Auraleeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Auralee

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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.0

恋人から家族になるためにはスモールステップを積み重ねていくしかないんだなあ。自分の領域と相手の領域を混ぜ合わせて、新しい場所を作ること。そして家族とは感情を超えた繋がりなんだなって思いました。許さない>>続きを読む

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.5

続編だけど前作未見でも楽しめる作品。POV視点での探索やシリーズの特徴でもある「彼方」の演出も健在で、意外なドンデン返しまであって終始ワクワクしながら観れました。今回はエリーズの過去が詳しく描かれてて>>続きを読む

ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

3.8

アレクサンドル・アジャ監督のハリウッドデビュー作にして出世作。ビデオマーケットの配信でようやく鑑賞出来ました。

お、面白い…!旅の途中で襲われるってホラーではよくある設定なんだけど、前半の丁寧な演出
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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

4.0

アナ・ウィンターのドキュメンタリーなのかと思ってたけど、観てるうちに違うんだなと思った。ヴォーグ9月号が出来るまでの舞台裏で、むしろエディターの仕事ぶりに興味を覚えた。撮影されたスチルが魅力的でもっと>>続きを読む

フレイルティー/妄執(2001年製作の映画)

3.5

かなり昔に観てオチが強烈だった事だけを覚えてたんだけど、見直したら父親の葛藤や弟の行動の細かいところが腑に落ちてガツンと来ました。マシュー・マコノヒーはこの作品の後にラブコメ路線に行くんだけど、最終的>>続きを読む

暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

3.5

1974年と古い作品ながらメチャクチャ怖い!スクリームより断然怖かった。スラッシャー系のホラーが好きならかなりおススメ。寮生の女の子たちはお洒落で可愛いし、時代を感じさせる捜査方法も面白い。POV風の>>続きを読む

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.5

Netflixとカンヌのゴタゴタからどうなるのかなと思ってたんですが無事に配信されて嬉しい。そしてこんなに痛い(物理)映画は滅多にないんじゃないかって描写のオンパレード。ホラー映画にあるような派手な血>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.0

ホラーの貴公子と言われるアレクサンドル・アジャ監督作品だけにゾッとする場面が多々あります。それでスリラーなのかなと思いながら見ていると徐々にミステリに変わり、最後には涙腺がガバガバになりました。
ネタ
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

5.0

エンディングにかかるover the rainbowの染み入るような美しさ。
観終わった後、人との関わり方や人生の過ごし方を改めて見つめ直したくなる。

かなり昔に観たけど、大人になってから見返してこ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.5

シスター達の出方が超アグレッシブでジワジワ追い詰めて怖がらせる系のホラーとは正反対。修道院だけどホーンテッドマンションのノリ。ジリジリジリ、バーン!キャー!ってテンションがずーっと続くので途中で怖い感>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

全編に渡って繰り返される醜さの中にある美しさの魅力に冒頭からグイグイ惹きつけられて最後まで観てしまった。印象的だけど邪魔にならない音楽、田舎と都会の空気感、考えさせられる部分と感じる部分のバランスもお>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

夏に観るのに最適!アメリカで大ヒットしたそうですが、分かるなあ。ブレックファストクラブ系の正統派青春映画で、笑いのテイストも下品にならないようよーく考えてある。アバターであるドゥエイン・ジョンソンのイ>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

4.0

始めドクは何で三十年近くも連絡を絶っていた昔の仲間を訪ねたのか不思議に思ってたんだけど(服役の貸しを返して貰いに来たのかなんて考えてた)行き先を間違えたシーンで違うんだと分かった。彼は本当に途方に暮れ>>続きを読む

くすぐり(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルからは想像も出来ない内容。一見無害なくすぐり動画から個人の性癖や支配欲、自己顕示欲、欺瞞や偏見など興味深い事実が次々に出てくる。
関わった人たちのインタビューや過去記事から浮かび上がってくる人
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その名にちなんで(2006年製作の映画)

4.0

家族に守られながら成長し、自立して親元を離れ、自分が選んだ人生を進んでいくという普遍的な物語。
この映画を地味だと思う人にはそんな風にしか見えないんでしょうが、人生って淡々した暮らしの中に様々な感情が
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ジョンベネ殺害事件の謎(2017年製作の映画)

3.0

Netflixの「イカロス」「邪悪な天才」を続けて観てドキュメンタリーって面白いなと思い、次に観たのがコレ。想像していたのとは全く違う一風変わった内容で度肝を抜かれました。
ジョンベネ事件を扱ってるけ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

ミステリーとしても素晴らしいし、復讐譚としても良く出来てる。
シリアスで重い話なのかなと思ってたらそうでもなく、むしろ微笑ましいシーンもありつつ物語は進みます。主人公のゼヴお爺ちゃんかなり危なっかしい
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.5

邦題で損してるな。ゴーレムというイメージよりジャック・ザ・リッパーって感じ。ゴシックなシリアルキラー物です。
ミステリーなのでネタバレしないように気をつけて言うと、観終わった後すぐに戻って二度見したく
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.0

日本では観る機会がなかった本作、Netflixで配信されていたのでようやく鑑賞出来ました。

識字障害をここまでどういうものか説明し、理解させてくれる映画って他にないんじゃないかな。しかも学び方を変え
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ワッフル・ストリート(2015年製作の映画)

3.5

よくある挫折と苦労の末にアメリカン・ドリームを掴むって話じゃなくて安心した。
地に足がついた着地に納得し、見終わった後は晴れ晴れと前向きな気持ちになりました。

主人公のジミーはお坊ちゃん育ちのせいか
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.0

ノオミ・ラパスは典型的な美人とかではないんですが、多国籍風のルックスと演技力の高さで幅広い役柄をこなせる女優さんです(ミレニアムやセブンシスターズの七役など素晴らしかった!)
今回もタフだけど、どこか
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.0

インドの食に興味があるので色々なお弁当を見るのが楽しかった。案外量が少ないなとかお菓子みたいとか、調理するところがちらっと見られるのも嬉しい。
しかし主人公の登場シーンから彼の境遇の厳しさを感じ取って
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.0

バーフバリの監督、ラージャマウリ作品という事ですが、やはり歌舞伎のような独特のキメ方やケレン味のあるアクション、上がる音楽の使い方に特徴ありますね。この人のユーモアセンスって、頭を使ってとことんまで追>>続きを読む

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

3.0

ハッピーニューイヤーを先に観てしまったので免疫がついていたのか、評判の高さに期待値を上げ過ぎてしまったのか。やっぱりファラー・カーン監督のユーモアセンスはベタ過ぎてついてけないなと思ったし、ストーリー>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

2.5

核にあるモチーフがあまりにも有名なものなので深読みしようとすればいくらでも出来るけど、よく考えると映画の内容はそれほど深くない。
しかしここまで嫌な気分になるホラーも珍しいな。主人公が心を尽くしてどん
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

恋愛もの。しかも相手は人外。意思の疎通は出来るけど本能的な行動は動物に近い。魚類が苦手なので生理的にムリーってなるかな?と思いながら観てたけど、いや、むしろ人間の方が獣に近いのでは?という気持ちにさせ>>続きを読む

本日のおすすめ(2009年製作の映画)

2.5

柔らかい生地に詰め物をして端を折り込むとか、絞って固めたチーズを焼いて野菜と和えるとかオープニングの料理するシーンからワクワクしてしまう。絶対美味しいよ、これって。
ストーリーは古くて閑古鳥鳴いてるレ
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真実を知る者(2016年製作の映画)

3.5

キャストが女神は二度微笑むと被ってますが監督は違いますね。地味なジャケットからは想像も出来ない佳作。
小さな偶然から手掛かりを掴み、真実に迫ってく展開は無駄がなく、伏線が回収されていく先にちょっとした
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

事件より、家族とか仕事とか人付き合いの面でこの人どうなるの(どうするの)かな…とワクワクしてしまった。

最初何となくミシェルは怖い女みたいなイメージだったけど、嫌がらせする相手にも公平な判断をしてる
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

5.0

オールウェイズマイベストに入る作品!
楽しくてやる気に満ちてて、前に進もう、頑張ろうって気持ちになれる。
個人的にシャシと重なる部分があって共感しまくりでした。

大げさな演出は控えめ。キラキラした民
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.5

インドの食事情や暮らし振りに惹かれて見入ってしまった。言葉で多くを語らない、静かで雰囲気のある作品。
サージャン役のイルファン・カーン、真面目な仕事人間で初老のやもめって設定だけど、率直で誠実な人柄が
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ハッピー・ニュー・イヤー(2014年製作の映画)

3.5

最初の一時間くらいは退屈でこりゃnot to meかなと思ってたんだけど、シャールクカーンのスターオーラに当てられたのか段々目の前がキラキラしてきて、モヒニ登場あたりからどんどん楽しい!いいぞ、もっと>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

あんな大変な状況でなぜ一人なんだろうと思っていたら、ちゃんとした理由があって効率化優先の未来世界にゾッとした。

サム・ロックウェルの演技力と魅力が全開でストーリーに勢いがある。短期間で作ったと聞いて
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

4.0

これは騙されるよ…!って観終わったあと唸ってしまった大ドンデン返し。
序盤からの違和感も説明されてスッキリした。
作家性全開の演出とツイストの効いたシナリオ、ちょくちょく挟まれるお笑いと恐怖、主人公の
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ビジョン(2015年製作の映画)

4.0

すっごく面白かった!長いしジャケットが暗そうだし観るのをしばらく躊躇ってたけど、観て良かった。インドのサスペンス映画は直球だけど、どこかで観たような…って展開にはならないなあと感心した。

序盤は主人
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.5

途中から思いもしない方向に舵を切られた。どんでん返し系のサスペンスとして面白いし、俳優の演技も素晴らしい。
しかしなんて可哀想な話なんだろうと見終わった後やるせなくて仕方なかった。
真実はそれ自体に救
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