ジャック・ニコルソン出演作は鑑賞したことがなく、ずっとシャイニングポスターのイメージだった(恐ろしい顔…)。
本作のジャック・ニコルソンことマクマーフィーは、世間的には悪いやつではあるのだが、病院の>>続きを読む
良かった。2回観た。
この映画が絶賛されている理由は「のんの声がはまり役」や「アニメでありつつも絵が優しくて良い」といったことごあるだろうが、
何といってもストーリーに共感をする人が多かったのだろう>>続きを読む
アルコール依存症『リービング・ラスベガス』SEX依存症『Shame』ドラッグ依存症『トレインスポッティング』。
それぞれ何かに依存、狂っている男の話だ。皆、どこかを見ているようでどこも見ていない目をし>>続きを読む
敵がこうもチートな強さだと、結末が見えてしまう。。
もちろんミュータントの能力は魅力的なのだが(QuickShilver…!)、X-MENの面白さとは「人間とミュータントは共存できるのか」というテー>>続きを読む
よく言えば安心して観れる、悪く言えばベタな映画。
貧しい境遇からの成功物語、スポーツ、実話、家族愛。The アメリカンな成功物語ストーリー。
ただ、それが良い。
狙って作っているのだろうけど、それ>>続きを読む
グザヴィエ・ドラン映画は2作品目。
彼の映画は独特の雰囲気がある。ものすごく台詞が少ないわけではないし、ストーリーがないわけでもない。
ただ、一瞬一瞬の「絵」の連続、絵画性を感じる。
本作でそれが>>続きを読む
映画には、いくつかのタイプがある。
「ストーリーそのものを楽しむエンターテインメントと、裏に政治的なメタファーなどが含まれている政治的な映画」この映画は後者である。
「映像や音声をそのまま受け取っ>>続きを読む
驚いた。てっきり用心棒=ヒーローかと思いきや、ヒーローでもヒールでもないのが本作の用心棒だった。
飄々と現れ、対立している権力者に喧嘩をけしかけて楽しんでいるかと思えば、権力者に虐げられている弱者を>>続きを読む
50年前の作品。そんな昔の作品を楽しんで観賞できることに、映画の普遍的なエンターテインメント性を感じた。
ラジオ劇を聞いているような、映像ではなく脚本と俳優の(声の)演技が素晴らしい作品だった。もち>>続きを読む
何も罪のない民間人である少女を巻き込んでしまう可能性がある中、ドローン偵察機からのテロリストへのミサイル攻撃をすべきか。
それが本作の簡単な筋書きである。それ以上でもそれ以下でもない。
緊迫感という>>続きを読む
『ローグ・ワン』を鑑賞したことでスターウォーズ熱が刺激され、クリスマスの3連休はエピソード7以外のスターウォーズ6作品を一気に見た。
「地味」だとか「暗い」だとかいわれがちなエピソード1~3だが、や>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スターウォーズシリーズのスピンオフ作品でエピソード3と4の間の話。
タイトルにもあるように(「Rogue One: A Star Wars Story」)、まさに、スターウォーズシリーズの中の1つの>>続きを読む
ハリーポッターシリーズの新作。本シリーズはハリーポッターと違い出演者のほとんどが子どもではなく大人であり、しっかり大人でも楽しめる映画になっている。
この映画を一言で表すとするのであれば、ノーマジ(>>続きを読む
主人公のロン・ウッドルーフを演じたマシュー・マコノヒーは、本作のために最大27kg減量したそうだ。本来であれば、所謂トレンディードラマのような作品で2枚目役として出演する彼だが、本作ではHIV患者を見>>続きを読む
製作費約14億円と低予算ながら、2015年アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した話題作。
確かに低予算だとは思えない独特の雰囲気があり、人里離れた山奥の設定ながら近未来を感じさせる。
ストーリーとしては>>続きを読む
映画館で号泣してしまった。
「宮沢りえ演じるお母ちゃんが、ガンで死んでしまうんだけど、死ぬまでに湯を沸かすほどの愛を周りの人に与えてくれる」そんなストーリーはタイトルと予告を見ればわかる。
ただ本>>続きを読む
人生をかけて、自分に対して真摯であろうとしたリリーの物語。
何事に対しても、向き合うということ本気であればあるほど、つらいものでもあると思う。見たくないものも見なくてはならない。
特にこの作品で描>>続きを読む
鑑賞してから1ヶ月ほど経ってしまった。
今更内容について言及をするまでもないが、下記事のような応援者が大勢いるからこそこの映画がヒットしたのだと思う。
『『#君の名は。』新海誠を信じぬいた男~コミ>>続きを読む
役者の演技が光る映画だった。
下手にCGを使っても、迫力でハリウッドに勝てないのだから、
邦画はこういった人間ドラマが良いと感じる今日この頃。
3つの話のうち、2つは「信じなければならなかった人を信>>続きを読む
本作が名作になったのは、庵野監督が余計な要素をスパスパカットしていったからだろう。
恋愛、家族愛。普通のドラマであれば「ゴジラ対策本部員の家族物語」や「長谷川博己と石原さとみのキスシーン」が描かれて>>続きを読む
予告はサスペンス調だったが、実際はそんなことはなく実話を忠実に再現した作品だった。
実在のサリーは、非常事態に対応するために心理学の修士号を取っている。裏にある仕事への責任、真面目さ、努力、それらを>>続きを読む
「あの時こうしていたら。。」
そういった「たられば」は誰しも持っているはずだ。
本作は、人生の大きな選択について、現実でない方を選択した場合の人生を主人公が体験するというもの。
最後のシーンが>>続きを読む
親友のように仲がいいが、夫の生活力のなさから離婚寸前である状態から話は始まる。
「とある出来事により2人の選択肢は1つ絞られていく」というお話なのだが、そのとある出来事が起きてしまえばそうせざるを得>>続きを読む
ライトに(お風呂に入ったセクシーな女性が解説)専門知識を教えてくれるシーンがあるが、全く金融知識のない素人は、本作のストーリーを半分ぐらいしか理解することができないだろうと思う。
「そんなの買ってど>>続きを読む
日本語には「性(さが)」という言葉がある。生まれつきの性質、性格。また、持って生まれた運命、宿命、のことだ。
主演のケビンコスナー演じるブッチには、犯罪者としての性があった。
生まれた環境は悪く、子>>続きを読む
よく言えば純愛、悪く言えば不倫。
そう単純化して言うこともできるが、そんな簡単にまとめることができる話ではない。
この映画では、様々な愛の形が表現されている。
男と女の愛。
夫婦の愛。
親子の愛。>>続きを読む
子どもの頃はルパンの活躍が楽しかった。悪い伯爵と美しいクラリス、そして自由に活躍するルパンとその仲間。
大人になってもう一度この映画を見た。大人になっても楽しめる映画だった。何がそうさせているのかと>>続きを読む
考えてみれば怖い設定と、ジムキャリー特有のキャラクターが見事にマッチした映画。他の俳優が演じていたらサスペンスになっていたかもしれない。
特筆すべきは、よく語られているようにラストシーンだろう。>>続きを読む
思っていたよりもどんでん返しがなく、実話に忠実なのか、淡々とした映画だった。
ただ、最後のその後については泣かされた。
ジョディ・フォスターが飛ぶ宇宙は「結構雑な宇宙」だなと思ったけれど、この映画はそれが重要なのではない。
この映画は始まり方と、終わり方がすごく良い。
可能性を信じ打ち込むこと、希望を持つこと、そし>>続きを読む
今までのスターウォーズとは大きく関連のない新作を現在の映像技術を使うことで、ハイクオリティの映画を作ることもできただろう。
ただ今回のスターウォーズは、明らかに前作まで(特にep4~6)のファンに向け>>続きを読む
前作まではDVDで見てきたが、初めて映画館で鑑賞。正解だった。大音響だと映画としての迫力が全然違う。
今までよりもリゾート感が少なかったものの、砂漠の中でのディナー(洋服が荷物になるだろうに、という>>続きを読む
"Hate is baggage. Life’s too short to be pissed off all the time; it’s just not worth it."
憎しみとは無駄な>>続きを読む
なぜ精神病の彼らが働き、自立に向かえるようになったかというと、ネッロが彼ら一人一人を、自分と同じ一人の人間として接したからだろう。組合員だから会議に参加するし、決議の際に1人1票を持っている。
「精>>続きを読む
久しぶりに邦画らしい邦画を観た。
大きな事件が起きるわけでもない10年の中で、少しずつ変化(妻の回復)していく夫婦がゆったりと描かれている。
言語がわかるために映像により集中できるからか、あるいは>>続きを読む