のうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

のうこ

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乙女の星(1945年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「本物」の幽霊と胡散臭い幽霊。見せかけでも本物に見えれば関係ないという考え方が最高。白いシーツを使った遊びも最高だし、お話もよくできてる。何より現実(これも胡散臭いけど)と向き合う彼女の顔が忘れられな>>続きを読む

たたり(1963年製作の映画)

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ナレーションが多く、主人公の神経症的な部分が強く打ち出されてる。あの螺旋階段は恐ろしく怖かった。確かに心霊現象は起きていたんだろう。心霊現象と神経症が絡んで、現実感がなくなっていく。脚本段階では、女性>>続きを読む

野のなななのか(2014年製作の映画)

5.0

時間も空間もない異次元の映画だった。ただただ泣きながら見るしかなかった。

セルラー(2004年製作の映画)

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超娯楽映画!おもしろい!電話だけで映画撮れるなんてすごいな。携帯電話で片っぽがずっと動き回れるなんて、昔じゃ考えられなかっただろう。開始数分で誘拐される。

ふたり(1991年製作の映画)

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第九のコンサートシーンがぶっ飛びすぎててやばい。やっぱり坂はいい。

アノマリサ(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主観的な映画。主人公のおっさんは誰とでもヤレるとおもってる野郎で本人もそれを自覚してる。(夢で女が私を抱いてくださいなんて言う場面がある)何やってても所詮は人形ごっこだと思うと見るのがつらくなってくる>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かなり好き。序盤の化け物とか座敷わらし(これは人間だったのかな)がでてくるリアリティはいい。初すずが描いて形にしていた情景が、右手を失ったために、それを形にできなくなり、すずの記憶としての絵というか、>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

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画面の向こう側を見つめる視線が印象的。原作がいいのか知らないけど、若いやつの合コンに呼ばれたオダギリの「なに笑ってんの。なにも面白いことなんか起きてないから。すぐに面白いことなんてなくなるよ。ただ仕事>>続きを読む

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

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この抜け具合はなんとも心地いい。ハワイに行ってからのりきれてない。でも面白かった。こういうのをどう撮るかか大事

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

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正直そこまで持ち上げる監督なのかどうか疑問。あと音楽は次はやめたほうがいいんじゃないかな。あれがあの人の作家性だとしたら…。大森靖子ってそんなに女の子というか少女の気持ちをつかんでるの?個人的には大森>>続きを読む

いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

5.0

いろいろまずいところはあるが、細かいことは気にしない!
あの安楽亭という場所が生きてるんでも死んでるんでもない人たちの吹き溜まりで、それが川に浮かぶ小さな孤島として、機能してる。孤島にかかるのは橋一本
>>続きを読む

上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

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ホームドラマのようではあるが、三船敏郎の男の生きる意味についての物語。三船敏郎の今までのおれの人生とはなんだったのかという言葉に、心を動かされる。三船敏郎が生きること=死ぬことくらいに感じる。

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

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映画としては物足りなかったけど、ラストの群衆がフランス軍に集団で、たとえ銃弾をあびても襲いかかるところは、思わず泣いてしまった。あれは記録映像か?どうなんだろう。

ノクトラマ/夜行少年たち(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画とは関係ないが、自分が好きなものが詰め込まれてて、どハマりした。1日の物語に街に電車に立てこもりに、馬鹿騒ぎに監視カメラに、それを終わらせる非情な弾丸に。彼らが夜明けを拝めないところまで徹底してて>>続きを読む

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

動きを永遠に止めることは死ぬことであり、ダゲレオタイプによって動きを奪う父親。(お話は小津の真逆)もともと、いつか死んでしまうのはわかってたんじゃないか。母の幽霊の出る地下の地獄と階段の上の天国。階段>>続きを読む

群狼の街(1951年製作の映画)

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序盤のヒッチハイクで他人を車に乗る人から乗せる人になり、でどんどん男がドツボにはまって行くのは面白い。トラウマを窓枠とカーテンがあたる音や、肉を叩く音などで反復するのはいいと思ったが……、これならラン>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

再見。前見たときより、はるかに良く感じた。たしかに入り江が最高。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

5.0

一同介してもみくちゃになるのがなんとも最高。女3人と男4人がそれぞれひとつの画面に収まってるだけでなんとも言えない素晴らしさ。カレルとジュリアンムーアの窓を挟んでの電話のシーンも素晴らしい。

やさしい女(1969年製作の映画)

5.0

近づく女中、倒れるテーブル、舞うショール、死体のショットのつなぎはかっこいい。ドミニクサンダがテレビをつけるときに、バスタオルがとれて、尻が見えるのが1番エロかったかな。

悪魔のような女(1955年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これはすごすぎる。まず序盤の序盤から男を殺す気まんまんで、男の酒を調べたり、女が汚いプールに石をぽちゃっと投げたりしてる。そのあと、男に睡眠薬入りの酒を渡すが、女が見てるのが口じゃなくて男の喉元。酒を>>続きを読む

ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)

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平行世界に夢とくるともうわけわからなくなってくる。面白かった!

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

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よくわからないが、とんでるあの画面はなんなのか…。まあ面白かったです。

自由が丘で(2014年製作の映画)

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彼女との再会のシーンはよかった。好きな映画だった。

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり(2015年製作の映画)

5.0

最高!夜の街のネオンが綺麗。ラストショットきまってる!こういうのは好きだなー。ヒロインが序盤とてつもなくブサイクに見えるんだけど、後半ほんとにかわいく見えてくるからすごい。

大理石の男(1977年製作の映画)

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街とか工場がちゃんと魅力的に撮られていないのが、悲しい。屋上で喋るシーンが1番良かった。映画人が、関係者の人の傷をえぐっていくのは良かった。ただものほんの記録映像と映画の中の関係者によって語られる記憶>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

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好きな映画だった。逆さまのキリストや白い馬の入れ方が狙いすぎだが、あの一夜の馬鹿騒ぎはほんとに最高。夜明けの光が尋常じゃない。朝の街に歩き出し、走り出し、瓦礫に倒れこむラストも最高。つまるところ『夜の>>続きを読む