッフ陣が手掛けた芸術的な美術セットこそが、本作の真の主役。
金色のカラーコンタクトを入れてカッと目を見開く藤村志保。そんな特殊メイクの力を借りずとも遥かに怖いのが、巫女役の原>>続きを読む
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対立する二勢力の用心棒に田村高廣と伊藤雄之助を配し、次々に現れる女優陣も豪華絢爛。しかし、今回の狂四郎はただの疫病神である。
密書である布を、たまたま知り合った角兵衛獅子の姉弟に与える狂四郎。予想通>>続きを読む
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なんであれ、ひとつの文化・風土が終焉する瞬間は寂しい。 初めての“お勤め”をした後に、「わたし、お腹すいちゃった」と呟く名台詞が脳裏に焼きつく。
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[コメント] にっぽんぱらだい>>続きを読む
「強い奴に弱い奴 太い奴に細い奴 面白いのや哀しいのが 集って・・・」 「浪人街の白壁に いろはにほへと と書きました」
これぞ映画史に残る名文句。
敵の旗本愚連隊たちにしろ、けっこう話のわかる人間>>続きを読む
灯台下暗し・・・
様々な人の手に渡ってゆく数奇な運命のかんざしを巡る、サスペンス趣向の時代劇。こんな近くにあるにも関わらず、なかなかみんな気が付かないのだ。
主人公の森尾重四郎という素浪人は、善か>>続きを読む
大江戸ゴシックロマン劇
遭難して死んでいった仲間達の遺族や恋人3名と、憎き仇敵1名の計4名を捜し求める男。偶然にも程がある「出逢い」の数々。予知能力をもったヒロイン。 ツッコミどころは多々あるが、大>>続きを読む
浪人のススメ。役人では正義を守れない。浪人万歳!
浪人賛美映画。ちょっと変な時代劇。ストーリー自体は痛快で面白い。
剣豪近衛十四郎が中村主水ばりの汚職役人なのが面白い。妙にハイテンションな浪人伊藤>>続きを読む
これぞ柳生“特攻”魂! 難攻不落の要塞攻めともなると、さすがの柳生一門も、個人の剣技云々よりも、肉弾戦になるのですね。
傾奇御免! 家康に歯向かった男
序盤はただの暴れん坊にしか見えないが、大阪城に乗り込み大河内“古狸”家康と対決するクライマックスには、すっかり右太衛門様の虜に!
戦国の乱世に武芸修行や仇討ちも織り交ぜて、サービス精神は旺盛だが内容は今ひとつ。ワンマン右太衛門御大の前では、進藤英太郎、近衛十四郎、月形龍之介といったボスキャラ達も引き立て役にすぎない。
時代の違いをカラーとモノクロ(しかも過去の方をカラーで!)で表現するアイデアが面白い。 ブルートーンのモノクロで撮った現代篇の方が不気味だ。
狸寝入りが下手なシュワちゃん。クローンもあの人形もいらないが、バーチャル恋人は少し欲しい。
この頃のハリウッド映画の大富豪像は、みんなビル・ゲイツを彷彿させる。
交通も人生も、マナーを守った安全運転が一番!
<トラブル中毒>にかかった二人の、<人間としてのマナー>が問われる長い一日。
道路を挟んで対面するラストシーンが素適だ。
独創的で見事なエイリアン造形に尽きる。ネバネバした液や糸を引き、なんといっても生殖的なイメージを漂わせるあのデカい頭!
小説の物語に入り込むほどに没頭する、ってのはこういう事を言うんだろう。これぞ児童文学映画のお手本。 主人公の少年が適えたい夢ってのが微笑ましい。