のうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

のうこ

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花子(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひょっとしたら、佐藤真のベストかもしれない。(そんなに見れてないですが)風景に人物をおさめたようなショットが最高。とくに手をつないで歩く花子と母親の撮り方はめちゃくちゃいい。そしてラストの花子を歩く姿>>続きを読む

ネネットとボニ(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

パン屋の女房への思いが募るあまり、ピザの生地に顔をうずめるシーンは一歩間違えれば破綻してしまうが、そこを笑せない演出力。モデルガンで、病院に乗り込む姿には思わず、泣いてしまった。プカプカと浮かぶ彼女の>>続きを読む

SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

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写真を撮った場所を訪れるカメラがとても感傷的。橋のショットはかっこよかったなー。撮影はたむらまさき。

デッドリー・フレンド(1986年製作の映画)

5.0

転がってくるバスケットボール怖すぎ!顔面破裂!二階の窓から飛びだし、下にいる男に飛びかかる突拍子もない演出に心底びびる。

フューリー(1978年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スローの編集にムカつくが、カサヴェテスが粉微塵になってすべて許した。映画の無軌道感も面白い。

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

5.0

人が本当に燃えまくる。ただ、人が燃える爽快感と同時にちゃんと自身もその分の火傷を負うのが生々しい。止まった時計。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

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西島のサイコパス感が異常だったな。あの暗くなる証明…。西島は外に映ってる大学生にまったく興味なさそう。
建物の位置関係を意識させる割に、香川邸の家の間取りを無視したような、監禁部屋の異空間感はやばい。
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女神さまからの手紙(1999年製作の映画)

5.0

こういう映画をずっと眺めていたい。画面を出て行ったと思ったらまた入ってくる子がいたり、バタバタカメラの前を横切る。みんなでいたずらしたり。それをカメラがどこともなく切り取っている感じが非常に好感がもて>>続きを読む

まひるのほし(1999年製作の映画)

5.0

ちゃんと障害者のアートの空間を撮ろうと意識している。とくにシゲちゃんのかな。何もないところから何かをたちあらわす行為自体がとても映画的だなーと実感した。

保育園の日曜日(1997年製作の映画)

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サイレント映画。保育園の先生のピアノ伴奏。なかなか楽しい。

トラベラー(1974年製作の映画)

5.0

どんどん何かにハマっていく様子がなんとも恐ろしい。一瞬で過ぎ去ってゆく時間がめちゃくちゃ怖い。

スタジアムに着いて、途中までは弟子のパナヒのオフサイドガールズまんまだった。

白夜(1971年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

異様に引き立つ青色と赤色に目がひきつけられる。自分の内なる声を押し殺すように、録音機に枕を押し当てる。街中で見た女への思いを声に出して録音し、それを反復して、聞きまくる男。マルトの友達のところに行きな>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

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終始すべりまくりのギャグで、いたたまれない気持ちになる。そこそこ楽しめた。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

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うまいことVSに持っていけてる。いじめのくだりは好き。貞子が人を殺し合わせる場面も面白い。幽霊におなじみの物理攻撃を仕掛けたらよかったんじゃないか。そういう意味では貞子が人を殺し合わせる場面は面白い。>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

橋の下の和解や、ロープウェイでの夜明けなど良い。ちゃんとできてる。キツネはキツネをやめることはできないし、うさぎはうさぎをやめることができないので、自分を認めて生きていくしかない。でないと本当に自分を>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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原作は読んでないけど、おそらく原作負けしてる。ラストはほんとに最悪だった。あそこで犬見せても、麦茶言われても何も思わないよ。ただ森田くんの演技はよかった。回想とかなしで、森田がひたふら街をぶらついて、>>続きを読む

わが街わが青春 石川さゆり水俣熱唱(1978年製作の映画)

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石川さゆりが歌う最中に、 はさまれる彼らの患者を訪れる旅がとても良い。廊下を歩く鬼勇さん、チケットを手売りする鬼勇さん、舞台上で感極まって体を震わせ、それでも舞台を降りようとしない鬼勇さんの姿に泣ける>>続きを読む

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

5.0

こういうのはほんとにたまらない。Chapter1とChapter2で同じ場所を反復する。学校の廊下とかすごい良く撮れてる。あと木琴?のシーンとかたまんないです。あのドキュメンタリー的なショット以外は全>>続きを読む

ホース・マネー(2014年製作の映画)

5.0

『ホース・マネー』亡霊が暗闇をずっとさまよい続けるような、暗く深いノスタルジックな世界。その暗く深い画面に吸い込まれるように、ひたすら記憶をさまよい、亡霊とも実在しているともわからない人に出会って行く>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

5.0

金網越しのキスとか、馬車の車中から捉えたキスとかで喜んでたら、むちゃくちゃ怖かった。すごい神経症的。

ホワイトハンター ブラックハート(1990年製作の映画)

5.0

完全にいかれてるイーストウッド。獲物に全く弾があたらず、それでも象を殺すと息巻く。来ないやつは腰抜け、でも実際に象を殺すときは引き金を引けない。ナチを崇めるやつ、黒人を奴隷のように扱うやつは許せねえと>>続きを読む

夢を見ましょう(1936年製作の映画)

5.0

あの奥さんを待ってるとことかすごい良い。ああいうシーンが入ると、不思議と面白くなる。そしてあのキスも最高。口モグモグして何言ってるのかわかんねえみたいなのも新鮮。ほんとに朝からよく口が回るな。

デジレ(1937年製作の映画)

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あのサシャギトリの何回も呼び止めるやつには笑った。あと耳が遠い婆さんとの食事のシーンも最高。

ホームレス理事長 退学球児再生計画(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

撮ってる側に金の無心をする理事長と絶対的な距離感を守りきるのがすごい。ふつうならあそこでお金を渡してしまう。というかふつうはあそこは使わないだろう。私はどうすればいいんでしょうか?と尋ねる理事長にも困>>続きを読む

ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

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レスリーマン目当てで鑑賞。3人そろうともう最高に面白い!

「A」(1998年製作の映画)

5.0

再見。メディアがオウムの建物の外側をとらえ、森達也のカメラはオウムの建物の中を映す。さらには、森が建物の中から外にいるメディアを撮るところとかほんとに象徴的。これが画ではっきり伝わるからすごい。 それ>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

5.0

固定ショットの連続にふと挟まれる街を歩く横移動がいい。壺でドラマを引っ張りに引っ張る。ほんとに楽しい映画。