chanさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

東大を卒業後のらりくらりと生きる男が始めたバイト先は深夜に殺人が行われる銭湯...漂う不穏な空気からの変幻自在な展開、社会で働くことを経験し恋愛や友情も織り交ぜながら成長を遂げる青春ドラマへと仕上げて>>続きを読む

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.0

公民権運動が激化する中、高校の白人黒人混合フットボールチームが州のトーナメントを勝ち上がっていく実話をもとにした映画。

若者たちのひたむきな勝利への情熱、そして固い友情に、感動。
人種差別は乗り越え
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

「脳死」状態の娘を抱える家族の苦悩、葛藤を描く。

最後のシーンは、ただただ涙が止まらなかった。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが離婚し親権問題で争う夫婦役を演じる。

父と子の共同生活が始まり、少しずつ絆が深まっていく様子が良い。

息子役がかわいすぎる。
不器用な父を演じるホフマンも
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ディカプリオとジョニデの名演。

家族を支えるために自分の時間を犠牲にして働き、田舎町に暮らすギルバートの葛藤が胸に迫ります。

兄弟愛に感動し、鑑賞後は爽快で前向きな気持ちになる名作。

『”大きい
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.5

ノッティング・ヒルの街並みに憧れ

ジュリア・ロバーツの美しさに惚れる

ヒュー・グラントはカッコよ過ぎて

「She」が流れるラストシーンは最高

大女優と冴えない本屋の爽快ラブコメディ

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年製作の映画)

4.0

ヒトラー政権下で反ナチスの運動を起こした21歳の少女ゾフィーをはじめとする若者たちの壮絶な闘争を描いた実話。

身体は拘束されても精神の自由は大空の如く広く、とどまることを知らない。

恐怖、不安、悲
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観て咽び泣いた。

男は言葉にできない想いを抱えて生きていくもんだ。

本日も異常なし。

げんこのかわりに旗をふり、
涙のかわりに笛をふき、
わめくかわりに、
裏声しぼる。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

涙腺崩壊。宮沢りえさんと杉咲花さんの演技に釘付け。
母の強さ、優しさ、寛大さ、そして熱い愛に胸がいっぱいになります。
最後、家族の新たな旅立ちに、エンドロールのきのこ帝国「愛のゆくえ」最高でした。お母
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

恋に落ちた二人のゲイカップルに引き取られたダウン症の子供。

法が許さなくても、
血は繋がっていなくとも、
奇跡的に巡り会った3人の家族の間に深く結ばれた絆、愛に心が温かくなる作品。

・・・世間の常
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

夢中になった幼少時代。
初恋、失恋を経験した青春。
故郷を一人旅立ち大人へと。

似通った経験があるから夢中で観てしまうんだよな。

感傷と郷愁に浸っている時、
そっと心に寄り添ってくれる名作。
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.5

昭和20年 広島・呉での主人公すずの日常生活を描く。

死と隣り合わせの日常を想像はできないけど、
そういう時代があったことがリアルに伝わってくる

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

1984年の東ベルリン。
シュタージュの一員として任務を遂行する主人公の変化を描く。

ある監視対象者の生活に触れる中で、芽生える感情。

体制を守るとは何なのか、狭間で揺れ動く心。

緊張する監視社
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.5

強盗、密売、殺し。
実話をもとにブラジルのファヴェーラと呼ばれる貧困街の実態を描いた衝撃作。

構成、音楽、テンポ。
素晴らしい、あっという間の130分。

殺るか殺られるかの世界。
生き残る為に何を
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

心に深い傷を負った天才青年。

失意の底にいる心理学者。

二人は出会い、凍りついた心を溶かし、新たな人生への旅立ちに向かって歩んでいく。

一歩踏みだす勇気をくれる素晴らしい作品。

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.5

孤児院で生まれ育った主人公。

外の世界に旅立ちたい。

・・彼がそこでみた現実。

感じた喜び、悲しみ、そして考える、自分の生き方とは。

美しい映像、優しい音楽。
どこか懐かしさを感じ、心が温かく
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

冒頭のノルマンディー上陸は圧巻。

映画では理不尽な命令へのジレンマが一つのテーマ。結局、戦争は無価値だ。

スピルバーグ監督が臨場感を追求し、生み出した傑作。今まで観た戦争映画の中で、最も戦場の緊迫
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

幼くして人生の辛酸を嘗めた少女と、
大人になっても地に足つかない孤独な男。

「大人になっても人生はつらいの?」
「つらいさ」

大切な人の存在に気付き、初めて大地に根を張って、生きる喜びを見出す主人
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

情が欲しくて、居場所を求めて、絆で結ばれたくて。血は繋がっていなくても、寄り添い合う家族の姿が美しい。

だから一層、観終わった後は、切なく、儚く。

家族のあり方、制度のあり方、社会のあり方について
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.0

温かくて、
少し切ない、
ゲイのための老人ホームの話。

捨てた父と、捨てられた娘。
ゲイの男と、普通の女。

想いあう関係でも、
分かりあえない現実。

遠い話のようで身近に感じる、
そんな作品。

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

雨の日も風の日も、
貧しき時も富める時も、
木人樁を叩く音は鳴り響く。

ただ誠を尽くし、怠らず、淡々と、
己の決めたこの道を突き進む。

拳は人の権利を奪う為にあらず、尊厳を高める為にあり。

いつ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

知能指数は劣るけど純真で誠実な主人公が運命を切り開いていく、まさにアメリカンドリームを絵に描いたような作品。

対照的に人生に挫折した登場人物のほうに親近感がわく。

人生そんなにうまくいかないよ。
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.5

主人公の大切な人を失った喪失感や、ギャンブルにハマり自暴自棄になっていく姿を香取慎吾が完璧に演じている。

路頭に迷い、絶望に落ちていく様は、リアルで考え深く、胸を締め付けられる。

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.0

話をもとにした作品。
1994年、民族間の争いが発展し約100万人が惨殺されたルワンダ虐殺の最中、実在した一人のホテルマンが1200人の難民を救った。

民族抹殺を目的に繰り返される蛮行。

国際社会
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

体が不自由な富豪。
その介護をするスラム出身の青年。

違った生き方をしてきた二人が、ぶつかり合い、わかり合っていく。

ユーモアに富んだ二人の会話が素敵。
二人ならどんな事があっても楽しんでいける感
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

人間の本質は悪。
保身、欲望、恐怖。
弱みを握れば簡単に狂気に落ちる。

絶対的な悪を前に試される正義。

リアリティを追求した映像。
社会の光と闇、人間の善と悪にも焦点を当てた作品。

ヒース・レジ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

妻を亡くしても涙はでなかった。
外に見せる綺麗な自分と、
女や酒で誤魔化してる馬鹿で、みっともない自分。

お前には俺の苦しみは分からない。
そう、分かる訳がない。
めんどくさい主人公。

けど男の脆
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