のうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

のうこ

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旅路(1967年製作の映画)

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これは好きすぎる……。移動の映画。故郷は緑なりきもそうだったが。仲代達矢が、お見合いのために船で北海道から三重県まで移動するシーンから映画が始まる。仲代達矢は、子供の時から汽車が好きで、大人になって念>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

傑作!!反復しまくり!似ているようで微妙に違う、繰り返しているようで確実に違う毎日の細部。双子のおじちゃん、少女。劇中でもでてきていた円のように円環的に毎日繰り返しながらも、確実になにかに出会って失っ>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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序盤は相変わらずのマーベル映画の傲慢さに反吐が出て、ムカついていたが、総じてかなりよかった。何より、大きな世界の話が小さな世界の中で語られてるのが良い。トニースタークが不在の父親で、という具合によかっ>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

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ゴミ。まともなシーンはラストのみ。肝心なシーンが全て音楽によるダイジェスト、いらないギャグシーンがしつこい。

故郷は緑なりき(1961年製作の映画)

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汽車映画。汽車の中で見つめ合っただけの2人が恋に落ちるという最高な設定。序盤の切り返しから傑作の予感。面白かったです。

限りなき前進(1937年製作の映画)

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誠実ささえあれば、じっと我慢すれば救われると思って働き続けても、ある日急に捨てられてしまう。もう狂うしかない。
序盤の日常描写がとても丁寧である分、後半が異様に不気味。なにもない野っ原を家族でハイキン
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夜のめぐり逢い(1988年製作の映画)

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夜のシーンが暗すぎてみえない。序盤はすごいよかったが、後半失速。どこかに行きたい人とそこにいたい人の話。

濡れた路面にネオンが光ってて車が走り去り、走っていく車に近づくと男女が口論しているのがわかる
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レポマン(1984年製作の映画)

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街の横移動たまらない。しかもすごい汚さ。ロビーミューラー大先生の撮影らしい。ラストシーンは(物語上)まったく感動的なことは起きていないのに、あの夜景だけで泣けるのだからすごい。最高。
店での撃ち合いに
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眠狂四郎 勝負(1964年製作の映画)

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ド傑作。見返していた。
眠狂四郎シリーズはどれを見たのか覚えてないからとりあえず見るしかない……。

序盤の画面に映り込む市川雷蔵から、加藤嘉と視線を合いそうで合わせず、2人の間を団子屋の店員に横切ら
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銃撃(1967年製作の映画)

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大傑作。本作と一緒に撮られた『旋風〜』よりもこちらのほうがはるかに面白い。『旋風〜』も好きだけど。
見る・見られる関係の見せ方など、こちらもかなり技巧的。

セットとといっても掘っ建て小屋とテントぐら
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ソーローなんてくだらない(2011年製作の映画)

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レンタル屋で見かけてしまい、つい借りてしまった。再見。やっぱり最高。人生なんて糞でしかない。でもやってかないと…。途中から涙が止まらない。梅野渚が可愛すぎてやばい。台所に差し込む夕日と屋外の音(バイク>>続きを読む

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

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初堀禎一作品。本当に気持ち悪い映画。映画そのものが歪んでる。最高。病室のシーンや葬式のシーンはどこかで見たはずの景色だが、なにかがおかしいという違和感。きもいきもい映画。本当に最後は気持ち悪くて泣きそ>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

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トリュフォーとレオーが並ぶとやっぱり似てる。「言ってみれば映画とは夜の急行だ」みたいなセリフはちょっと寒いと思ってしまった……。すいません。正直つまらなかった。撮影現場のシーンは面白いが、それだけ。ゴ>>続きを読む

ズームイン 暴行団地(1980年製作の映画)

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ま◯こ発火映画。作った人の人間性を疑う。ま◯こに火をつける非人称的な手のクローズアップ。最高に面白い。

木靴の樹(1978年製作の映画)

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オールナイトでみて1ミリも覚えてない。序盤はとんでもなくつまらなかった。

婚約者たち(1963年製作の映画)

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恋人の面影を探して、夜中ホテルを出てぶらつくのがいい。最初のダンスの無言の視線の交わし合いがたまらない。赤の他人とのダンス。黙っててもわかる2人の関係、そして2人がこれからどうなるか。
ラストの手紙の
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定職/就職(1961年製作の映画)

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人生生きてるだけ地獄。所詮恋愛も糞人生の万能薬じゃない。就職なんかどうでもよく、意中の女性と視線を交わそうとする主人公。会社が始まると疎遠になり、大晦日に見ず知らずの不細工なおばさんとダンスしなきゃい>>続きを読む

鉄腕ジム(1942年製作の映画)

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死ぬほど面白い!!これはやばかった!!

A 「このやろう!やるか?」
B 「あ?やるか?」
ヤジウマ 「みんな〜集まれ〜ケンカ始まるぞ〜!」

これを延々と繰り返すのが本当にたまらない。
常に人
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肉体の冠(1951年製作の映画)

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最高!!至るとこに仕組まれた視線劇がたまらない。銃殺シーンも銃を撮らずに、相手を見つめる顔だけ映す。ラストの2人がくるくる回りながら画面の奥に消えていく画に思わず号泣。
舟でどこからともなくやってきた
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幸福の設計(1946年製作の映画)

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最近見たはずなのに内容を全く思い出せない…。
めちゃくちゃ面白かったのだけは覚えてる。

メッセージ(2016年製作の映画)

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お金を返して欲しい。映画向きじゃない題材を映画向きじゃない監督が撮ったような映画。取って付けたようなオープニングのシーンは最低。この監督は映画を手段にして何かを表現しようとするということに一ミリも疑問>>続きを読む

セックス・ハンター 濡れた標的(1972年製作の映画)

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ストリップシーンの照明、撮影が最高。鳥居がモチーフとして主張してくる感じがなんとも…。オープニングの外人のレイプシーンはアフレコの外人の声がずれまくってるせいか気持ち悪くて、本気で気分悪くなった。

レイプ25時 暴姦(1976年製作の映画)

5.0

他人とセックスで関係を作っていくシリーズ。ギロディなど目ではない面白さ。爆裂セックス!!文字通りのカーセックス!!ラストは舞う羽よりも鏡にひびを入れ、それを反射させたことに感動。
視界に入った女をかた
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パティーとの二十一夜(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この村なんかおかしい……というのを丁寧に丁寧に積み上げていくのが非常に好感が持てる。ドニラバン、下ネタ女、死体愛好家など。ほんとはこの村で生きてる人間はイザベルカレしかいないんじゃないのか?と思わせる>>続きを読む

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

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人生なんてくそだ!やってられねー!!糞糞糞!!!!死ね!!と思ってると、楽屋でベンギャザラに励まされてあと1日だけ頑張ってみようと思う。それの繰り返し。

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

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途中から増村の『音楽』のことを考えてた。あれも精神科医みたいな男が問題のある女の人を診察するみたいな話だったし。金持ちのキャサリンヘップバーンが真顔で、屑を毎日毎日積み重ねていくのが人生とか言ってて不>>続きを読む

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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同じ日にこれを楽しみにして、見返した『教授と〜』がやばかっただけに、よりつまらなく感じた。『あなた自身のあなたのこと』もそうだったが、なんか光の感じがCMで見るようなオシャレ風になってる。『教授と〜』>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

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ちゃんと切り返すし、顔の寄りが多い。侯孝賢だけが、夢の世界に生きてる、野球少年のままに生きてるなんて泣ける。ひたすら野球の試合を録画したビデオをテレビで再生して見てる侯孝賢の背中が悲しい。アメリカは夢>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

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壮絶な過去どうのこうのよりも、オープニング、船で子供パトリックとその親父、ケイシーアフレックで釣りしてるシーンがエモすぎる。このシーン何回か反復するのだが、たまらない。その壮絶な過去とやらと現在をカッ>>続きを読む

OLの愛汁 ラブジュース(1999年製作の映画)

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これまでも、これからもずっと彼女の人生が続いてくことを思わせるとても良い映画。やたらと絡みのシーン長いなー(男の肛門を舐めるシーンまである)と思ってたらだんだんと夜が開けて、窓から陽の光が差し込んでる>>続きを読む

暴行切り裂きジャック(1976年製作の映画)

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中盤まですげー面白かった。視線のやりとりが頻繁になされてる。序盤のホテルのレストラン?での主演の女と男のあの視線のやりとりで、2人の間に何かあったことを予感させる。急に不条理にアイスを店員にぶつける子>>続きを読む

女教師 汚れた放課後(1981年製作の映画)

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中盤からあの父親が喋るたびに泣きそうになる。東京タワーで喋ったり、ブランコでしゃべったり、ただ人と話したい女生徒と、その女生徒の父親にレイプされたと濡れ衣を着せてしまった女教師。ラストの海辺のシーン。>>続きを読む

3人のアンヌ(2012年製作の映画)

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ホン・サンスの会話の心地よさは健在。序盤画が白飛びしてたのはちょっと残念。こういうのはちょっとしたお遊びなんだろうけど、まあそれ自体はあんまり面白くない。