Utaromuranoさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)

2.0

メリン神父の過去がわかる部分やオリジナルへのオマージュは良いが全体的に演出や音楽が冗長でイマイチ。チープなCGも残念。

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0

やっぱり何度観ても怖いし面白い。
フレンチコネクションと本作とそれぞれのジャンルの最高峰といえるような作品を続けて撮ったウィリアム・フリードキン凄い。

ガンモ(1997年製作の映画)

5.0

ハーモニー・コリン監督デビュー作からここまでぶっ飛んだ映画作っちゃうのヤバい。スプリングブレイカーズもビーチバムも普通の映画に見えてくる。ホームビデオのような粗い映像、殺伐とした雰囲気、悪趣味等々いか>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

5.0

カメラワークや画作りが抜群に良い。ストーリーもミステリーとして面白く引き込まれる。窪田正孝の演技が良かった。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

5.0

ブラックコメディとしての面白さとシチュエーションホラー的な要素があって楽しめた。レイフ・ファインズの怪演が印象深い。アニャ・テイラー=ジョイが魅力的。

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

5.0

イニャリトゥ版8 1/2とでも言いたくなるような傑作。イニャリトゥらしい長回しと幻想的な映像が素晴らしく引き込まれる。本作のような作家性全開の作品をビッグバジェットで監督にやりたい放題撮らせるNetf>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

チャドウィック・ボーズマンが故人な事もあって観る前は不安しかなかったが素晴らしい続編に仕上がっていて良かった。流石MCU。タロカンの海底王国の壮大なヴィジュアルも素晴らしかった。

Helpless(1996年製作の映画)

5.0

絵作りと突発的な暴力シーンがめちゃめちゃ好みだった。初主演なのにカリスマ性が半端ない浅野忠信も最高。劇中で浅野忠信が着てたnirvanaのnever mindのTシャツ欲しい。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

5.0

オリヴィア・ワイルドは前作のブックスマートが素晴らしかったが全然ジャンルの違う本作も見事な作品に仕上げていて監督としての力量の高さに感心させられる。捻りの効いたストーリーや世界観も良く出来ていてフロー>>続きを読む

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

5.0

セピア色の映像の美しさに魅了される。画面構成や省略が上手く3時間以上と長尺だが飽きずに観れる。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

前作に引き続き安定の面白さ。マブリー最高!ラストのバスの中でのバトルシーンがスゲー。

窓辺にて(2022年製作の映画)

5.0

今泉力哉監督の作品独特の雰囲気が心地よい。そこにうまくハマっている稲垣吾郎も素晴らしい。終盤の稲垣吾郎と中村ゆりの会話シーンの長回しと演技が印象深い。玉城ティナが魅力的に撮れているのも良かった。

警官の血(2022年製作の映画)

4.0

スリリングな展開でテンポ良くストーリーが進むので楽しく引き込まれる。警察組織の暗部を描いていたりアウトローな刑事が出てくる刑事モノって大体面白い気がする。パクとチェのドラマも見応えありバディモノとして>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

5.0

凝った音響と絵作りが素晴らしい。特にバスのシーンが凄く良い。虚無感と終末感が漂っていて退廃的な感じが好みだった。

湖のランスロ(1974年製作の映画)

4.0

鎧の金属音や馬の足音等々とにかく音響が素晴らしく映画館で観た甲斐あった。生々しくリアリスティックな映像とセンスの良い色使いも魅力的。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

5.0

戦争に行く前の結婚式や鹿狩りの場面が長く描かれるため登場人物への愛着がわき悲劇性がより高まっているように感じる。ロバート・デ・ニーロにメリル・ストリープにクリストファー・ウォーケンといった豪華キャスト>>続きを読む

ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

4.0

本作と『裁かるゝジャンヌ』ですっかりカール・テオドア・ドライヤーにハマってしまった。とにかく絵作りが抜群に良く会話劇だが飽きずに観れる。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

5.0

ゴダールの『女と男のいる舗道』で引用されていたのが印象深くて観てみたがこちらも素晴らしい作品だった。
サイレント映画だからあたりまえのことだがセリフ無しで僅かな字幕と俳優の演技で裁判の様子を表現出来て
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

5.0

何度観ても素晴らしい傑作。映画館で観れて良かった。
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシが揃った実話ベースの作品はハズレが無い。
肉体改造までしたロバート・デ・ニーロの徹底した役
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

スペクタクルなアクションとダンスが素晴らしく見応えがあった。ビームとラーマをそれぞれ水と火というふうにキャラクター付けしているのが個性を際立たせていて良かった。

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.0

デヴィッド・O・ラッセルの新作なんて久しぶりな気がするけど安定の演出力の高さで安心して観れた。実話ベースのストーリーがスリリングで楽しめた。豪華キャストの演技も見応えあった。ロバート・デ・ニーロの演技>>続きを読む

凶気の桜(2002年製作の映画)

4.0

窪塚洋介が最高。本作の山口といいIWGPのキングといいカリスマ性のある役が似合う。
スタイリッシュな映像と00年代初頭の渋谷のストリート感が良かった。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

暴対法の強化によるヤクザや元ヤクザの生きづらさを描いた内容が現代的で興味深かった。
綾野剛の演技とカメラワークが素晴らしく見応えがあった。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

あらすじや前半の展開からニコラス・ケイジ版ジョンウィックみたいな映画だと思って観ていると後半は哀愁漂うヒューマンドラマになるので意外性があって面白かった。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

5.0

活動写真から最先端の3DCGまで映画の歴史へのオマージュのつまった映画愛あふれる楽しいメタ映画だった。カラックス自身のポンヌフの恋人へのオマージュもあり興味深く観れた。メルドのシーンが印象深い。

万事快調(1972年製作の映画)

4.0

ゴダールらしい挑発的な作風が良い。
縦切りにした工場で各部屋の様子を見せるショットやスーパーマーケットの長回しが印象深い。

8 1/2(1963年製作の映画)

5.0

冒頭の渋滞のシーンやパルプフィクションに影響を与えたダンスシーン等々魅力的なシーンが多くて何度観ても面白い。映画のバックステージものと妄想が入り混じったストーリーがユニークで引き込まれる。

ウイークエンド(1967年製作の映画)

5.0

ブラックコメディや不条理劇の要素が強く好みだった。
交通事故、カニバリズム、メタなセリフ等々、表現が尖ってて刺激的でゴダールやりたい放題な感じが良い。
渋滞のシーンの長回しが素晴らしい。

クライム・オブ・パッション(1984年製作の映画)

5.0

あのトミーを撮ったケン・ラッセルが監督なだけあって奇抜な映像表現が楽しい。濡れ場で春画を入れてきたり娼婦が殺されたのかと思いきやダッチワイフに切り替わるシーンなど編集が独特で面白い。チャイナブルーをセ>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

5.0

本作のように訪問者がきっかけで家族がおかしくなってく系の映画は古今東西いっぱいあるけどやっぱり面白い。本作が元祖なのかな。
訪問者のテレンス・スタンプが魅力的で家族が狂わされていく展開に説得力がある。
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王女メディア(1969年製作の映画)

4.0

神秘的な映像美とマリア・カラスの迫力ある演技に圧倒される。
説明的なセリフを極力排し映像で語っているところが映画的で素晴らしい。
音楽が日本風で妙に耳に残る。

ブロンド(2022年製作の映画)

4.0

とにかくマリリン・モンローを演じるアナ・デ・アルマスが素晴らしい。途中からは完全にマリリン・モンローそのものにしか見えなかった。
監督がアンドリュー・ドミニクなだけあって絵作りが良く映像表現に遊び心が
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狂気の愛(1985年製作の映画)

5.0

エキセントリックで退廃的な美しさがあり破壊衝動が満たされるパンクな作品でめちゃめちゃ好みだった。
冒頭のディズニーキャラクターのお面被って銀行強盗するシーンから最高で引き込まれる。
当時アイドル的存在
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リサと悪魔(1973年製作の映画)

4.0

マリオ・バーヴァのゴシックホラーはやっぱり面白い。
幻想的な映像美が魅力的。
洋館や飛行機内等の空間を迷宮の様に撮るのが巧く悪夢の中にいるような感覚になる。
オープニングクレジットが洒落てる。

ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

4.0

マリオ・バーヴァはホラーだけじゃなくてクライムドラマもいけるんだな。
冒頭の強盗シーンから引き込まれる。
ほとんど車内が舞台だがカメラワークが良くスリリングな展開で飽きさせない。
意外性のあるラストが
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血みどろの入江(1970年製作の映画)

4.0

マリオ・バーヴァはクラシックなゴシックホラーのイメージだが本作のようなジャーロも良い。13日の金曜日等後のスプラッターホラーに影響を与えただけあって見応えある。オチが凄いインパクトある。