ピョンピョン跳ねるウサギに、うわぁ〜、出てきた〜!!と、妻と一緒に大興奮!!!笑
オリジナルがいかに「直接的」(時にショッキングなほど…)で、何度も何度も観客の心に訴えかけるように出来ているのかがよ>>続きを読む
原題は『不正行為』。
だが、邦題の『彼女たちの革命前夜』だと、そこには女性解放運動だけではない、もう一つの「革命」も反映されている。
ゆえに、邦題の方がいいように感じられた、非常に珍しい例。
その「>>続きを読む
20代くらいに観たら、もっと強烈に刺さっていたかも。
すれ違いも切ない。
後半、いろんな世界を旅している映像がグッときた。27歳!
バレンボイムがつくった、イスラエル・パレスチナの若者たちの混合楽団の実話を元にした映画、とのことだが、どこまでが実話なんだろうね。本当に破綻しちゃったのか。(それも、SNSかメッセンジャーアプリで…?>>続きを読む
気合の入ったピンク・サスペンス・ホラー映画。
クローズアップや低い位置からの奥行きのあるショットなどが好み。
最後、河原での絡みのシーンはいいなぁ。
佐野和宏という男のかっちょよさ。
それなりに生きた人間にはペーソスが流れている。男にも女にも。
自分の本当の気持ちを知ることは実は難しい。自分が本当に望んでいるのは何なのか。
身体を重ねるのは簡単>>続きを読む
ひっどい映画だった
SFって、文明批評なり哲学的・存在論的な問いがないと…
マッツは好きだし、設定もちょっと面白そうだったから見たけど、「教科書通りに撮られた映画」って感じで、暇つぶしにしかならん>>続きを読む
タランティーノだなぁ…苦笑
唐突に恐怖映画に変貌して、大爆笑だったのだが、まぁ、安定の品のなさ、むちゃくちゃさだった。
実在の事件が下地にあるようだが、こういう形で大胆にそれを改変してしまうの、どう>>続きを読む
これは原作と脚本の勝ちだな。
中川信夫の怪談映画の系譜に置きたい。
このベタな演出でも違和感なく見られてしまうのは、ピンク映画だからこそかもしれない、というのは発見だった。(「ギャグ」としてしまうのは>>続きを読む
脚本、演出、編集、ロケーションや役者もいいし、全般にわたって充ちている空気感も実にいい。
時折挿入されるイコン画。
そして反復。
病と死、侵犯と、そして最後に辿り着く優しさのようなもの…。
山内大輔のピンク映画、なかなかに悪くない作品があるので、たまにチェックしている。
どうしょうもない人間と淋しい人間しか出てこない。寒々しい、底辺の人間模様。
救いがない、ものばかりだが、しかしそこに>>続きを読む
この映画を祝日(成人の日)の昼間にNHK地上波で上映するってのは、一つの事件である(‘24.01.08)。
しかも政権が、まさに一向に民意に耳を傾けようともせず、醜態を晒しながらも平然とのさばりつづけ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
色包丁って何?!って笑ってしまったが、しかし色包丁に始まり、色包丁に終わる映画。
職人の世界って、こんなもんかねぇ…、と思っていたら、まさかの展開に。
いやいやいや、あんた、分かってたろ。とも思うの>>続きを読む
どいつもこいつもがめつい奴ばかり。
生き抜いていくためのバイタリティたるや。
戦後の釜ヶ崎って、こんな感じだったんだな、と、素直に考えていいのだろうか。
窃盗に喧嘩に殺傷事件に…。
かっぱらえるもんは>>続きを読む
メッセージ性の高さはいいのだが、ちとクドい。時代もあるのか。
展開もちょっと強引な気が。
映画なので気合が入りすぎたのか、OVAの方が好きかなぁ。
なかなか重量級の映画。
ことが起きてからがまた長かったが、スリリングでダレずに見ていられた。
面会時、無言で表情だけで見せる場面、よかった。
主人公の「その後」の、孤独な子どもに寄り添っている姿もよ>>続きを読む
ハリウッドの赤狩りの話は聞いたことがあったが、こんなふうに闘った人物がいたとは。
率直にいえば、かっちょいい。
でも、きれいごとだけではなかったことも描かれている。いろんなものを犠牲にしつつ(主に家族>>続きを読む
カルトと殺人、カルトとセックス…、
閉鎖されたコミュニティの中で、どのようにそれらは正当化され、一線を踏み越えていってしまうのか…。
人の弱さと、信仰、そして狂気。
テーマは文句なしに面白い。(逆に言>>続きを読む
安倍の親と祖父との違い。
なぜ安倍が「安倍」になったのかの証言。
憲法と法律の違い。
娘を出すことでたしかに切実さは増しているが、それでいて監督自身の顔が出ないことがフェアじゃない気がした。(必然>>続きを読む
不思議な魅力を放っている女優。
ガランとした畳の部屋を寝転がる冒頭から妙に惹かれるところがあり、深夜のダイニングでダンス、クラブで少しずつノってくるところ、河辺や海辺でのシーンなど、とてもいい。
団>>続きを読む
ラブレス。
恋の不能さと、愛の不可能さ。
反復と切り返し。
ただ、たんたんと。
セックスも即物的で、感情的な熱さはない。
むしろ渇いている。
団地という、祝祭性から切り離されたフラットな空間、フラ>>続きを読む
木村威夫の美術と、青江美奈の歌唱の効果が素晴らしい。
「汚れちまった哀しみに」…!!
ぼつぼつと降る雪の寒さと、線路・駅の直線性、赤線の部屋も印象に残る。
希望が目の前でことごとく切断され、開きかけ>>続きを読む
北野ブルーみたいな色調が印象に残る。
虚無感というのか、終始、薄ら寒い感じ。
いやぁ、終盤は圧巻だった。
田中裕子の晩年の代表作になるんじゃないか。長回しをそれとは感じさせない集中力、密度。
三十年という歳月が、静かに人を狂わせる。
現実と折り合いながら生きることを選ぶ尾野真>>続きを読む
あまりにも自分に正直すぎる人(たち)なんじゃないかな、と思ったりする。
ずっと物悲しさが覆っていると同時に、風景の美しさが沁みてくる。
ノマドだからこそ、見える景色がある。触れられる人の温度がある。>>続きを読む
前半、ただ選挙の様子を並べるだけで、完全にエンタメ。そこに、たたみかけるように「ちむどんどん」の質問まで入れるもんだから、面白くって仕方ない。
それにしても選挙の闘い方を見ると、本当にその人が現れるも>>続きを読む
淡々と進みながら、じわじわとズレてゆく…、それが小津的な切り返しとピッタリきている。
寂しさ、孤独感、最後の長回しからの顔のアップ。