のうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

のうこ

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秀子の車掌さん(1941年製作の映画)

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ただバスの車掌が、名地案内をアナウンスするだけの話なんだけど、そこそこ面白かった。ラストシーンの多幸感すごかった。

ヒーローショー(2010年製作の映画)

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途中まではめちゃくちゃ最高なんだが、中盤からだれてくる。政治家の息子みたいな、背景を見せてその人を描いた気になってる。生き残ったとしても最終的に何にもない自分に行き着くのは最高。

旅役者(1940年製作の映画)

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足の動きが最高に面白い。画面を横切る馬の脚と、縦に近づいてくる役者の脚を同じカットで見せるなど、いろいろ見てて面白い。偽物が本物の馬を追い立てる。偽物のプライドに泣いた。

その夜の妻(1930年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これは最高に面白かった!まさかノアールみたいことをやってるとは全然知らなかったので、驚いた。電話のサスペンスとか、建物自体も洋風で話も洋な感じ。序盤の犯罪シーンの見せ方もキレキレでびびりました。手のク>>続きを読む

パッチギ!(2004年製作の映画)

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おもしろかった!最初のバスの横転とか最高すぎる。ガキ帝国でもそうだが、冗談だと思ってたものが冗談でなくなる瞬間が怖い。序盤もてないやつがチンポいれてーチンポいれてーとかいって頭もチンポみたいにして、こ>>続きを読む

野菊の墓(1981年製作の映画)

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光がすごかった。とくに夕陽のショットは冴えてる。花を使ったふたりのやりとりに泣いた。

東京の女(1933年製作の映画)

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本当に怖い映画。まさかの展開に唖然とした。穴のない靴下をはけて、飯が食えるのも岡田嘉子のおかげだぞ。物から物への繋ぎが多い。岡田嘉子とその子供の江川宇礼雄の強烈な視線のやりとり。田中絹代宅に音もなくや>>続きを読む

ガキ帝国(1981年製作の映画)

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ガキの喧嘩みたいなもんなのに、機関銃持ち出してくるくだりとか、笑える。しかも笑えるんだが、弾あたって腕から血を出す人がいたりして怖いという。少し長い。全体的にのれない。

まごころ(1939年製作の映画)

5.0

序盤の家の中の3人の視線のやりとりすごい。カットが切り替わるといつの間にか立ってる。怪我した足を引きずりながら、返された人形を返しに行く少女の姿に泣いた。おんぶしながら、背負われた少女がおんぶしてる人>>続きを読む

カナリア(2004年製作の映画)

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すごい映画だった。
空を見上げ、走り出し、足にあたるドライバーを拾い上げ、そのドライバーが谷村美月の手錠を外す。石を削ってのかと思ったら、ドライバーを尖らすためか。
石田を走らせるのは、ドライバーで殺
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Helpless(1996年製作の映画)

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喫茶店のシーンやばい。あとファミレスのシーン。外と内の空間の撮り方のセンスすごい。浅野忠信の親父が死んで、三輪車が外から投げ入れられて、窓ガラスが割れ、カーテンがパタパタ揺れる。内容はかなり破天荒な暴>>続きを読む

アワーミュージック(2004年製作の映画)

5.0

目を開けて現実を見て、目を閉じて想像する。切り返しについての話が面白い。ドキュメンタリーのパレスチナとフィクションのユダヤの切り返し。現実と虚構の切り返し。ラストの彼女のバストショットの視線は、見えて>>続きを読む

召使(1963年製作の映画)

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最高!めちゃくちゃエロいメイドを操る召使(男)がやってくるという話だけでけっこう面白くなりそうなのに、屋敷の空間の撮り方がすごすぎる。照明もバキバキに決まってる。個人的には、水を飲むために蛇口をひねり>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シシースペイセクの目に超能力を起こす説得力がある。冒頭のシーンとか血の使い方もよかった。地面に飲み込まれていく家とか、爆破してから横転する車とかいろいろおもしろいんだけど、スローでバケツを落としたこと>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

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これは最高だった!なんかハードSFみたいな評価かなんなのか知らないが、中身がありそうで本当はそれ自体に全く意味がないのが最高。唐突に泳ぐ。自分が行けるところまで。ロケットの発射を単なる風景としか見れず>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

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なぜか見直した。ブルースウィルスの手のマジック。全部インチキ、そういうことでしょ。本当のことなんて誰にもわからない。ほかにも子供のお遊戯みたいな演劇でもやってて、面白かった。

グロリア(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最高!ちゃんとジャンル映画してて楽しかった。街中でバンバン撃ち合うのがたまらない!しかも移動はだいたいタクシーか電車。あの街の狭さが感じられるのがすごい。ジーナローランズが突発的に人との会話より早く銃>>続きを読む

死んでもいい(1992年製作の映画)

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これはあまり覚えてない。すこし長いなーと思った記憶はある。あと舟の上を歩くシーンがあったような。大竹しのぶと永瀬正敏の不倫がいつバレるのか見ててハラハラしたのを覚えてる。やさしい室田日出男を見てるとほ>>続きを読む

フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

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柄本佑の駄目男具合にエンドロールで泣いてしまった。見たのはだいぶまえであんまり覚えていないが、屋上のあの佐々木心音が空中に舞う姿は目に焼き付いてる。いっしょに見ていた人たちのほとんどが冷めていたので、>>続きを読む

ヌードの夜(1993年製作の映画)

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水に車ごとズブズブゆっくり呑まれていくとこだけよかった。全体的に湿気がすごかった。あと素人が銃手に入れるまでを割と尺使って見せてて、ああいうど素人が鉄砲うつみたいなのは好き。あとはつなぎもショットも、>>続きを読む

悪の力(1948年製作の映画)

5.0

再見。はじめて見たときはピンとこなかったためあらためてもう一度。やばすぎた。大傑作。昔見た自分の目腐りすぎてる。かなり昔見たものは見返したほうがいいかもしれない…。

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

5.0

踏切のシーンが素晴らしい。最後の踏切のシーンで思わず泣いた。踏切前で電車来る間に子供に小便させるとことかすごいと思う(笑)。
知恵の輪からあたまをぶつとこにいき、あたまから卵にいき、卵から映写機へ(泥
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悪の法則(2013年製作の映画)

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再見。ほんとに見てて恐ろしくなる。でもわりとさらさらしすぎてるからエクステンド版の方がいいかな。

5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

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これならまだ溺れるナイフのほうがまし。自分が「女の子映画」みたいなものにはどうしてものれないからなのか……。女子とかは特に何かはまるとこがあるのかな。女子とかは別に関係ないのか?わからない

セリフで
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の秋の風景から釘付け。今まで意識していなかった庭師のロックハドソンに目を向けるときの演出。クラブかなんかで、庭師なんて今まで意識もしてこなかったという老女もいたし。友人が会いにきて去って行くときに>>続きを読む

ピートと秘密の友達(2016年製作の映画)

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森の中の少年と森の外の少女のぱっと目が合う切り返しが好き。見つめ合うと魔法にかかるってロバートレッドフォード言ってたし。ラストと最後の車内いいなー。運転席と助手席に男女が乗ってるだけでもう家族って感じ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

4人のプロフェッショナルが真実に肉薄していく姿が本当に見ていて清々しい。ほとんど仕事しかしていない。仕事していないのは数ショットしかない。ボストンという街にやってくるよそ者のユダヤ人によって急速に物語>>続きを読む

リトル・オデッサ(1994年製作の映画)

5.0

再見。見るたびに好きになっていく。乾いた発砲音が耳から離れない。車で去る兄貴を引きで撮るとかして終わらせないで、バストショットで終わらせるのも最高。

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

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あの街の全景が見えないし(途中で一つの街なんだと気付いた)、切り返しのショットの一人一人の視線が異様に離れて見える。手紙もそれを助長させている。視線のやりとり。ケイシーアフレックが顔を洗う→警官がやっ>>続きを読む

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

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最高!!空っぽ人間の話。やっぱりブラウン管の前にいる人は、空虚みたいな描写のされ方ってあるんだなーと思いました。

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは最高!波で見せる時間経過の描写もグッとくる。開かれたベランダの窓の開閉から、ラストの扉につながる。ラストは海が見えたほうがよかったんじゃないかと思ったけど、やっぱりベランダのガラスの窓だと境界が>>続きを読む

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

親が急に波に流されて死んだり、過剰すぎるくらいのほうが、映画的だなーと思うけど、これは笑えない。金魚をミキサーで殺したり、便所に流したり。そこまではまあわかるんだけど、きわめつけは、メアリーが縄を首に>>続きを読む

ロックアップ(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

赤い車がグラウンドを駆けるシーンが素晴らしい。エンジンきったら、止めなきゃいけない、切りたくない、からの爆走っていうのはなんとも切なかった。監視カメラがでてきてたなー。けっこう出始めのころだったんじゃ>>続きを読む