のうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

のうこ

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search/サーチ(2018年製作の映画)

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何も新鮮味がない映画。パソコンも人の手によって動かされるしかないただの道具としてしか機能していない。パソコンの”物感"がない。そういうパソコンを単なる人間の身体の延長としてしかとらえてないというところ>>続きを読む

草の葉(2018年製作の映画)

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キムミニがカフェで他人の会話を盗み聞きしてる60分。画面外の演出は気持ちいい。まあどうでもいい映画だった。

忘れじの面影(1948年製作の映画)

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神戸に来たのでどうせならということで神戸映画資料館へ。オフュルスの忘れじの面影がやってた。井上正昭氏の講義付き。1人で延々としゃべっててすごかった。

晩秋(1981年製作の映画)

3.5

齋藤耕一の『約束』もキムギヨンの『肉体の約束』も未見。
母の墓参りのため特別に外出を許されて電車に乗る女とある男を殺すため、電車に乗る男の同じ場所をめざすボーイミーツガールもの。電車やらバスやらを何度
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誤発弾(1961年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

歯が痛いと同僚に訴えながらも、貧しい生活を生きる主人公。母親はキチガイ、弟は学校もいけず、義弟は銀行強盗、妹は売春婦になり、妻は死ぬ。まだ歯は痛いので歯医者にいく。しかし歯医者でもまともな治療を受けら>>続きを読む

あなたと永遠に(1958年製作の映画)

2.5

悪ガキ3人組が大人になり、1人はギャングになり、1人は牧師になり、1人は出所して恋人に会いに行くという熱い話のはずだが、だらだら長くていまいち盛り上がらない。ノワール風味なケレン味のあるショットもあっ>>続きを読む

玄海灘は知っている(1961年製作の映画)

3.4

グーパンチとビンタの強烈さ、日本人の軍人の靴をベロベロ舐めるシーンの陰惨さ。そしてラストの名古屋空襲の強烈さ。大量の人が折り重なるように焼かれていくシーンがやばすぎる。焼死体と同じように並べられた主人>>続きを読む

陽山道(1955年製作の映画)

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冒頭の移動撮影から期待したが、あとはまあひたすら面白くない。

帰らざる海兵(1963年製作の映画)

3.5

ラストの最前線での戦闘の撮り方が素晴らしい。起伏の激しい地形で敵軍が押し寄せて来る描写なんてめちゃくちゃ怖い。最前線から自軍に引き返していく描写も上手い。もっと凄いのはかかっている金以上の規模感がでて>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

今年ベストの大傑作。
席から立って戻ってきて座った時にはそれまでいたはずの人間とは違う人間が現れ、唐田えりかを「やっぱり待ってたんじゃん」の一言で連れ去ってしまう。自分の選択が間違ってると気付いた時に
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夢が作られる森(2015年製作の映画)

3.5

公園ドキュメンタリー。絶妙なタイミングでフレームインしてくるホームレス、木陰でいちゃつくカップルに、自分の股間をまさぐりながらゆっくり近づく変質者、森の中での青姦などなど映ってしまった感が満載で楽しい>>続きを読む

セントラル・パーク(1989年製作の映画)

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半分くらい寝てしまった。要再見。公園ドキュメンタリーなら夢で作られる森のが面白かった気がするが。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

火山が爆破して恐竜が追われるとこよりも、後半の屋敷のシーンが面白い。過去から現在に蘇った未来の生き物。屋敷の亡霊のような少女と恐竜を脚本でうまく結びつけながら、絵的に処理していく。(ガラスで恐竜の顔と>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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笑えるけども面白くはない。4、5年後にこの映画に影響を受けたとかいう映画監督とか出てくるんだろうか。そんなやつが撮った映画は絶対つまらない。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

自分を不死身だと思い込むトムクルーズのアクション超最高!!楽しかった。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.3

なかなかの良作。カウボーイとしてのジェレミーレナーとインディアン居留地。カウボーイの追跡劇。序盤の方の、台詞を用いずに視覚的に効率よく物語を処理していく姿勢が好き。鏡を使ってジェレミーレナーの殺された>>続きを読む

保護色(1977年製作の映画)

4.0

英語字幕の理解が追いつかない。とにかくラストの池のほとりでの殴り合いは最高でした。これは要再見

Spirala (1978年)
泣いた。雪山の山小屋(こういうのはゲレンデというのか)に現れた孤独なキ
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破局(1970年製作の映画)

4.5

何気ない親子の朝食の風景で始まるかと思えば突如として、夫の猛烈なDVが始まりという衝撃的な冒頭のシーンから始まり、夫の金持ちの親がステファーヌオードランから息子を取り返そうとして、探偵みたいなやつを送>>続きを読む

刑事キャレラ/血の絆(1977年製作の映画)

3.3

雨の中濡れた路面の上を走る女の横移動から始まり傑作の予感。ドナルドサザーランドが殺人事件を捜査していくが、やっぱりいつものシャブロルお得意の近親相姦ものへとお話が収斂していく。歪んだ家族関係のお話。家>>続きを読む

サイレンス(1998年製作の映画)

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この人の映画は見なくていいってことでいいんですかね。また寝てしまったが、見直す気はない。

サイクリスト(1989年製作の映画)

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全てのイラン人が見たとかなんだとか。自転車を漕ぎ始める前に途中で寝た。これは見直した方がいいのか?自転車を漕ぎ始める前ではつまらなかったが。

デ・ジャ・ヴュ(1987年製作の映画)

4.5

大傑作!!ライターが17世紀に生きた革命家イェナチュを追っていくうちに、そのイェナチュの過去と現代がクロスオーバーするお話。特に画面奥の鏡の中の過去と、主人公の後頭部を手前にすえた現在をワンショットで>>続きを読む

ヘカテ(1982年製作の映画)

3.5

大戦中アフリカに駐在することとなったフランス大使がパーティーで偶然出会った女に入れ込みすぎて破滅していくお話。いく先々が砂だらけの世界の果てのような場所で、時代から切り離されてセックスしまくる2人。女>>続きを読む

鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)

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カメラマイクで録った音に音響がやべーって騒ぐのはどういうことなのかプロの音響さんに聞いてみたい。寝た。

人間機械(2016年製作の映画)

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人間の機械的な動きがカメラで切り取ることによって美しく見えてしまうというどうしようもなさにこれといって向き合うこともなく、労働者のインタビューと「審美的」だがワンショットワンショットが大したつなぎもな>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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こんなバカンスもので外れるわけがないと期待したが、イマイチ。なんか文芸映画みたいな映画で鼻につく。トマトか果物かなんかでシコってる場面があったが、全然ダメダメ。同時期に見たのだとウルリヒケーラーの『バ>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

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牛(だったっけ?)の屠殺場の経営者(男)と従業員(女)の恋。冒頭の二階から経営者が従業員を見下ろすところなどワクワクしたが、あとはうーん。見ることから触れること(セックス)への展開もなんかイマイチ。映>>続きを読む

ルイ14世の死(2016年製作の映画)

3.0

病におかされた人間の身体が腐っていくのをひたすら即物的に撮っている室内劇。体が壊死していくのを特にこれといった処置もなく放置する。ルイ14世の息づかいをずっと聴いてるとこっちまでしんどくなってくる。ラ>>続きを読む

白い足(1949年製作の映画)

5.0

再見。
田舎近親相姦ビンタ映画。

20160123
人物のフルショットが異常なかっこよさ!少年の首絞められた時の顔とか、手招きする少年の顔のチカがすごい。ラストの城のシーンは幻想的で素晴らしい。

Loulou(1980年製作の映画)

4.5

まじやばい大傑作。夫と衝動的に別れて無職のドパルデューと付き合うことになったユペール。無職ドパルデュー「何でもできる。というか何にもできない。」ユペール「金持ちのクソ野郎より、無職の床上手」など名言の>>続きを読む

菊とギロチン(2016年製作の映画)

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スペクタクルだけでかくて、演出がそれにおいついてないのはしょうがないとして、何もかも長いし、撮りすぎ。省略してくれ。海のシーンはどれもよかったけど。特に小舟で木竜麻生を浜辺に一人残して東出昌大らが小舟>>続きを読む

明日はない(1939年製作の映画)

3.5

オフュルスはそんなに見ていないが、メロドラマのはずがノワールのような空気感。
ある日突然婚約者の前から姿を消し、キャバレーで自分の裸を晒して生きる女が、その婚約者と偶然再会してしまい、どうにかこうにか
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