作家性と言えばそれまでだけど、ギャングから株屋に商売を変えただけで、いつものスコセッシのパターン映画。ラリってる最中の幻覚やセックス依存の感覚は技巧的すぎて何かパワー不足だったな。今回はジョー・ペシが>>続きを読む
特撮ドラマの現場で活躍する名もなきスーツアクターの世界を描くという日本映画らしい題材、テーマに期待感が高まる。台詞回しが説明的で説教臭いのがイマイチだったな。会話のないシーンは全体的に良かった。クライ>>続きを読む
ロンドンのフーリガンのチームファイトを描く青春ムービー。最初、ちょっと何やってるかわからなくて入っていけなかったな。先に少し予備知識を入れた方が乗れるだろう。ウェストハムのフーリガンのヘタレっぷりがな>>続きを読む
これは堂々の珍品。「私を愛したスパイ」のボンドガールだったキャロライン・マンローが主演のZ級スペースオペラ。音楽はジョン・バリーで,セットも所々ドクター・ノオやプリズナーNo.6 を彷彿とさせる。78>>続きを読む
輪廻の輪に囚われた男が孤独と絶望の闇を乗り越えて、周囲との関わり合いの中で生きる意味を掴み取ろうとする展開が自然でとても暖かい気持ちになる。「素晴らしき哉、人生!」を思い出すな。でも、人って常に変わっ>>続きを読む
「「娘」に翻弄されるリーチャー」という設定自体に拒絶反応が出て、もう序盤からとにかく辛かった。全然父性を感じさせないトムくんの演技の幅の狭さも感じたな。あと、さすがに容貌の衰えが隠せなくなってきてる。>>続きを読む
高い技術力で安心して楽しめるし、初期ダイハードの様式を意識した演出がうれしい良作。ブルース・ウィルスはここから完全ハゲ。序盤のトンネルでのド派手なカーチェイス、後半のマギーQとのスピーディーな格闘シー>>続きを読む
マザコンで性格異常者のギャングのボスと潜入捜査官の危険な逃避行を描くフィルム・ノワールの古典。映像がすごくきれいだった。無線を使った追跡や尾行のシステム化は、当時としてはかなり先進的な表現だったろうな>>続きを読む
ブルース・ウィリス×サミュエル・L・ジャクソンのバディムービー。「42…第42代大統領って誰だ?」「ヒラリー・クリントンだ!」を始めとして、警察署内の爆発の見せ方とか、水の計量のイザコザとかクスっとで>>続きを読む
高所恐怖症のため警官を辞めた男が、大学の同窓生に妻の奇行を監視する仕事を依頼されるが、男は金髪の美人妻に恋してしまい…という嫌な予感濃厚なサスペンス。登場人物がみんなおぞましい。名優ジェームズ・スチュ>>続きを読む
原作はウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の古典サスペンス『暗闇へのワルツ』。舞台を19世紀のニューオリンズから現代のインド洋フランス領のレユニオン島に変更。やっぱお金持ちの主人公が文通>>続きを読む
ヒトラーが2014年のドイツにタイムスリップするという着想自体は面白いが、缶コーヒーのCMみたいなモノローグの導入部からモキュメンタリータッチに変わり、中盤のテレビ出演から「ネットワーク」みたいな展開>>続きを読む
金髪美女を狙った連続殺人が起こっているロンドンの下宿に入った怪しすぎる男に下宿屋の若い娘が急接近する恋愛サスペンス。主演は高名なマルチクリエイターのアイヴァー・ノヴェロ。サイレント映画で、最初から最後>>続きを読む
火星を植民地化した地球人が地縛霊に襲われるSFホラー。21世紀に作られたにも関わらず、80年代映画にしか見えない。要塞警察のSF版みたいだけど、ダンディズムに欠ける。憑依系幽霊撃退のアイデアがないと、>>続きを読む
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・北海道。移ろう時代に翻弄される不器用な男。人生の途中停車駅で乗り合わせた女たち。増毛駅は今年で廃止。雄冬の連絡船も、上砂川支線も、たくぎんも、今はない。いしだあゆみの>>続きを読む
ファム・ファタールに溺れる一匹狼のストーリーなので、一種のフィルム・ノワールなのか。アメリカが舞台でイタリア語吹替。英語版はないのかな。70年代のヨーロッパ映画らしく、盛り上がりがなく一本調子。全体に>>続きを読む
主役のスーパー警視のキャラだけ引き継いだ続編。前作を見ていなくても大丈夫。ミステリーといより、アクション・スリラー。ゴシック趣味と陰気な照明の色合いがヨーロッパ的でいい雰囲気だし、ネタもオタク感があっ>>続きを読む
喧嘩で追放された男子フィギュアスケーターが男性同士ペアを結成して世界大会の金メダルを目指すスポ根コメディ。往年の名選手が多数カメオ出演。旧採点方式が懐かしい。ルール無視のバカ映画で、かなり笑える。宇野>>続きを読む
若くて細いウィリアム・ピーターセンが無茶苦茶すぎ。そんなシークレットサービスいない。音楽がワン・チャンで、80年代ど真ん中のシンセポップが意外とハードボイルドな作風に合ってた。大音量で見ると気持ちいい>>続きを読む
1979年にイランで起こったアメリカ大使館人質事件に関連する「カナダの策謀」作戦の実話を映画化。ベンアフ監督主演。レトロ感のある重厚な作品。カナダ大使夫妻がいい人。美人のお手伝いさんもいい人。劇中に出>>続きを読む
邦題がやっつけ感を漂わせているが、東南アジアの少女の人身売買を題材にした社会派アクションである。そういえばジャン=クロード・ヴァン・ダムも「ハードソルジャー/炎の奪還」で人身売買ネタやってたな。わかり>>続きを読む
面白くないし、怖くもない。NY市警の霊感が強い刑事とオカルト事件という取り合わせは題材として悪くないはずだが、全然雰囲気がない。暗くて何をやってるのかさっぱりわからん。イラクから霊を連れてくる設定も倫>>続きを読む
映画館に脅迫状が届いたことから政治的配慮により日本での上映が中止となった曰く付きのポリティカル・スリラー。原作は「羊たちの沈黙」のトマス・ハリス。女テロリストのハニートラップにかかったランボーをモサド>>続きを読む
50年代を舞台に、第二次世界大戦でPTSDになった復員兵とスピリチュアル団体の指導者の共依存関係を描く。この映画を見ると、フィリップ・シーモア・ホフマンの早逝が本当に惜しいと思う。実際のスピリチュアル>>続きを読む
上映当時から原作より優れているという評価もあった名作。愛人の肉感とか原作では感じられないところも豊かに表現されてるもんな。でもやっぱり背景について理解した上で見た方がいいだろうな。一度死んで、以降の人>>続きを読む
当時の精神医療の非人道性を告発したアメリカン・ニューシネマの代表作。ジャック・ニコルソンを始めとする名優が、精神病棟という社会の縮図を演技に見えない演技で作り出す。抑圧からの解放は死によってしか得るこ>>続きを読む
これを見た後に原作を読むと、登場人物が猫に変換されて頭に浮かんでくるという決定的な影響力を持つ名作。新世界交響曲が流れる中で、ジョバンニが丘の上の家の前に小さな自分を見つけるシーンに衝撃を受けた。何度>>続きを読む
90年代らしい、強くて家族愛にあふれたアメリカ大統領が、他国の主権を侵害してアメリカンヒーローになるサスペンス・アクション。先に時代背景を頭に入れておかないと、ハリソン・フォードのキャラに腹が立つが、>>続きを読む
列車内で忽然と消えた老婦人の行方を追うサスペンス。序盤が少しダルくて、こんなシーンいるのかな?と思うが、それが地味に伏線になっていてハッとさせられる。ヒロインが精神的に追い詰められる中盤のサイコスリラ>>続きを読む
地上波で見たが、CMの間に頭の整理ができるし、クドさも中和できるし、意外に良かったな。ダ・ヴィンチ・コードみたいなラストの蛇足演出や変なCGもなかったし。しかし、ラングドンってラテン語もイタリア語もで>>続きを読む
生き別れ兄弟が復讐のために共闘するという伝統的な香港カンフー映画のストーリーを、現代的なワイヤーアクションと表現主義的なアプローチで成形したバカバカしくも熱い漢まつり。こどもを使った演出がうまい。また>>続きを読む
どう見てもテレビドラマ。いや、テレビドラマの方が短時間ですっきりまとまってるだろう。時代劇っぽくない役者の所作とか気になったな。中村吉右衛門の半生を映画化した方がずっと面白いものを作れるって!
201>>続きを読む
決してつまらないわけではないんだけど、他のスパイ映画の色んな要素を集めて混ぜ合わせた感じでマンネリ感が強く魅力を感じなかったな。途中で(これって別に「ミッション」じゃねーじゃん…)と冷静になっちゃうよ>>続きを読む
香港ノワールの名作、インファナル・アフェアのハリウッドリメイク。キャストがやたら豪華。序盤は南ボストンの社会についてある程度の知識がないとピンとこないんじゃないかな。とにかくディカプリオがかっこいい。>>続きを読む
バージニア州で密造酒作りを営む3兄弟とシカゴから来た取締官の血で血を洗う抗争をベースに、暗黒時代のアメリカを描く。邦題が全然そそられない。監督も脚本のニック・ケイヴもそうなんだけど、キャストも外国人が>>続きを読む
アクション映画。全編ほぼアクションだけ。レギュラーの見せ場は多く、キャラ萌えテイスト強め。4DX3Dで見たが、画面とアトラクション部分のマッチングはとても良く、特別料金を払った甲斐があった。最近のSF>>続きを読む