NinaSinnermanさんの映画レビュー・感想・評価

NinaSinnerman

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グロリア(1980年製作の映画)

4.5

玄人にとっては鉄板ということだけ知ったまま未見リストに20年以上入れっぱなしだった本作。
フォロワー的作品の方がリアルタイムでちょこちょこ出てきては言及される上、カサヴェテスなので観なくても内容や運び
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

最高!
映画、ではない。
これは、音楽と文化と歴史。
ドキュメンタリーでもストーリーでもない、リアル。

映像作品のひとつとして語るなら、その場にホントに居合わせた人たちに語らせるという基本がこんなに
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グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.6

中身はそんなに詰まってないんだけど、80年代のラテン国家のセレブ妻たち(とそのファッションと生活)を見てるのが面白かった。

グッドワイフ=良き妻となるには本能的な処世術も必要か。

肩パッドの使われ
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.0

テレンス・マリック作品でマトモにストーリーがあるのは久々(笑)

手法は変わらないのだけれど、ちゃんとやれば静かでも画が美しいとこんなに叙情的になるものだったかと改めて感心した。

信念とか正義とか、
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.7

ディズニーってのは隙がないのが凄いね。
綺麗なアニメーションで夢と勇気と愛と未来を語る。
今回のテーマは君は一人じゃない!人を信じよう!ってとこかしら。
そうやって小学生レベルの単純な言葉にしてしまう
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.4

飽きずには観れたけど何故か既視感というか最初からネタバレみたいな、既視感の検証として観続ける感じ?

ブラムハウスのサービス精神も供給過剰に感じてくるのは高校生と大して変わらん、というか、人間の普遍か
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テキサス・ロデオ(2019年製作の映画)

3.7

話の筋は地味なんだけど役者が良く、撮り方はソリッドで、運びは生っぽくいい感じに荒く、総じて良いというか好きだ。

「荒野にて」とか「ウィンターズ・ボーン」に通じる所謂ホワイトトラッシュのローティーンモ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

いやー・・ごめんなさい。
ヒドかった。
ヒドい脚本、ヒドい演出。
いきなり言っちゃあレビューも何もあったもんじゃないけど、ヒドい。
小学校低学年向け。
いや、それにしちゃあやたらとガガさん脱ぐし、薬と
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.7

アリガチな内容だけど音楽と演者に魅力があって観れた。
もうちょっと捻りのある展開を期待してたけどね。
乳歯は子供の象徴、Tooth fairyってのもいたなってくらい。

モーゼス役、安く染まらず大成
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

3.9

面白いなあ。

「私は愛だよ。」
空虚さと激しさは若さと美しさの相互作用で、自己中心ささえまるでただひたすらに眩く激しく燃える太陽。

そういえばなんの為に燃えているのか、何故眩しいのか、火に入る虫は
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.7

またまた女性監督モノ。
と、いう括りでは余りにも申し訳が立たないテーマ。

ヤジディ教徒のことやISは一時の世界的恐怖を思えば昨今過去の報道になりつつあるが、現実に起きた事実であるということはその時そ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.4

テーマはなんなんだろう。
モードファッションと言うなら良いけどさ。。。

不遇な女性を鼓舞してんだか蔑んでんだか、愚かさを嘲笑ってんだか憐れんでんだか、ヒューマニズムを語る悲劇で喜劇と言うならエグ過ぎ
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Uターン(1997年製作の映画)

4.1

実はだいぶ好きな映画。
カッコ良く括ればアリゾナの荒野舞台のファムファタルノワールであり、現代的?シュールな田舎町ホラーでもあり、イカれた状況にズタボロにされる様を笑うコメディでもある。

オリバー・
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.6

GYAOにあったのでテキトーに久々にかけてみた。
多分公開当時以来。

何も変わらずアホでひたすらにラテン美女を堪能できてどーでもいい感じに面白かった。
あとファーギーが若かった(笑)

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

画は自然な彩度と陰影で美しい。
描き方も印象的な瞬間が幾度となくあった。
エンディングに至っては言葉も特別なカメラワークもなしに流れとただ一人の演技と音楽だけで、ここまで豊かに鮮やかにものを語ることが
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キャリー(2013年製作の映画)

3.6

ストレス溜まったときにはちょーどいい。
破壊神になった気分で、気に食わねえ不条理もチョーシこいた奴も偽善者もぶっ飛ばしちまえーやったれーやっちまえー(笑)

なんて、本家の哀愁を塗り替えられて、こんな
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スペインは呼んでいる(2017年製作の映画)

3.8

これはねー贅沢なマスターピースですよ。
芸術的な景観×美味しそうな食べ物の載った気の利いた器×ブリティッシュアクセント×映画オタクの会話+映画俳優の映画俳優によるモノマネ×気持ちは小学生なおっさんによ
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

3.9

ワイナリーでの試飲の楽しみも長引くコロナでなかなか味わえず。
久々に観たくなったサイドウェイ(ズ)。

やさぐれて聞いたこともない安ワインを片っ端から買ってみては空けるもこぼすもフライパンにくあーっと
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.6

敬愛するレビュワーさんたちの評判は奮わず、軽い気持ちで観たのだけれど、普通に楽しめた。

ゲームみたいなCGカーチェイスもゾンビの雨も雪崩も画ヅラとして楽しい。
ストーリーとか俳優の演技とかはどーでも
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百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

3.8

マリリン可愛いなあ。
ホントに何をしても可愛い。
声も喋り方も表情も大好き。
マリリン映画は基本素直な造りなので、毎回子どもに返ったつもりで観るとワクワクしてくる。

1953年作。
リアルタイムでこ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

糸の切れた凧のような人たち。
風に吹かれて吹かれるまま、だけど矜持は失わない。
気ままで儚く、気高く、脆く、でも逞しい。
資本主義社会に肩まで浸かりながらたまに頭を掠める違和感をこういう映画でやり過ご
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スプライス(2008年製作の映画)

3.7

ハイテクで茶目っ気のない、でも派手なクローネンバーグ・・と言ったらこの映画の65%くらいは説明できるだろうか(笑)
10年ぶりくらいに急に思い出して観たくなって観てみたけど、やっぱりすんごいインパクト
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

この作品の存在を知ってから多分もう優に5年、やっと観賞できました。
ドランに関してはすごく変な観方というか、認知の順番を滅茶苦茶に過ごしてきてしまいました。

「トランスアメリカ」(2012)
予告編
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ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

4.0

私的ゾンビ映画ランキングTOP5には入る一本。

ゾンビ映画というものを確立させたロメロ御大の変わらぬ価値観と、その至適なアップデート具合。
キャラクターそれぞれの魅力と、レグイザモの好演。

花火に
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.5

すーーーげーーーーーー。


...ごめんなさい。
Excuse my French.

いや、すんません、ホント、、、
だって、、、凄い。

演出(尺割)、主張(一瞬一瞬のインパクト)、演技(キャス
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.4

・・・またもや私には良さがあんま理解できない世間の高評価作。
駄作とは違うのだけど、そんなにいいか??
丁寧に小綺麗に上品に風景と精神的機微を描けばなんでもいいのか???
演技が良ければそれでいいのか
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.3

・・・どうも私にはみんなが称賛する良い映画の良さというものが理解できないらしい。
大抵必死に頑張る誰かへのフォーカスをオシャレに品良くまとめたものばかり。

「品良く」ってのが癖モノでねえ。
そのフィ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

ポロンポロロンと雨音のようなピアノの気怠さを額縁に、中身はいつものごとくのラテンとブロンドに揺れるから騒ぎ。

今回はシャラメとエルファニングのベイビーフェイスに引きずられた砂糖菓子のような甘っちょろ
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ミニミニ大作戦(1969年製作の映画)

3.5

最近イタリアンワインにハマっておりまして、からのイタリアンジョブ。
シャーリーズ・セロンの方を観ようと思って探したら登録媒体になくて本家のこっちのみ。
よく見たらマイケル・ケインじゃないか!ということ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.8

全くノーマークどころか存在も知らなかった本作。
カーラ・デルヴィーニュとデイン・デハーンにイーサン・ホーク。
更にはリアーナにハービー・ハンコック。
の、ベッソンのSF。
なんで聞いたこともなかったん
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

3.5

今観ると子供騙し的な詰めの甘い安っちいところばかりなんだけど、たまにはこんな後味の甘さも悪くない。

映画にスレてない相方は前のめりになりつつ大きな音がするたびビクッ!となって、怪我すればムリムリムリ
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リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)

3.9

観たいと思ってから12年が経過してた(!)
あらすじも大して知らず、質感と出演者とざっとした評価だけで観たい映画リストに入れたまま、変わったタイトルだけに忘れることもなかったけど、なんで急に観ようと思
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透明人間(2019年製作の映画)

3.7

起承転結のしっかりある娯楽スリラー。
スッキリした画と運びの巧さで楽しめた。

もしこんなスーツがあってその存在が実証されたりしたら世の精神異常と言われている人たちの何割かは救われるのかもしれない・・
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

ドランの造る画にはゾクゾクしてしまう。
被写体がニットであれ子どもであれ、汚い裏路地も、なんであれ、官能的と言う言葉の昨今拡く用いられる意味ではなくて、本来持っていた意味に近いような、なんとも五感に美
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.7

小品ではあるけれど、意外に画が綺麗でテンポも悪くない。

親近感の湧く設定では全然ないし、浮ついた中年のしょーもないイザコザを映画として地に足ついた感じに観せられるのは腕の為せる業だなと。

サイドウ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

疲れた(笑)

なんで今!?しかも今!?!?
みたいな、今だけは勘弁して!もしくは今じゃないだろっっ!!のレイヤーが怖いってかツラい(笑)
そもそもその状況で妊娠するか?!
その備えで臨月迎えるか?!
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